宝塚歌劇団花組の「はいからさんが通る」がいよいよ明日から東京宝塚大劇場で始まります!!!!!
待ちに待った、はいからさんが通りました!!そんな新生花組の魅力を、「はいからさんが通る」を通じて、語ります。
とにかく可愛い、新花組トップコンビ・柚香光&華優希
可愛い…。可愛すぎる…。なんて可愛いの~!!!
宝塚歌劇団のトップコンビには、それぞれにみんな違ってみんな良い、「魅力」があるけれど、この十数年を振り返っても、私はこれほどまでに可愛らしいコンビを未だかつて見たことがないかもしれません。
「可愛い…」とつぶやく我が心の声を、何度聞いたことでしょうか(笑)
そして、ありきたりではありますが、やはり2次元の世界観を、この3次元界隈において完璧に再現してくれているのです。
さらにこちらもありきたりですが、まさに2人が漫画の中からそっくりそのまま抜け出してきたかのよう!
ここが3次元の世界なのか、はたまたひょっとすると私自身が2次元の世界に迷い込んでしまったのか…。
そんな錯覚さえ覚えてしまいます。
筆者にとって、約半年ぶりの宝塚大劇場公演だったということも相まって、夢を見ているかのような心地。
胸が熱くなって、キュンキュンして、このトップコンビが大好きになったのでした。
お芝居
2人の魅力、その2。お芝居です。
このトップコンビは揃って、いわゆる『憑依型』の役者さんのように思います。
一昨年の初めに話題を博し、当時ずば抜けて待望の期待作だった『ポーの一族』でも、2人が演じるアランとメリーベルは明日海さん演じるエドガーに勝るとも劣らない憑依ぶりで魅了してくれていたのがいまだに記憶の中で見事に輝いています。
お人形のように可愛らしくて美しい、どこか儚げなイメージのコンビだと感じるのは、この世の者とは思えないほど秀麗な容姿に加えてアランとメリーベルの記憶が鮮明に残っているからかもしれませんが、こんなにパワフルかつ豪快に舞台の上を駆け巡のか!と、この度は舌を巻かれました(笑)
未知なる魅力がまだまだたくさんあることを感じずにはいられない、新花組トップコンビ。
これからどんな役に憑依して、素敵なお芝居を見せてくださるか、とても楽しみですね!
新生花組を盛り上げる“要”たち
しかし、新生花組の魅力は「れいはなコンビ」だけではありません。
いつも安定した紳士の風格を醸し出しておられる瀬戸かずやさんは、新生花組の2番手スターに。
今回はなんと、女性アレルギーな青江冬星役に挑戦!
まだ東京公演が残っていますので、念のため多くは語りませんが、さすがです、、!
冗談社の社長兼編集長とだけあって、冗談はそのクルクルロングヘアだけにしてくれよというほどのイケメンぶり!
これは好きになりますわ…。
柚香さんとは同期生で、これからのご活躍がますます期待大の水美舞斗さんは、初演時同様の鬼島軍曹に扮して登場。
彼は紅緒さんに会う前から、伊集院少尉が持つ彼女の写真を見ていたわけですが、実際に紅緒さんを目にした時のひとことが傑作ですね(笑)
荒くれ者かと思いきや、なかなかいい人です。
瀬戸さんがれいはなコンビを側で温かく見守っている存在とするならば、水美さんはれいはなコンビを下からガッツリ支えている存在という感じ。
それぞれの形で新生花組を盛り上げる要となっておられます♡
要、といえば、雪組からやって来た御曹司・永久輝せあさんは、高屋敷要役でご登場。
すっかり花組に馴染んで自由に息づいているこのお方もまた、新生花組を盛り上げている頼もしい1人です!
元雪の御曹司は、やはり袴が似合いますね~。
なんとも美しく、見惚れてしまうのは、華さんの同期生たち。藤枝蘭丸役の聖乃あすかさんに、北小路環役の音くり寿さん。
蘭丸はいわば、弱虫な男の子の象徴みたいなもので、「紅緒さぁ~ん」とベソをかく声と表情が鮮明に記憶に残っています。
逆に環は、強く自立した女性の象徴みたいな人。
カッコイイ!こちらも今後のご活躍が期待される、魅力・キャリア共に十分のホープたちです。
そして、花乃屋吉次役・朝月希和さん!
堂々たる芸者姿が美しく、心も大人でいい女。
第2期花組時代は2作で幕を下ろすこととなりますが、彩風咲奈さんとの次期雪組トップコンビがとても楽しみでなりません!
目に見えぬ謎の力に苛まれ、5ヶ月遅れての開幕となった、花組公演『はいからさんが通る』。
私も5ヶ月間、期待に胸を風船のように大きく膨らませておりました。
色々なことがありましたが、これからの花組に幸あれと願うばかりです!
著者:有田だりあ