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花組トップ柚香光さん・逆境で進化した輝き

宝塚歌劇についての雑記

世界が大きく変化した2020年の春から1年が経とうとしています。

今日は、先が見えない中でも、宝塚歌劇団花組のトップスター・柚香光(ゆずかれい)さんが見せた進化について記録しておきたいと思います。

柚香光さんは、2019年11月にトップスターに就任。

2020年1月「DANCE OLYMPIA」(東京国際フォーラム)を経て、3月には「はいからさんが通る」で大劇場お披露目の予定でした。

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『はいからさんが通る』4ヶ月間の延期の先に公演中止

■宝塚大劇場公演

2020年7月17日、予定より4か月延びて、初日の幕開きとなりました。

私は初日から数日目に観劇したのですが、当時は友会チケットの購入は1人1枚のみで、客席は1席ずつ空いていました。

開演前の客席は誰も話す人はなく、しーーーーんと静まり返っていました。

異様な静けさでした。

次はいつ観られるかわからないという緊張感もありました。

その後、8月2日~9月1日まで公演中止となり、9月3日~5日の3日間だけ復活を遂げました。

9月5日の千秋楽のご挨拶で柚香さんは、

溢れる涙とともに「苦しさ、悲しさ、悔しさ、申し訳なさ。それらの凍りついた心を、お客様が溶かして下さいました。なんとありがたい3日間であったか。本当にありがとうございました」と語られました。

カーテンコールでは、美しいお顔の頬に、黒い涙がこぼれ落ちました。

■東京公演

10月9日、「はいからさんが通る」の東京宝塚劇場初日。

ご挨拶は「東京にやってくることができました。この勇み立つ思いを舞台にかけます。一歩でも前へ、一段でも上へ」。

カーテンコールでは、
こんなにたくさんのお客様に包まれることが幸せでなりません」
「何度脇腹を刺されても帰って来た忍のように、何があっても舞台に励んで参りたいと思います」と話されました。

11月15日、東京千秋楽。

デュエットダンスで、柚香さんが華優希さんにおでこコツンした回ですね。

ご挨拶は、
無事に、この日を迎えることができました。たどりつくことができました。お客様が待っていて下さっていたからです」
「1月30日にお稽古が始まってから、この間にあったできごとを、必ず、次につなげて参ります
と語られ、封印していた花組ポーズを解禁されました。

『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』

年が明け、通称ナイワの公演が1月9日~19日(東京国際フォーラム)、2月2日~9日(梅田芸術劇場)という日程でスタートしました。

■東京公演

ご挨拶では、客席のお客さまへのお礼、来られなくなったお客さまへのお詫びと、日本海側の悪天候で来られなくなった方のご無事を願われていました。

何度目かのカーテンコールでは「千秋楽の日まで、1人も欠けることなく、1公演も落とすことなく、みなさまにお会いできるように私たちも務めてまいりますので、どうか、どうか、千秋楽の日まで、よろしくお願いいたします」とのご発言。

びっくりしました。この日は1月9日。

東京を含む10都府県に2回目となる緊急事態宣言が出たのは1月7日。1月8日から措置が実施された翌日です。

実際に感染者数が増えて緊張が走っていたのですが。

柚香さんの宣言どおり、ナイワチームは東京公演を無事完走。

出演者、関係者のみなさまのご努力、ご尽力は、並大抵のものではなかったことでしょう。

■梅田劇術劇場

東京の初日映像が楽しそうだったので観劇しました。

舞台では、華麗なステップを踏むキラッキラのダメ男、いえ、憎めないプレイボーイが輝いていました。

終始楽しい内容で、花組のみなさんが一丸となって、3階席まで楽々と包み込んでくるパワーがすごかったです。

2月9日千秋楽の柚香さんは「心躍る一期一会を本当にありがとうございます」と挨拶されました。

踏み込んだ表現をすれば、2020年の状況からすれば、柚香光さんは想像を絶する過酷な経験をされたトップさんではないかと思います。

涙ながらにお客様への感謝を語る姿から、自らが笑顔で最高に輝くことで、客席を安心感で満たすエンターテイナーへ。

その姿は頼もしく、トップスターとして、また舞台人としてのプライドも感じられるもので、ライトファンの私も心を動かされました。

今後も何が起こるかわかりませんが、コロナ禍の逆境を乗り越えて輝きを増し、進化を遂げる柚香光さんの今後が、ますます楽しみですね。

さあ!4月2日から始まる「アウグストゥス」宝塚大劇場公演で、どんな姿で登場されるのか、今からワクワクしています!