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お行儀よくなってしまったジェンヌさんの露出

宝塚歌劇についての雑記

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タカラヅカスペシャルが3年連続中止に

年末のお楽しみ、タカラヅカスペシャルが今年も中止になりました。
一昨年、去年に続き、三年連続の中止です。

1975年から、当然のように続いてきたお祭りが開催されないのは、とても寂しいものですね。

TMP、TCAなど、名前を変えても、組を超えての盛り上がりはファンを大いに喜ばせてきました。

タカスペならではのおふざけは、醍醐味の一つでした。

宝塚をよく知らない親戚がTCAのDVDを見たとき「大変なことになっちゃってるけど、いいの?」と訊いてきたことを、思い出します。

ツッコミどころしかない企画も、ファンには特別だったんですよね。

スカステもお行儀良く変わった?

東京都医師会は、コロナの「第8波に入りかけている」と発表しました。

朝月希和さんのミュージックサロンが中止になり、また嫌な気配が漂い始めています。

第1波でエンタメ業界が停滞した中、宝塚はいち早く配信に力を入れ、ファンを拡大させました。

その後も精力的に配信を活用し、スカイステージでの生中継、ディレイ配信、様々な方法で、私たちとの繋がりを保ってくれました。

コロナ禍になって、映画やアニメなどの配信を見るようになり、そこから初めて宝塚に触れた人も、少なくないようです。

しかし宝塚ファンにとって一番心強かったのは、スカイステージの存在ではないでしょうか?

スカステ20周年記念番組の中で真琴つばささん、彩輝なおさん、檀れいさんが話していたように。

「スカステがあってよかった」
「スカステで宝塚とファンが繋がれてよかった」
……と思っている方は多いでしょう。

しかし、その記念番組を改めて見て、思ったのです。

「今のスカイステージって、お行儀よくなってしまっているなぁ」と。

「配信deタカラヅカ」の「トーク」のページを見ると、サムネだけでもコロナ前と、コロナ後が分かります。

例えば『スカイ・ステージ・トーク Dream Time「朝夏まなと・桜木みなと・和希そら」』では、お三方が頭と顔をくっつけるようにして、はじける笑顔を見せてします。

『NOW ON STAGE』も、以前は体が触れそうな位置でずらりと並んで。トークしていることがわかるでしょう。

距離を取っている今とは、大違いです。

ソーシャルディスタンスを保って、あまり動き回らないようにした結果、自然とトークも大人しくなってしまったような、気がします。

以前は体の動きも自由で、のけぞって隣によりかかるようにして大笑いしたり、笑いすぎて椅子から崩れ落ちてしまったり。

本当に自由なトークを見て、組の様子を窺い知ることができ、ジェンヌさんの新たな魅力を発見することも出来ました。

今から考えるとずいぶんグダグダなナウオンもありましたが、それはそれで味だと思います。

その他のトーク番組でも、密を気にしないで済むからこその、ボディタッチや大笑いもあって。

ちょっとしたゲームに大はしゃぎする、ジェンヌさんたちを見たり。

順番で揉めて、押し合いへし合いする姿に笑ったり。

抱き合って喜ぶ姿を微笑ましく眺めたり。

独自の企画を持ち込んで盛り上がるジェンヌさんたちの、才能に驚いたり。

たくさんの楽しみが詰まっていました。

ジェンヌさんたちがワチャワチャしている姿を見るだけで癒され、元気をもらえたものです。

コロナになり、大人数で騒ぐことがなくなってしまって、寂しいですね。
皆でケーキをつつくなんて、今では夢のまた夢でしょう。

新しくファンになった皆さんが、過去映像でしかこういったおふざけを見られないのは、残念に思えます。
早く日常が戻って欲しいですね。

海外の聖地巡礼が見たい

懐かしいといえば、作品の舞台である海外に、スターさんたちが行く番組があります。

スターさんにもファンにも、人気の高い企画でした。

弾丸ツアーも多く大変だったようですが、やはり現地で得るものは大きいと、皆さん口をそろえて仰っています。

前述の番組でインタビューを受けたトップさん、トップ娘役さんがスカステの思い出として、海外旅行や、スタジオを飛び出してのロケを、揃ってあげていました。

それだけ楽しく、貴重な体験だったのでしょう。

OGさんになっても、その時の話が出てくることもありますね。

かっこいい姿も、かわいい姿も!

初代スカイフェアリーズの彩輝さんが、男役はスカステでどこまで素を出していいのか悩んだという話をされていました。

ファンとしては、贔屓のどんな姿でも知りたいものです。

舞台の上ではカッコいい男役さんが実はビビりで甘えん坊だったり、可憐な娘役さんが、誰より男前だったり。

意外な仲良しコンビを知ったり。

ちょっとした場面ですら、ファンには楽しいものです。

コロナ前のように、ジェンヌさんたちが組を越えてふざけている姿が、また見られる日を祈るばかりです。

タカラヅカスペシャルも、組を越えての盛り上がりが熱く、トークもとても楽しいものでした。

ワチャワチャしながらはしゃぐ姿を見ていると、当たり前なのですが皆さん若い女性の方なのだと、しみじみ感じて微笑ましくなります。

近い未来に、タカラジャンヌが組を越えて仲良くはしゃぐ姿を見られることを、祈ります。

宝塚は一つです。

そして運動会のころには、日常が戻っていますようにと願わずにはいられません。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。