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退団発表した星組・音波みのりさんの歴史

宝塚歌劇を楽しもう

はじまりがあれば終わりがあるとはわかってはいるのですが、やはりどうしても退団のお知らせを見てしまうと胸がぎゅっと痛くなってしまうのはいつまで経っても変わらないですよね…。

星組公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-(ミッドナイト・ガールフレンド)』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』にて3名の退団者が発表されました。

天寿光希さん、音波みのりさん、華雪りらさん

いずれも上級生さんで人気の高いお三方ということでその衝撃は大きかったかと思います。

組の主柱ともなる方々が抜けてしまうというのはファンにとってもですがきっと組子にとって、組にとって、劇団にとってもかなりのダメージがあることでしょう。

今回はそんなお三方の中で音波みのりさんについて今更ではありますがご紹介していこうと思います。

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音波みのりさん

91期生として入団され、花組公演『マラケシュ・紅の墓標』『エンター・ザ・レビュー』にて初舞台を踏まれた後、星組に配属。

研5にてバウホール公演『摩天楼狂詩曲』にて94期生の華雅りりかさんとダブルキャストで初ヒロインを務められました。

その後『愛と青春の旅立ち』にて新人公演初ヒロイン、翌年には大ヒット漫画でドラマ化もされ先日かつての出演者同士の再会で話題にもなった『メイちゃんの執事』で東上公演初ヒロイン、同年に『オーシャンズ11』にて2度目の新人公演ヒロインにも抜擢されました。

そのまた翌年に『天使のはしご』にて2度目の東上公演ヒロイン、そして最近の公演となると2019年の『アルジェの男』『ESTRELLAS』で全国ツアー公演初ヒロインも務められるなど、衰えぬ美貌とその勢いを常に魅せてくれた音波さん。

入団時からの生え抜き星組娘役ということではんなりして見える音波さんですが、宝塚音楽学校の受験時には怪我のため直前まで松葉杖とギブスでの生活を送っていたのですが情熱と根性で挑み念願のタカラジェンヌになるという夢の切符を手にしたという熱い女性でもあります。

そんな音波さん、今作である『めぐり会いは再び』には生え抜き星組娘役ということで初演そして2nd~Star Bride~にもご出演されていました。

役どころとしては夢咲ねねさん演じるシルヴィアの毒舌な兄マリオ・ド・オルゴン(涼紫央さん)が好きすぎて追いかけ回すあまり接近禁止令が出される中兄に一服盛り男装した上でシルヴィアの結婚相手候補者として屋敷に入り込んだレオニード役というもうとにかく破天荒なキャラクター!

2ndではめでたく一応(?)マリオとはお付き合いができていたようではありますが、その破天荒っぷりは衰えぬという相変わらずのラブリーっぷりを披露してくださいました。

さて、それから舞台は時が進み既に2ndの際には涼さんはご退団されていたのですがそこからまた進んでいるということであの破天荒なマリオ狂なレオニードはどうなっているのか…。

これまでのままの愛らしい破天荒っぷりも観たいところですが、少し大人になったレオニードを演じる音波さんも観てみたい…!という贅沢且つ究極の悩みを絶賛抱えているところであります。

しかしどれだけ悩んでも2022年7月24日にはご退団は決まっていますので、とにかく今は初日が無事幕を開けて千秋楽まで音波さんをはじめとした全てのタカラジェンヌの皆さんが舞台に立てることを祈っています。