宝塚歌劇団の人事にはいつも驚かされることばかり。
先日の花組退団者の発表は、まさに青天のへきれきでした。
なんと、花組で唯一の95期生娘役・真鳳つぐみさんが卒業するとのこと。
そんなまさか・・・・・・。
しょうみさんが花組からいなくなるなんて。
その他にも予想外の退団者ばかりでしたが、とくに彼女の卒業は衝撃でした。
今回は、真鳳つぐみさんの退団によせて思うところを記事にしてみました。
真鳳つぐみさんとは?
花組で数少ない上級生の娘役です。愛称は「しょうみ」・「しょみ」・「つぐみ」。
現トップスター柚香光さんや水美舞斗さんの同期。
意外なことに、ご両親は中国出身とのことでした。
実家が中華料理屋だそうです。
写真を拝見したところ、幼少期からすでに美人でした。
しょうみさんがいた時代は、明日海りおさんが在籍していた頃の花組と重なります。
特に記憶に残っている作品は『ハンナのお花屋さん』。
ちょっとクセのある図書館の職員の役を演じていました。
また『はいからさんが通る』では、花村家のばあや役でした。
ばあやにしてはいささか若かったですが、印象に残っています。
歌唱力と演技力に関しては評価が分かれますが、私は好きです。
舞台メイクが映えるくっきりしたお顔立ちが魅力。
黄金期の95期生ということで個人的に推していました。
花組は上級生の層がますます薄くなる
集合日に発表された退団者の一覧です。
・鞠花ゆめ(92期)
・真鳳つぐみ(95期)
・優波慧(96期)
・雛リリカ(97期)
上記の4名が、2022年2月6日付で花組から去るメンバー。
鞠花さんもしょうみさんも、花組のお姉さま的なポジションにいるタカラジェンヌです。
お二人がいなくなると、最上級生の娘役は94期の華雅りりかさんになりますね。
優波さんが退団するとは、予想外でした。
花組の中堅男役がどんどん抜けていくのは寂しい限り・・・・・・。
これだけ組子が減ると、どこかのタイミングで組替えがあるとみて間違いありません。
他の組から上級生を引っ張ってこなければ、かなりスカスカの状態です。
ちなみに今年退団した花組生は下記のメンバーたち。
・瀬戸かずや(90期)
・冴月瑠那(同上)
・美花梨乃(93期)
・更紗那知(96期)
・華優希(100期)
みごとに上級生がいなくなりました。
さらに鞠花さん・しょうみさんまでOGになるのですから、さすがに危機的状況なのでは。
現在の宝塚歌劇団について思うこと
先代のトップスター、明日海さんが卒業してからおよそ2年。
こんなにも組子の顔ぶれが変わってしまうとは、いったい誰が予想できたでしょうか?
明日海さんがいた時代の『ザ・タカラヅカ花組特集』をお持ちの方は、ぜひ読み直してみてください。
おそらく愕然とするはずですよ。
コロナ禍に突入してから、宝塚歌劇団はさまざまな障壁を乗り越えてきました。
改めて考えると、柚香さんは大変な時代にトップスターの重責を担っているのですよね。
公演の中止や延期、そして無観客公演をせざるを得ない状況。
宝塚歌劇団の内部でも、どうやら何かが起こっていると実感したのが轟悠さんの退団。
劇団の看板であり、専科をずっと支えてきた稀代の男役までもがいなくなってしまいました。
下級生の退団も相次ぎ、波乱尽くしの人事がたびたび発令されています。
本当に何があるかわからない世界、それが宝塚。
私がファンになった2015年頃と比べると、明らかに空気が違うと実感しています。
宝塚のみならず、エンタテインメント業界はコロナ禍で逆風を受けました。
それはまだ続いています。
多少は感染拡大が落ち着いてきたとはいえ、まだ気は抜けません。
一刻も早く、元通りの生活が戻ってきてほしい。
そして以前と同じように、通常通り舞台やコンサートができる世の中になってほしい。
それが私の願いです。
まとめ
今回は、真鳳つぐみさんの退団から発想を飛ばしてみました。
ヅカファンの皆さまも、いろいろと思うところがあるでしょう。
宝塚歌劇団を愛するファンとして、ハラハラすることも少なくありません。
しかし、これからも心の支えであり続けてほしいです。
もはや宝塚のない生活など考えられません。
それではヅカファンの皆さま、ごきげんよう!