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宝塚音楽学校首席入団者に注目〜!

宝塚音楽学校

宝塚歌劇団の華やかなスポットライトを浴びるタカラジェンヌさんたち。

しかしその中でもトップスターになれるのはごくわずか。

競争率の激しい宝塚音楽学校受験に合格しても、ダンス、芝居、日本舞踊など、2年間の厳しいレッスンを受け、その間も仲間と切磋琢磨をしていきます。

卒業時の成績はとても重視され、「首席卒業(入団)」となれば、非常に注目を集める存在です。

ここでは、宝塚歌劇団に首席入団した歴代の主な生徒を紹介していきたいと思います。

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礼真琴(れい・まこと)

現星組トップスター。

2007年に音楽学校に入学した95期で2009年に首席で歌劇団に入団しました。

サッカー元日本代表で名古屋グランパスなどで活躍した浅野哲也さんの次女ということもあり、当時から身体能力は目を見張るものがあったそうです。

入団2年目の2010年「ロミオとジュリエット」の初演で「愛」というダンスのみで表現する大役を務め、2013年の同作の再演時、新人公演で初主演を務めました。

2019年に入団11年目でトップスターに就任。

2021年2月には兵庫・宝塚大劇場で〝ロミジュリ〟を8年ぶりに再演し注目を集めています。

歌、ダンス、芝居の3拍子揃ったタカラジェンヌで人気も高いです。

また、この期は有望株が多く、「華の95期」とも言われています。

現花組トップスター・柚香光、次期月組トップスター・月城かなと、元月組トップ娘役・愛希れいか、元星組トップ娘役・妃海風、元宙組トップ娘役・実咲凜音etc…この他にも有望な生徒がたくさんおり、そうそうたるメンバーの中から首席となりました。

舞空瞳(まいそら・ひとみ)

現星組トップ娘役。

上記の礼真琴と〝首席トップコンビ〟で高いパフォーマンスを披露しています。

2014年に音楽学校に入学した102期生で2016年に首席入団しました。

入団当初の芸名は舞空美瞳(まいそら・みみ)でしたが、のちに今の芸名へ変更。

当初は花組配属となり、入団3年目の2018年「MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-」で新人公演初ヒロインを務めると「メランコリック・ジゴロ」でも全国ツアー初ヒロインを務めました。

翌年4月に星組に組替えとなり、同年7月「GOD OF STARS-食聖-」で2度目の新人公演ヒロイン。

そして、同年10月に入団4年目にしてトップ娘役に抜擢されました。

幼い頃から習っていたというダンスには定評があり、「ロミオとジュリエット」のフィナーレではフラメンコ調のデュエットダンスを礼と披露し、踊れるトップコンビを見せつけました。

容姿は可憐で華やか、そして大人っぽい雰囲気を醸し出しています。

暁千星(あかつき・ちせい)

月組男役スター。

2010年に音楽学校に入学した98期で2012年に首席で歌劇団に入団しました。

プロ野球・南海ホークスで投手として活躍し、1983年には最多勝のタイトルを獲得した山内和宏さんの次女。

5歳からバレエを習い始め、一時期は本気でバレリーナを目指していましたが、「中3で今と同じ172㎝になってしまった」という高身長を理由にその道を断念。

入団当初から父親譲りの運動神経を生かしたダンスで存在感を示し、入団3年目の「明日への指針」で新人公演初主演の大役をつかみ取りました。

その後も
2015年「1789-バスティーユの恋人たち-」、
2016年「NOBUNAGA」、
2018年「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」で4度の新人公演主演を務めました。

入団6年目の2017年には宝塚バウホール公演「Arkadia-アルカディア-」で単独初主演を果たすなど将来有望なトップスター候補です。

同期には元雪組トップ娘役の真彩希帆らがいます。

彩風咲奈(あやかぜ・さきな)

今年4月12日付で望海風斗の後を継ぎ、雪組トップスターに就任したばかりのタカラジェンヌです。

2005年に音楽学校入学の93期で2007年に歌劇団に首席で入団。

入団3年目の2010年「ソルフェリーノの夜明け」で新人公演初主演に抜擢されました。

その後、同年に「ロジェ」、2011年「ロミオとジュリエット」、2012年に「JIN-仁-」、2013年「ベルサイユのばら」で新人公演主演を務め、5回主演したのは2000年以降では柚希礼音・音月桂に続いて3人目です。

今後、6月に全国ツアー「ヴェネチアの紋章」でトップお披露目公演、8月に「CITY HUNTER-盗まれたXYZ-」で大劇場トップお披露目公演が予定されています。

長い手足から繰り出されるダイナミックでキレのあるダンスが持ち味のトップスターです。

美園さくら(みその・さくら)

2021年8月15日に退団を発表している月組トップ娘役。

2011年に音楽学校に入学した99期で2013年に首席で歌劇団に入団しました。

2015年「1789 -バスティーユの恋人たち-」で新人公演初ヒロイン。新人公演ヒロインは全部で3回経験しました。

2016年、「FALSTAFF」で宝塚バウホール公演初ヒロイン、2017年にも「Arkadia」で2度目のバウホール公演ヒロインを務め、2018年11月にトップ娘役に就任しました。

大劇場4作目で退団公演となる「桜嵐記(おうらんき)」が2021年5月15日に開幕。 定評のある歌唱力を存分に発揮し、力強い高音を響かせました。

これからの時代を担う首席ジェンヌさんたち

さて、令和の時代に入り、今後100期以降の首席ジェンヌさんたちが続々と抜擢されていくと思われますが、

101期 鷹翔千空さん(宙組)
104期 碧音斗和さん(星組)
106期 華世京さん(雪組)に注目していきたいですね。