宝塚歌劇団の公演を観劇し始めると、必ず好きなタカラジェンヌが見つかるはず。
せっかくならより近くで応援したいですよね。
好きになったタカラジェンヌさんが人気のあるスターであればいいですが、まだ役も付いていないような下級生だった場合、具体的にどうやって応援すればいいか分からない方も少なくないでしょう。
ファンクラブがあるスターさんに比べて、下級生さん達は入り待ち出待ちなどもルールが異なるので、応援する生徒さんに失礼にならないよう、そのルールをある程度知っておくことも大切です。
そこで今回は、下級生ファンのために下級生の入り待ち出待ちをする際のポイントをご紹介します。
今はコロナウイルスの影響で入り待ち出待ちは出来なくなっていますが、今まで通りの日常が戻ってきたときのために、ぜひ見てみてくださいね。
気になる生徒が見つかったらどうする?
舞台やスカイステージなどを見ていたら、ある日突然「あの方は誰!?素敵!」と素敵な出会いを果たすかも。
その方が下級生だった場合は、入り待ち出待ちができるようになるまで以下のような手順でやり取りをしていくことがほとんどです。
①まずはお手紙を書こう
一番手軽に想いを伝えられるのがお手紙。どうして好きになったのか、どこが素敵だと思ったのか、あなたの思いの丈をお手紙にしてみましょう。
下級生だとファンも少ないため、あなたのお手紙が励みになるはず。
②お礼状が送られてくる
お手紙を書くと、その生徒さんからお礼状が送られてきます。
まめな生徒さんだと直筆のお手紙をくれることも。ただ生徒さんも日々の公演やお稽古で忙しいので、お礼状が来なくても落ち込まないでくださいね。
何度かお手紙を出していると、きっとお礼状もいただけるはず。
下級生のうちはお礼状のサインが直筆だったり、宛名やメッセージも直筆なことがほとんど。
自分のために書いてくれたと思うと、とっても嬉しくなりますよ。
③入り待ち出待ちをしたい旨を伝えよう
何度かお手紙を出して、生徒さんにも名前を覚えていただいたら、お手紙で「次の公演中に入り待ち出待ちをしたいのですが…。」と聞いてみましょう。
生徒さんによってはこちらから聞く前に案内をくれることもありますが、こちらから聞くのが一般的。
もし既にその生徒さんにお付きがいる場合は、その方から連絡があるはずです。
まだお付きがいない場合は、生徒さん本人やご両親とやり取りすることもありますよ。
④前日に入り待ち出待ちをしたい旨を連絡しよう
入り待ち出待ちをしたい日の前日に、お付きや生徒さんへその旨を伝えましょう。
時間や場所の確認のためだけでなく、「その日に入り待ち出待ちをしますよ」という意思表示になります。
いつも同じ場所だからといって、連絡なしに待つのは迷惑になるので控えましょう。
下級生だと公演中も新人公演のお稽古があるため、連絡は夜遅くなることも。
日付が変わってから連絡が来ることもよくあるので、連絡がないからと言って落ち込まず待ってみましょう。
⑤入り待ち出待ち当日は譲り合って待とう
初めての入り待ち出待ち。
時間や場所は連絡が来るので、それに従いましょう。
ただ場所はざっくりとしか教えてもらえないため、その場所に着いたら確認が必要です。
同じく下級生を待っている他のファンがいるはずなので、その方に「何期のどなたの入り待ち(出待ち)ですか?」と確認しましょう。
自分が応援している生徒さんより上級生を待たれている場合は、その方より劇場から離れた位置に並びます。
宝塚は上級生を敬う文化が強いので、生徒さんに失礼にならないよう、劇場に近い側から上級生順に並ぶようになっているのです。
他のファンも皆さん優しい方ばかりなので、安心して聞いてみてくださいね。
⑥時間まではファン同士で雑談しよう
日によっては同じ生徒さんを応援している他のファンがいることも。
劇場前でガードする上級生のファンクラブと違い、下級生の入り待ち出待ちは比較的アットホーム。
時間までは他のファンとその生徒さんの好きなところを話して盛り上がれるかもしれません。
⑦感想などを伝えてお手紙を渡そう
生徒さんが見えたら、会釈をするなどして自分の場所を伝えましょう。
初めて会う場合は生徒さんもあなたの顔を知らないので、こちらからアピールした方が良いでしょう。
下級生の入り待ち出待ちは生徒さんと直接話が出来るのが魅力。
初めはそのオーラに圧倒されて、何も話せないかもしれません。
お話好きな生徒さんなら向こうから話を振ってくれることもありますが、お互いに人見知りだと沈黙が続いてしまうかも。
そんな時は公演での見所などを聞くと盛り上がりやすいですよ。
お手紙も忘れずに持って行ってくださいね。
⑧見えなくなるまでお見送りを
ある程度お話したら、生徒さんをお見送りしましょう。
お見送りと言ってもその場で大丈夫。
大体の生徒さんは曲がり角でもう一度振り返って手を振ってくれるので、ぜひ振り返してあげてくださいね。
より近くで生徒さんを応援しよう!
下級生の入り待ち出待ちとなると、ファンクラブもないので情報が少なく、勇気が出ない人もいるはず。
そんな方にこの記事が少しでも参考になっていれば幸いです。
たくさんいるタカラジェンヌの中から、ずっと応援したいと思える生徒さんを見つけてみてくださいね。
早く、コロナが収束して、また以前のように楽しい宝塚ライフが戻りますように・・・。