宝塚を詳しく知らない人からすると
宝塚=高額
というイメージがあると思います。
私も宝塚デビューは20代前半だったので、
誘われた時は「お高いんでしょ?」という反応でした。
ただチケット代だけで考えると、以前は宝塚歌劇団の公演は他のミュージカルより安かったんですよね。
現在はこんな感じ。
▽宝塚チケット代(東京)
SS席:12,500円
S席:9,500円
A席:5,500円
B席:3,500円
▽劇団四季チケット代
S席:8,800円
B席:6,600円
C席:3,300円
▽マドモアゼル・モーツァルトチケット代
S席:13,800円
A席:9,500円
B席:4,500円
宝塚歌劇団を退団した後、ミュージカルに出演する元タカラジェンヌが見たい!
と思った場合、大体『マドモアゼル・モーツァルト』のチケット代くらいになります。
チケット代だけを見ると、
値上げが続いていたので、最近は他ミュージカルと同じくらいになってきています。
昔は1,000円くらい安かったイメージです!
何で「宝塚=お金がかかる」と思われるか
普通に月1回程度ミュージカル観劇をするのであれば、趣味範囲で楽しめると思います!
でも何で宝塚ってお金がかかるんでしょうか。
それはタカラジェンヌを応援したい!と思うと、貢献してしまうんです。
貢献してしまう=私設ファンクラブに入る
・貢献の主な例
∟私設ファンクラブからチケット購入をする際のお花代(差し入れ代)
∟公演中に開催されるお茶会(コロナ前)
∟入出待ちの際に必要な会服
∟グッズの購入
【お花代】
これが1番お金がかかると言っても過言ではありません。
何故ならこの金額は任意だから。
若手だとチケット1枚につき500円から
ベテランになってくると1,000円からが多いのかな。
1口500~1,000円の中、いくら入れるかがファンとしての愛の深さを表します。
私の友人は1口最低5,000円を入れてました!素晴らしい!!
私自身はS席のチケット代がまだ8,300円だったころは、お花代込みで1万円で見ることが多かったです。
と、本当に任意で決める金額なので
自分の懐と、どれだけ推しを応援したいかによって決定していきましょう。
・お花代の使い道
宝塚をdeepに知らない方は『お花代?!お花差し入れするの??』と思うかもしれません。
でも残念。生徒さんにお花を差し入れすることはございませんw
ではこのファンの愛(お花代)は何に使われているのか。
色んな説がありますが、基本的に遠征代やお衣装代と言われています。
お衣装代って劇団から出ないの?!っとビックリしますよね。
大きいお衣装は出るんですが、アクセサリーなどの小物は基本的に自前という話をよく聞きます。
むかーしむかし、男役さんがショーのワンシーンで女装する時のアクセサリーをファンクライブ一同でプレゼントしたという話を聞きました。(しかも衝撃的な金額)
カップルや夫婦役をするときは、男役さんが娘役さんに指輪をプレゼントするお話しもよく聞きますよね。
ただタカラジェンヌはそんなにお金があるわけではない…!
(売れっ子やスポンサーがつけば別)
だからファンがそのサポートをするのです。
【入出待ちの際に必要な会服】
今はコロナだからないですよね。淋しい…
劇場前に整列している怪しい集団を目にすることがあると思います。
あれは全て入り出待ち!
公演〇分前に〇〇に集合と会長から連絡が入り、皆で集合してから整列するんです。
参加するには会服というものを着ないといけないというのが暗黙のルール。
公演ごとに会服を変える会、毎公演同じ会・・・これも会によりけりです。
とある組のTOPさんは、会服だけで〇万円!という話を聞いたことがあります。
ダッフルコートだっけな。おしゃれで日頃から着れそうでした。
基本的にはプライベートで着れないものが多いですからね
【グッズの購入】
オリジナルグッズを買えることができます!
むしろ買ってあげたいと思うのもファン心理。
これも様々ですが、結構嬉しい者もあります!
シュシュ、チャーム、幕間にお手紙書くときの下敷き、バッチなどなど。
お金を使うとどうなるのか
お金がかかることをダラダラ書きましたが、使った分ファンはどうなるのかをご紹介します。
1,愛が伝わる
これが1番の醍醐味です。推しに愛が伝わる!これ嬉しいですよね。
2,いいお席が回ってくる
会席にも限りがあるので、いいお席が回ってきやすくなります。
貢献度(お金を払ってるか否か)によってはお断りがおおいです。
貢献度についてはまた詳しくお話しします!
3,ポイントが貯まる
会によって内容が違うと思いますが、私がかつて入っていた会では
ポイントが貯まるとお茶会で2ショット写真が撮れました。
毎回撮っているマダムもいたりして、さすがだなと…w
と、宝塚はハマればハマるほどどんどんお金がかかる・・・ではなく、お金が使いたくなる場所なのでした。
ライトに楽しむにはお金はかからないのでご安心ください笑