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華雪りら・雪のような透明感溢れる娘役

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団の娘役さんのなかで、華のような愛らしさに雪のように透き通った透明感のある娘役さんと言えば華雪りらさんがまず頭に思い浮かぶのはお名前から連想されるだけでなく、ご本人が正にその言葉を体現しているからだということが一度でも華雪さんをご覧になったことがある方はおわかりいただけることかと思います。

そんな可愛らしい娘役さんの権化とも言える見た目に反して舞台上で強かに役を演じる姿を観ればそのギャップにやられることは間違いなし!ですよね。

そんな華雪さんですが本当に本当に大変残念ながら2022年7月24日の『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-(ミッドナイト・ガールフレンド)』『Gran Cantane(グランカンタンテ)!!』千秋楽にてご退団が発表されています…。

見ているだけで心が浄化されるような華雪さんの存在が星組から欠けてしまうのは悲しくて惜しい気持ちしかないのですが、千秋楽まで無事何事もなく駆け抜けることができるよう、そして心からこれからの華雪さんの人生が楽しく輝かしいものであることを願いつつ最後に改めて華雪さんをご紹介させていただきます!

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華雪りらさんとは

98期生として入団し、大空祐飛さん・野々すみかさんの退団公演となる宙組公演『華やかなりし日々』『クライマックス』にて初舞台を踏みました。

同期には元雪組トップ娘役の真彩希帆さんや今年の5月27日付けで星組への組替えが発表されている現月組スターの暁千星さん、華雪さんと同じく星組娘役の有沙瞳さんなど、蒼々たる顔ぶれがいます。

その後組まわりを経て宙組へと配属。

メインどころや新人公演ヒロインといったような所謂王道ルートではないものの、愛らしいビジュアルと繊細な演技で様々な顔を私達に見せてくれました。

そして2017年の朝夏まなとさん退団公演となる『神々の土地~ロマノフたちの黄昏~』『クラシカル ビジュー』を経て星組へと組替え。

2019年7月より約2年間TAKARAZUKA SKY STAGEにて第5期スカイ・ナビゲーターズを務め、お茶の間にその美しさをもってニュースと共に癒やしをも提供してくださいました。

娘役さんとなるとどうしても男役さんと比べると前に出るタイミングが早く、そのタイミングに乗ることを本人が目指していなくとももっとこの子は前に出ても良いのに…!と何故か口惜しく感じてしまったりもするものです…。

新人公演ヒロインという道を歩まなかった華雪さんですが、そんなことは関係なく私達を充分すぎるくらいに楽しませてくださったことには変わり在りません。

ご本人の退団公演となる『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-(ミッドナイト・ガールフレンド)』ではもうぴったり過ぎるとしか言いようのないプリンセス・ネージュ役。

その名の通りプリンセス役ということで最後にどんな愛らしい姿を披露されるのか今から楽しみでなりません。

ネージュはフランス語「neige」つまりは「雪」という意味をもちます。

正に雪のような透明感をもつ華雪さんそのもの。

ドレスの色は白と水色なのかな?それとも華雪さんのお好きなベビーピンク?なんて妄想も膨らむものです。

退団者ということですから餞としての演出もきっとあるでしょうからそれも楽しみですし、宝塚歌劇団の娘役として最後の最後まで華雪さんが華雪さんらしく輝かれることを心から願っています。