ただいまKAAT神奈川芸術劇場にて公演中の「蘭陵王」。
「美しかったが、悪いか!」
主演が凪七瑠海。演技、歌の安定のかっこよさ。
音くり寿さんは、非常に表現豊かで、歌も響く天使の歌声を持っています。
強い意志を持つ強い表現力と不意に見せる可愛らしさに、思わず引き込まれました。
なんだか、不思議な魅力なるジェンヌさんだな〜と思います。これからが楽しみです。
瀬戸かずやさんは、今回は非常に面白い役ということでとても楽しみにしていました。
男性が男性を愛する役ですよね。
いや、元は瀬戸かずやさんや女性なのだから、女性が男性に扮して、その男性が・・・?あれ?
と、もう瀬戸かずやさんを男性としか見れていない不思議な感覚に陥りいい意味で混乱してしまいました。
さて私が注目するのは下級生ちゃんたち。
今年音楽学校を卒業したばかりの104期生さん。
104期・珀斗星来
珀斗星来は、音楽学校入学前から受験関連のドキュメントのテレビで取材されておりましたので、どうしてもその「成長」を見守るというか、
なんだか同い年くらいの子を持つ親のような気持ちになってしまうわけです。
最後の受験合格の日は、私もテレビの前で涙、涙で、感動と勇気をもらったのですから、ちゃんとこれから応援していかないと!という思いで今回公演を見に来たのです。
「蘭陵王」は総勢18名の団員で構成されていますので、下級生さんたちもセリフがあったりするわけで、しっかりセリフを与えられて頑張っていました。
ついこの間、合格したばかりの女の子が2年の学校生活を終わり、もうすでに目の前で舞台になっている・・・・とても感慨ぶかい。
夢を持ち、挑戦して、今、目の前で夢だった舞台の上で一生懸命立っている。
男役10年。まだまだ先は長いでしょう。しかし、これからも応援していきたいと思います。
104期・美里玲菜
美里玲菜も、星組トップ娘役さんの綺咲愛里さんの妹ということで、同い年の妹がいる様な気分になってしまうわけで・・・一体私は、何者(笑)?
美里玲菜は、もうお姉さんの綺咲愛里さんとうりふたつで、そこにあのトップ娘役さんがいる様な。
お姉さんと同様、とても可愛らしかったです。
KAAT神奈川芸術劇場
さて、今回初めて足を運びましたKAAT神奈川芸術劇場。
山下公園のすぐそばにある劇場です。
山下公園前は、イチョウの葉が落ちていて黄色に染まっていました。
劇場の中は、吹き抜けの天井が高く、5階にある劇場に上がるまでエレベーターで上がります。
どんどんエレベーター上がっていくたびに、ワクワク感が高まりました。
劇場の中は雰囲気がちょっと新しい新橋演舞場を思わせるような3階まである大きな劇場でした。
2階、3階の壁は格子状になっているので、2、3階の1番前は視界が広がり結構みはらしの良い席かもしれません。