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男役さんが身につけるこだわりの小物たち

初心者のための宝塚

宝塚歌劇団の舞台の上でタカラジェンヌさんたちが、「こだわりのある煌びやかな小物」と言えば、娘役さんたちの色鮮やかなアクセサリーやヘッドドレスが思い浮かびます。

でも実は男役さんにも「こだわりのある小物」が沢山あるということはご存知でしょうか?

今回はより舞台を楽しむことができる男役さん達のこだわりの一品についてご紹介していこうとおもいます。

是非オペラグラスでご贔屓さん達のアクセサリーをじっくりと堪能されてみてください!

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カフス

まずおすすめなのはカフスです。

正式名称は「カフリンクス」といい、ワイシャツやブラウスの袖口を留めるための装身具です。

日本語では「カフスボタン」や「カフス」と言われますが、カフスボタンは和製語でカフスは袖口を意味する英単語になります。

元々は上流階級の方々が使用しているものではありましたが、産業革命以降は大量生産が可能となり一般にも普及したそうです。

しかし現代ではボタンの方が流行し一般ではあまりカフスボタンが使用されることはありません。

余程おしゃれに気遣う男性か、もしくは男役さんが使用しているところしか見たことがないかと思います。

さて、このカフスボタンですがもちろん衣装の一部になりますのでお衣装部さんが準備したものがベースにはなるのですが、中にはご自身で準備されているものも。

特に男役さん達の見せ場である群舞では、より皆さんのこだわりがでてくるシーンとなるので人によって違うものを身につけていることが多くその違いを探すのも楽しみの1つだったりします。

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イヤーカフ

お次はイヤーカフです。

こちらはショーでのみしか使用されませんが、娘役さんはピアスやイヤリングを使われ顔回りを華やかにされておられますが、それに対して男役さんたちはイヤーカフと呼ばれるものを使用されています。

一般的に見られるイヤーカフは割とシンプルなものが多いので「あれイヤーカフなの?」と驚かれるかもしれませんが、実はそうなんです。

一般的に販売されているものの倍以上のサイズと煌びやかさがあるため、中にはご自身で手作りされている方もいるんだとか!

ちなみにですが、先ほどのカフスボタンと、このイヤーカフには決まりがあり上級生さんよりも大きな物は使用してはいけないという暗黙のルール。

そのため長年応援されている方ですと、年々サイズアップしていく小物を見てはそこに成長を感じたり、一歩一歩ステップアップしているのだということを実感されているのではないかと思います。

宝塚歌劇団の本拠地である兵庫県宝塚市の劇場付近では舞台でも使用できるようなきらびやかなカフスボタンやイヤーカフが販売されている店舗もありますのでご贔屓さんへの差し入れが再会となった暁には是非チェックされてみてくださいね!

他にも一般的な百貨店の男性向けフロアにもカフスボタンは置かれている店舗が多くありますので、公演に因んだ可愛らしいカフスボタンを見つけてみるのもありかもしれません。

蝶ネクタイ

最後におすすめしたいのは蝶ネクタイです。

演じられるキャラクターによっては蝶ネクタイを使用されることもありますよね。

もちろんこちらもお衣装部さんによって準備されるものや作品によっては「これ!」という柄や色が決まっていて変更できないということもあり得ますが、中にはタカラジェンヌさん本人が日替わりで替えられるなんていうことも!

そうなると宝塚は基本2ヶ月間以上の公演日数がありますので毎日違うものを身につけるのはかなり難しい問題になってきます。

同期や他のジェンヌさんにお借りすることもあるようですが、中には公演期間中にファンの方からいただいたものを使用されることもあるんだとか!

自分がプレゼントしたものが使用されている日程に観劇が出来たら嬉しくて気を失ってしまうかもしれませんが、こちらも是非差し入れ再開となったらご検討されてみてくださいね。

探せばきりがない宝塚の魅力。

お芝居とレビュー双方に楽しみ方がありますので、是非今後は男役さん達の小物類にも目を向けてみてくださいね。