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月組ピガール・パンフレット完売事件

宝塚歌劇についての雑記

2020年9月より公演スタートした月組公演「『ピガール狂騒曲』~シェイクスピア原作「十二夜」~より」。

昨日宝塚大劇場での千秋楽を終えました。

まずは、無事に千秋楽を迎えられたことに、
おめでとうございます!!!

これまでにない異色なストーリーである上に、男役であるトップスターの珠城りょうさんが男装の麗人という役で、ガブリエル役のトップ娘役の美園さくらさんがそんな珠城さん演じるジャック(ジャンヌ)のことが好きで…その他にも男役や娘役や男性や女性が混在しすぎて頭が混乱しそうになりますが、結局のところ「どっちだっていいじゃない!」というガブリエルの台詞に共感しかないくらい皆さん美しいですし、そこに性別なんて関係ないということを改めて考えさせられる良作品であることは既に皆さん多くの方々のレポや実際に観劇されて抱かれた想いかと思います。

さて、今回はそんな今作のパンフレットが全国のキャトルレーヴから消えたことについて考察していきたいと思います。

これまでもキャトルレーヴでは人気商品が全店舗から消えるという事件は度々ありました。

最近のことで言いますと、記憶に新しい宝塚歌劇オリジナルマスクの第一弾です。

すでに10月29日より第二弾のデザインが発売開始されていますが、個人的な印象としては第一弾の方が全面に組カラーを押し出していはいますが可愛らしいデザインかつ組カラーを選択すればリップをつけてもマスク部分に付着したとてそこまで目立たずに済んだということを加味すると軍配は第一弾にあるかな、と思います。

もちろん、第二弾のさりげないリボンやベースが白であることから普段使いもしやすく「Takarazuka Revue」とワンポイントとして刺繍がされいるのもそこまで目立たず且つシンプル故にこれを職場や学校で着用していれば同志を見つけることも出来るかもしれないという嬉しい要素もありますよね。

さて、そんなマスクと同日に各キャトルレーヴ店舗にて再販が決定した今作の月組パンフレット。

店舗によっては入店時に整理券が必要であったり、1人1冊のご購入という制限や劇場内のキャトルレーヴでは販売されておらず劇場カウンターでのみ販売される等、これまでにない販売方法がとられている中での早々の完売という無情な札を目にした方も多くおられるのではないかと思います。

コロナウイルスの影響により外出や観劇を控えている人もいる中、ここまでの好評を博してパンフレット完売からの再販という流れをつくりあげた所以について少々考察してきたいと思います。

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松本悠里さんご退団

まず第一に挙げられるのは、今作で長年宝塚歌劇団に在籍されている専科兼特別顧問である松本悠里先生がご退団されるということが大きな要因にあると考えられます。

長年在籍されていたということは、それだけ熱烈な想いを抱くファンノ方々がおられるのは勿論のこと専科としてだけではなく特別顧問としてもおられた松本先生の指導を受けたことのある松本先生にとっての多くの下級生の皆さんがおられ

るということはおわかりかと思います。

そんな皆様が観劇のみならず63年間宝塚歌劇団に人生を捧げてきた松本先生の最後のお姿が掲載されているパンフレットを手に取るのは当然の流れではないでしょうか。

かく言う私も毎公演記念にパンフレットは必ず購入する派なのですが、今回は中々手にすることが出来ず…。

いつもであれば仕方ないかな、と諦めるところなのですが、今回に限っては何度もキャトルレーヴや劇場へ足を運んでゲットした際にはいつも以上の感慨深さと喜びがあったものです。

お茶会等のイベント中止

そしてもう1つは、今作より宝塚大劇場での客席は銀橋からの飛沫の飛散状況を実験した上で1列目以降の座席は全て解放されました。

しかしこれまでと違うのは未だお茶会やお茶飲みその他会イベント等は再開されていないという点です。

基本的には宝塚歌劇団の客席、特に宝塚大劇場の客席のほとんどはリピーターで締められていることはよく知られているかと思います。

その理由の多くは前述したイベントが大きく関係してきます。

関西圏以外からの遠征となると何かしらのイベントと時期を被せて来られる方が多く、どうせ行くなら回数を重ねたいと考えられる方が多いことは容易に予想されます。

けれども今それらのイベント事がない上に世間的には経済的な情勢が芳しくなく回数を重ねることが難しいのが実情です。

その結果、いつも中々チケットを手にすることが出来ない方々がGO TO等によって宝塚を訪れ、客席はいつも通りではあるけれども結果多くの方々が観劇しているのではないかという予想が立てられます。

そう考えるといつも通りの量のパンフレットを準備しているにも関わらず、完売してしまったのではないかという解答にたどり着くことが出来ます。

他にもコロナウイルスの影響により劇場に直接は行けないけれども配信にて鑑賞予定の方々が事前に購入したりとどんな理由にせよ、多くの方々に今作のパンフレットが行き渡り日々の生活の潤いが満たされればと願うばかりです。

ライブ中継・配信はもちろんのこと、東京公演で更にブラッシュアップされたピガール狂騒曲が今から楽しみですね♪

東京公演は11月20日から始まります!