まもなく始まる宝塚歌劇団雪組全国ツアー公演「ヴェネチアの紋章」「ル・ポァゾン 愛の媚薬―Again―」。
新トップコンビ 彩風咲奈さん・朝月希和さんのプレお披露目公演であり、新生雪組の幕開けが今から待ち遠しいですね!
大切に育てられた雪組御曹司
その組で新人公演主演や番手スター街道を歩み、下級生の頃から大切に育てられたタカラジェンヌさんのことを宝塚ファンの間では「御曹司」と呼びます。
彩風咲奈さん(愛称・咲ちゃん)もその一人で、新人公演では5度の主演を務めました。
咲ちゃんの魅力は、手足の長さと抜群のスタイル!
FNS歌謡祭に出演し、「U.S.A」を披露した際は宝塚歌劇団を知らない方々が「あの脚の長い人は誰?!」などとSNSに書き込み、ちょっとした話題になりましたよね。
そのスタイルを活かし、時には優雅に、時にはダイナミックに踊るダンスが咲ちゃんの強みです。
御曹司として大切に育てられた咲ちゃん。
下級生の頃から、先日退団された彩凪翔さんと「彩彩コンビ」として切磋琢磨してきました。
共に戦い、共に成長したからこそ今の咲ちゃんがあるのではないでしょうか?
ファンには知り得ない彼女たちの絆があると思いますが、長年2人の活躍を観てきた一ファンとしては彩凪さんの想いも含めて、さらに力を付けて立派に0番に立ってほしいです!(0番:トップスターが立つ舞台での立ち位置の番号)
バランス良し!ベテラン娘役
朝月希和さん(愛称・ひらめちゃん)は、元花組トップ娘役・仙名彩世さん以上の高学年でのトップ娘役就任になりました。
仙名さんは94期・当時研9での就任となり遅咲きと言われていましたが、ひらめちゃんは96期で今年研12です!
ひらめちゃんは花組→雪組→花組→雪組…と忙しい組替えを繰り返していましたが、やはり高学年でのトップ娘役就任はイレギュラーですよね。
(コロナ禍でのスケジュール変更や劇団の何らかの事情があったのだろうと推測します)
ひらめちゃんは歌・ダンス・芝居の3拍子が揃ったバランスの良い娘役さんです!
高学年での就任なので、もしかしたら仙名さんのように短期な任期になる可能性も…。
ですが!花組で培った娘役としての立ち居振る舞いや相手役への気遣いは下級生の娘役さんたちのおおいな学びになるはずですし、ご自身の実力を存分に発揮して咲ちゃんと共に雪組を引っ張っていってほしいですね♪
大胆なダンス
彩風さん・朝月さん(愛称・さききわ)に期待することは、やはりダンスでしょう。
さききわの魅力はダンスで人を惹きつけるところです。
筆者が好きなさききわの場面は「SUPER VOYAGER!」第3章です。
魔女の宅急便より「海の見える街」に合わせてラ・ラ・ランド風に踊るのですが、あの場面に出ている全員がこれでもか!!というくらい思いっきり踊っていて、そして踊ること自体を楽しんでいる様子が伝わってきて観ているこちらも気持ちが上がってきます♪
その先頭に立っていたさききわのアグレッシブな動きに魅了されました。お2人のダンスは雪組の新たな見どころになりそうです!
歌の力
元雪組トップコンビ望海風斗さん・真彩希帆さんは宝塚歌劇団の歴史に残る歌うまコンビでしたよね。
彼女たちの影響で雪組の歌唱力はどんどん向上しました。
正直なところ、咲ちゃんは歌が得意という方ではありませんが、望海さんの下でたくさんの刺激を受け、ぐんぐん上達していったように感じます。
「ファントム」では主人公エリックの父親「ジェラルド・キャリエール」役を演じましたが、劇中で歌われた親子ソング「You Are My Own(お前は私のもの)」は望海さんとの声のバランスが良く、相性が良かったですよね。
咲ちゃんの歌唱力はまだまだ上達しそうですし、ひらめちゃんは歌うまな娘役さんなので上手くフォローできるでしょう。
色気のあるお芝居
お2人とも十分に経験を積んできているので、お芝居にも深みが出ています。
大人の色気が際立っていますよね…!さききわの雰囲気も落ち着いているので、もともとの雪組の雰囲気に合っています。
日本物など艶っぽい作品や、色気ぷんぷんなショーなどに期待ですね。(シティハンターは咲ちゃんにはまり役で本当に楽しみです!)
まもなく動き出す新生雪組!皆さんはどんなことを期待しますか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。