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寿つかささんの専科異動の可能性は?

宝塚歌劇についての雑記

10月1日に、轟悠さんが退団されました。
宝塚の品格を体現される稀代の男役さんでしたね。

最後のメッセージも宝塚への愛が溢れていて、目頭が熱くなりました。

このコロナ禍で、宝塚にもいろいろなことがありました。

劇場の閉鎖、舞台に立てる人数の制限、公演時間の制限、観客数の制限という悲しい出来事。

一方でスカイステージでの生放送という実験的な出来事に、配信の充実という、新たな一歩もありました。

けれど一番大きな出来事は松本悠里先生、轟悠さんの退団かもしれません。

お二人が理事を降りられて特別顧問になられたとき、何かあると思ってはいましたが、まさか退団とは思いもよりませんでした。

お二人はずっと宝塚にいてくださるものと、思い込んでいたのです。

このところ専科には、続々と人が集められています。

花組の組長、高翔みず希さんもそのお一人ですね。

高翔さんの移動の発表の際、ふと「同期の宙組組長、寿つかささんも専科に行くのでは?」と思いました。

しかし真風涼帆さんが専科に行くという噂も流れる中、長期トップの真風さんが動くタイミングで、同じく長期に渡って組長を務められている寿さんが動くことはないだろうと、考えていました。

しかしスターカレンダー詳細発表で、真風さんはあくまで予想の上ですが、2022年内は宙組トップを務められる説が濃厚となりました。

そこで改めて寿つかささんが専科に移動になる可能性について考えてみたいと思います。

あくまで個人の考察によるものですので、苦手な方はご遠慮ください。
最後までお付き合いいただければ、幸いです。

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76期生・宙組組長の寿つかささん

皆さんご存じのすっしぃさんこと、寿つかささんについて簡単に振り返ります。

76期生で、現役の同期は花組組長の高翔みず希さんのみになります。

ちなみに芸名の由来はご実家がお寿司屋さんだから、なのだとか。妹さんの達つかささんは店名からお名前とられたそうで、お茶目なお人柄がうかがえます。

花組公演「ベルサイユのばら」で初舞台を踏まれ、雪組に配属、宙組発足時に宙組へと移動になり、以降宙組一筋で歩まれました。

2005年に宙組副組長に、2008年に宙組組長に就任されています。

まさに宙組の歴史そのものと言ってもいい方だと思います。

組長さんというと舞台の奥でどっしり構え、渋い演技でしっかり下支えするイメージがある方も多いと思います。

けれど寿さんはスタイリッシュでかっこいい宙組を体現するような方で、キレキレのダンスは時に若手を凌駕するほどです。

大人の色気たっぷりで、歌にもうっとりさせられ、コミカルな演技もお手の物です。

アダルトな魅力を放つトップ真風さんとの相性も素晴らしく、組子からの信頼も厚いとても素敵な組長さんです。

若手スターさんを追っていたはずが、いつの間にか寿さんに沼落ちしてしまう方がいるのも、納得です。

宙組は組長さん、トップさん、二番手さんと他組に比べて長期になり、盤石の安定感を放っています。

前述したように「寿さんが専科に移動する可能性があるのでは」と感じたのは、花組組長の高翔さんの移動発表がきっかけでした。

それに伴い副組長の美風舞良さんが組長に昇格されます。

美風さんは高翔さんと同じく宙組発足メンバーで、長く宙組を支えた方でした。

宙組に組替えになられたときは、花組副組長の冴月瑠那さんの退団に伴っての移動でしたので、不自然さはありませんでした。

しかし5月11日で組替え、7月5日に副組長就任、そして来年2月7日付で花組組長に就任となれば、高翔みず希さんの専科移動前提の人事としか思えません。

このところ組長・副組長も全体的に若返り、80期代、90期代の方がほとんどです。

高翔さんが専科に行かれれば、70期代なのは76期の寿さんと、79期の星組組長の美稀千種さんになります。

2008年から組長を務められている寿さんも、そろそろ移動の可能性があると考えてしまうのは、仕方のないことでしょう。

高翔さんが2007年に花組副組長、2012年に組長に就任されていることを踏まえると、同期の寿さんが同じように専科への移動があっても、おかしくない気がします。

専科は変革の時

松本先生、轟さんの退団という、誰も予想しえなかった激震を経て、専科は今、変革の時を迎えています。

お二人に先立って、沙央くらまさん、飛鳥裕さん、星条海斗さん、華形ひかるさんが退団されました。

その為でしょうか。

凛城きらさん、紫門ゆりやさん、輝月ゆうまさんという、いわゆる別格スターが専科に集められました。

ここで凪七瑠海さんより下の学年が、しっかり固まった気がします。

この後充実させるとしたら、凪七さんより上の学年かもしれないと考えています。

専科は最近イケメン、イケオジが出来る人をどんどん集めているので、「イケメン・イケオジ代表の寿さんが呼ばれちゃうかも!?」というミーハーな気持ちもあります。

また宝塚は今、全体的に若返りを図っているような気がします。

トップさんの若返りの次は、組長、副組長の若返りが行われるのではないか。そんな予感がしています。

もし寿さんが専科に移動になるとしたら、副組長さんが組長に繰り上がるのが順当でしょう。

副組長の松風輝さんは92期で学年だけならまだお若い気がしますが、宙組一筋でやってこられて、安定感は抜群です。

また気になるのが、松風さんの副組長就任の発表時期です。

同時発表されたのが、凛城きらさんの専科への組替え、そして前宙組副組長の美風さんの花組への組替えでした。

もちろん美風さんの移動と同時発表だったのは、当たり前と言えば当たり前です。

けれど美風さんの移動は、結果的に高翔さん専科移動への布石でしたし、凛城さんはストレートに専科移動です。

松風さんの就任も専科がらみでは……と考えてしまうのは、仕方ないことではないでしょうか。

「組長になるのは、トップスターになるより難しい」という、元星組トップ湖月わたるさんの言葉を思い出します。

技術も人柄も認められた、ごく限られた方だけが任命されるのが、組長です。

寿さんはその組長を長きにわたって務められている、本当に素晴らしい方です。

歌もダンスもカッコいい寿さんには、まだまだ宙組を支えて欲しいと思う一方で、専科として色々な組での活躍を見てみたい気もします。

どちらにしても素敵な寿さんを、これからも応援していきたいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。