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宝塚歌劇団「2番手」という立ち位置を考察

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇団の各組の2番手さんというと基本的にはお芝居でトップスターさんの頼れる相棒であったり、はたまたライバルであったり、最大で最強の敵であったりと、作品によっては見方を変えると実はトップさん以上に魅力的なポジションだったりしますよね。

しかしここ最近2番手さん達が所謂「2番手切り」と呼ばれる現象に見舞われており、2番手さんからトップスターさんになるという王道と思われていたルートが揺らいですらきています…。

もちろん、ご本人さんの意向もあることにはあるとは思うのですが、ファンの皆さんとしてはせっかく2番手さんになったのであればその先にあるトップスターさんというポジションを夢見てしまうのは仕方のないことでもあります。

個人的に2番手切りに合っているジェンヌさんや2番手からの組替えでトップスターさんになられている方というのには共通点があるのではないかと思ったのでそちらの考察をまとめてみました!

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2番手→退団となっているジェンヌさんの共通点

まずは2番手切りとなっているジェンヌさんの共通点はトップスターさんよりも上級生さんである、ということ。

ここ最近の例を挙げるとすると、花組の瀬戸かずやさんは90期対するトップスターさんである柚香光さんは95期でした。

他にも先日退団を発表された星組の愛月ひかるさんは93期、トップスターさんの礼真琴さんは95期です。

既に退団されている方々ですと元月組の美弥るりかさんは89期、珠城りょうさんは94期でしたよね。

正確には2番手さんではありませんでしたがほぼお芝居では2番手ポジションにおられた元星組の涼紫央さんは82期で柚希礼音さんは85期でした。

ざっとここ20年程を振り返ってみても上級生さんであった2番手さんでトップスターさんにまでなったのは元宙組の大空祐飛さんただお1人だけです。

やはり2番手さんの方が学年が上になってしまうとどうしても上下関係を大切とするジェンヌさんにとっては微妙な感じになってしまいますし、なにより下級生育成のためには2番手さんが上級生というのはなんとなくバランスも悪く感じてしまいますよね。

そうした雰囲気もあり、劇団の意向かもしくはご本人さんの意向にて所謂2番手切りと呼ばれるラストを迎えがちなのでは?という風に考えられます。

2番手からの組替えでトップスターになられる方々の共通点

そして今度は2番手からの組替えでトップスターになられる方々の共通点はずばり、同期トップ・2番手コンビです。

例を挙げますと、元雪組トップスターの望海風斗さんは花組で2番手ポジションになったタイミングでトップスターになられたのは同期の明日海りおさんでした。

『エリザベート』で共演後に望海風斗さんは雪組へと組替えされ、その後は早霧せいなさん率いる雪組で切磋琢磨され後にトップスターさんへと上り詰められました。

近年の方々で他にも元雪組トップスターさんの壮一帆さんは花組で同期の蘭寿とむさんがトップスターさんとなっていた際に2番手さんとしておられました。

そして現在花組の2番手さんと言えば水美舞斗さん。

元々ダンスに歌に演技にと何をとっても完璧にこなしてくれる水舞さんですが、同じく95期である柚香さんがトップスターさんということで期待も増しますよね。

そして星組でも愛月さんが退団を発表されておられ、順当にいけば現在トップスターである礼真琴さんの同期である瀬央ゆりあさんが2番手になられる可能性は充分に考えられます。

先のことはまだまだわかりませんが、今後も全ての組の人事動向が気になるところ!

公式からのお知らせを皆さんも一緒に待ちましょう。