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おひげ姿のタカラジェンヌたち

宝塚歌劇を楽しもう

「女性がヒゲをつける」なんて普通なら違和感があって当然ですが、宝塚歌劇団ではそれが当然かのように、披露されていますよね。

誰が一番似合っているかどうか…なんていうのは、人それぞれ好みがあるので置いといて…、

今回は、そんなおヒゲをつけたタカラジェンヌに注目します。

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ヒゲ姿のジェンヌがみられるおススメ作品

どんな作品でどんなヒゲジェンヌが見られるのか、筆者おススメ作品からご紹介します。

『ピガール狂騒曲』

まずは、現在公演中の月組作品から。

本作品では、主に「千海 華蘭鳳月 杏輝月 ゆうま春海 ゆう」といった4人のジェンヌがステキなヒゲ姿を披露してくれています。

ヒゲと一言でいってもそのデザインは様々。

それぞれのヒゲデザインはこんな感じに整えられていますよ↓。

・千海さんは、口ヒゲ&顎ヒゲ

・鳳月さんは、毛量がたっぷりの口ヒゲ&少な目の顎ヒゲ

・輝月さんは、薄め&細目の口ヒゲ

・春海さんは、輝月さんよりちょっと多め&太めの口ヒゲ

出島小宇宙大戦争

月組の別箱公演・凰月杏さん主演の舞台です。

本作品では、月組組長の光月るうさん演じるタダタカのヒゲをぜひご堪能ください。

おじいちゃんなので、タダタカのヒゲは髪の毛とともに白髪交じり。

ちょっとやさぐれた風合いで、少しダラしない感じがあるのですが、それがとてもステキでした。

『エリザベート』

本作品でのヒゲ男といえば「ルキーニ」という物語のキーマンでありストーリーテラーの男で、最近では月組の月城かなとさんが演じられました。

「小汚く胡散臭い雰囲気の男性」といった役なので、おそらくルキーニのヒゲは「無精ヒゲ」的な部類にはいるのかもしれません。

さて、そんな本作品のルキーニですが、これまで様々なジェンヌがルキーニとしてその無精ヒゲ姿を披露してきました。

でも、同じルキーニでも全員が全員同じ形の無精ヒゲをしているわけではありません。

歴代ルキーニ(ヒゲ)の微妙な違いにぜひご注目を!

壮麗帝

宙組・桜木みなとさんが主演を務めた別箱公演「壮麗帝」。

本作品はオスマン帝国が舞台となっているということもあり、桜木みなとさんはじめ和希そらさんなどのヒゲ姿も見られるというヒゲ好きにはたまらない作品となっています。

最初は、桜木さんも和希さんにヒゲなんて似合わないのでは?と思っていましたが、自然と付けられていたのはさすがの一言。

威厳のある感じがたまらなく色気のあるヒゲといった雰囲気です。

『ファントム』

本作品では、主にキャリエールとアランショレがヒゲ男。

過去作品ではヒゲをつけていないこともあったようですが、最近(2018年雪組)のファントムではヒゲをつけて登場しています。

キャリエール演じる彩風咲奈さんは立派な口ヒゲを。

アランショレに至ってはダブルキャストでしたが、彩凪翔さんは口ヒゲ&顎ヒゲ(顎というより口元のちょっと下)で。

朝美絢さんは、顎ヒゲのみというデザインという形で挑んでいます。

『風と共に去りぬ』

ヒゲといえば、レッド・バトラーが代表的な存在でしょうかね。

こちらは一見「上流階級の男性が生やす口ヒゲ」といったところですが、レッド・バトラー自体がどこか胡散臭い人物なので上流階級のそれとはちょっと違うのかもしれません。

本作品もこれまで様々なジェンヌが演じてこられましたが、ルキーニのヒゲのような違いは一見するとなさそう。

でも、やはり人が(ジェンヌが)変わればそのヒゲの表情(雰囲気)も変わってくるようです。

『リンカーン』

宝塚歌劇といえば忘れてはならないのが轟悠さんの存在ですよね。

リンカーンのみならず、様々な作品(風と共に去りぬ・レッドバトラーも)でもその立派なヒゲをご披露してくれました。

タカラジェンヌの中でも、独に轟悠さんは完成度が高いのがポイント。

「本当にヒゲが生えてんじゃないの?」と思ってしまうほどの出来栄えです。

リンカーンの他にも、チェゲバラやドクトルジバゴなどといったいわゆる「時代背景が濃く真面目な作品」でのヒゲ姿は圧倒されます。

■娘役のヒゲ姿

基本、ヒゲを付けて舞台に立つのは男役であるわけなのですが、ときには娘役がヒゲを付けて舞台に立つこともあります。

それが見られるのは、主に別箱公演。

ご存知の方も多いかと思われますが、別箱では少人数で公演します。

言ってみれば大劇場公演と比べると明らかに人数が足りないので、皆さん様々な役を演じなくてはなりません。

そのため、娘役もヒゲをつけて登場する…なんてことがよくあるんです。

別箱公演、舞台後方などにいる人物をよ~くよく見てみると、よくこんなジェンヌたちが↓。

・何となくヒゲが様になっていない人物

・どう見ても「顔よりもヒゲの方が大きいんじゃ?」なんて思われるアンバランスな人物

こんな感じのジェンヌがいたら、それ、だいたい娘役さんと思っていいと思います。

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ヒゲと一言でいってもデザインもいろいろ。

ジェンヌによっては、「Myヒゲ」をも持っているといいますから面白いものです。

やはり、自分の顔にあったもの・こだわりのものっていうのがあるのかもしれませんね。

ヒゲ姿のタカラジェンヌが登場する作品は、この他にも数えきれないほどたくさんあります。

時代や階級・年齢などによってもヒゲは様変わりしますので、そんなところも合わせて楽しんでみてくださいね。