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宝塚歌劇団のもう一度見たいショーを紹介

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団雪組の次のトップコンビ彩風咲奈さんと朝月希和さんのプレお披露目公演の演目が「ヴェネチアの紋章」「ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-」に決定しました。

「ル・ポァゾン 愛の媚薬」は過去にも柚希礼音さん、蘭寿とむさん主演で上演されており、月刊誌「歌劇」でも過去に上演されたショーの人気投票1位になった、岡田敬二先生演出のロマンチック・レビューです。

構成も音楽も衣装も素晴らしく、これぞまさに宝塚!という作品で、今からプレお披露目公演が楽しみです。

今までに上演されて印象に残っているショーはたくさんありますが、今回は過去に上演された作品の中で、再演して欲しいショーをご紹介します。

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『オペラ・トロピカル』

1983年 花組初演 

演出:草野亘

主演:順みつき、若葉ひろみ、平みち

2018年に亡くなった順みつきさんの単独トップお披露目、そしてサヨナラ公演で、全場面大階段を使用したショーということで有名です。

とにかく熱い!ショーです!

娘役さんが皆さん大人っぽく、妖しい場面もありますが、最後に全員白いお衣装で歌う場面は、順みつきさん演じるカルメリオの魂が浄化されるような、とても印象的な場面になっています。

このショーを再演するなら、彩風咲奈さん・朝月希和コンビでお願いしたいです。

大人っぽい朝月さんにはエバ(若葉ひろみさん)、ミルテ(麻里光さん)どちらも合いそうです。

娘役さんが活躍する場面も多いので、娘役さんが豊富な雪組にぴったりだと思います。

『ジーザス・ディアマンテ~夢の王の夢~』

1990年 星組初演

演出:草野亘

主演:日向薫、毬藻えり、紫苑ゆう、麻路さき

また草野先生の作品です(汗)。

このショーは星組らしくゴージャスでとても華やかです。

トップコンビの日向さん、毬藻さん、二番手の紫苑ゆうさん、三番手の麻路さきさんの四人が並んだプロローグは、これぞスター!の並びで圧倒されます。

一番印象的だったのは戴冠式の場面で、衣装の豪華さ、音楽が素晴らしいのですが、当時のショーとしてはスピード感があり、今再演しても引けを取らないと思います。

このショーは真風涼帆さん・潤花さんコンビが似合いそうです。

真風さんは宙組でトップになりましたが、星組のゴージャスさを継承している男役さんです。

また、ダンスが得意な潤さんに「コーイヌール」を踊って欲しいです!

二番手芹香斗亜さん、三番手桜木みなとさんと今の宙組は番手が安定しており、当時の星組に体制が似ていることも、宙組を希望する理由の一つです。

『CONGRATULATIONS 宝塚!!』

2014年 雪組初演

演出:藤井大介

主演:壮一帆、愛加あゆ、早霧せいな

このショーは宝塚99周年目のラストを飾る宝塚大劇場公演でした。

これからは難しくなってしまうかもしれませんが、客席降りが二回もある(壮さん一人で客席降りの場面もあり)、サービス旺盛なショーでした。

男役さんだけの格好良いクールな場面もありましたが、どの場面のパワフルで、観ているととても楽しく、元気をもらえて、観終わった後は「明日も頑張ろう!」と前向きな気持ちになれました。

特に夢乃聖夏さんが中心のカンカンの場面が大好きでした。

夢乃さんは本当に明るくてキラキラしていて、いつも全力で踊っており、昨日よりも一ミリでも高く脚をあげよう!という熱い気持ちが伝わってきました。

この場面でセンターを任せるなら、和希そらさんだと思います。

和希さんも明るくパワフルなタイプですので、確かなダンスの実力で組子を引っ張ってくれるのではないでしょうか。

最後に

再演して欲しいショーをご紹介しました。

今回は3つの作品を選びましたが、他にも再演して欲しいショーはたくさんあり、選ぶのが大変でした。

その中にはこのメンバーで、このショーの構成(演出・衣装・音楽)だからこそ最高の作品だった!というものもあり、再演は難しいかな…と思うものもありました。

再演の意義とは、初演のおさらいではなく、再演だからこそできることもあります。

同じダンス・歌でも演者によって印象がガラリと変わるので、それも見る上での楽しみです。

初演・再演を映像で見比べてみてみると、演出家の先生がトップ男役さんの雰囲気に合わせて新しい場面を追加していて、初演とは違った印象を受けます。

彩風さんの「ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-」も新たな魅力がいっぱいの作品になると思います。

無事に上演されることを祈っています。