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星組公演「めぐり会いは再び」でみた若手注目株

宝塚歌劇を楽しもう

5月30日に大劇場での千秋楽を迎えた、星組公演「めぐり会いは再び/Cantante!!」。

天寿光希さん、音波みのりさん、華雪りらさんの退団公演でもありました。

新型コロナウイルスの影響により、4月30日から5月19日の公演は中止に。

短い公演期間ではありましたが、沢山の感動と笑いを届けてくれました!

今回は、星組公演「めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」の観劇レポートをお届けします。

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これが見たかった!礼真琴×瀬尾ゆりあの掛け合いが最高! 

2011年の初上演より、第3弾となる「めぐり会いは再び」。

とにかく見どころが多すぎて、公演中はずっと「目が足りない!」状態になっていました。

まずは、礼真琴さん演じるルーチェ・ド・オルゴン。

名家の次男でありながら、実際は働きもせず、恋愛に悩む言わばニート男。

瀬央ゆりあさん演じる、レグルス・パートルの探偵事務所に転がり込んでいます。

この、ルーチェとレグルスの関係性が、絶対的な信頼感のある、親友というか戦友というか…!同期の礼さんと瀬央さんだからこそ出せる空気感が伝わってくるのです。

文句を言い合いながらも、なんだかんだで仲良しの2人を見ていると、ハッピーな気持ちに。

そこに大学時代の仲間たちも加わって、わいわいガヤガヤ、恋に仕事にと翻弄されている5人が堪らなく愛おしく、1幕この掛け合いだけでも見ていられる…と思うほどに大好きな5人になりました。

探偵事務所での軽快なやりとりは、必見のシーンです!

見れば見るほど好きになる、個性豊かなキャラクターたち

そして、舞空瞳さんが演じるルーチェのガールフレンド、アンジェリーク。

その圧倒的なビジュアルはため息ものです。

ルーチェとアンジェリークは、お互い素直になれずにすれ違い続け、アンジェリークはついに花婿探しをすることに。

ひょんなことから花婿候補となったルーチェと、これまたドキドキの展開になるのです…!

極美慎さん演じるロナン・ヴェリタス・オンブル

花婿の最有力候補として登場する、極美慎さん演じるロナン・ヴェリタス・オンブルも見どころの一つ。

礼さんとバチバチに戦う様子を見届けつつも、極美さんのスタイルの良さにうっとり。

歌唱シーンもあり、極美さんの成長を感じる場面も多くありました!

また、私が公演中でお気に入りになった登場人物が、天飛華音さん、奏碧タケルさん、大希颯さん演じる「コソ泥」3人組。

職を失い、スリをしながら生活をしている3人なのですが、本当は心優しい青年たち。

物語でも思わぬ活躍を見せ、なんだか憎めない存在です。

赤、青、黄色と見事に色分けされているところも、面白ポイントでした!

若手注目株

そんな「コソ泥」3人組に助けられた、双子の兄妹、ポルックスとカストルにも注目です。

ポルックスを詩ちづるさん、カストルを稀惺かずとさんが演じています。

どちらも若手注目株ですよね!

子役といえども、後半は出番も多く、物語の中でも重要な役どころです。

抜擢にふさわしい、2人の息のあった演技に引き込まれました!

上級生から下級生まで、出番も見どころも沢山!

プリンセスの花婿候補、そして審査過程でプリンセス約を演じる生徒さんも気になるポイント。

花婿候補には、天希ほまれさん、碧海さりおさんなどの注目株が抜擢されています!

プリンセス役は、瑛美花れなさん、そして退団者の華雪りらさんなどが演じています。

舞台を華やげ、彩る下級生たちから目が離せません。

そしてお芝居をグッと引き締める、上級生の存在も。

旅芸人一座「コメット座」で圧倒的な歌唱力を披露する、エメロード役の美穂圭子さん、花婿探しの審査委員長を務める、マダム・グラファイス役の万里柚美さん、そしてルーチェの執事、ユリウスを演じる天寿光希さん。

天寿さんと礼さんの掛け合いのシーンを見ると、やはりグッとくるものがありますね。

ルーチェのことを励まし、奮い立たせようとするユリウスの姿に、ご本人たちを重ねながら見てしまいました。

コメディながらに、星組のこれまでの歴史を感じる部分もあり、特に初演を見たことのある星組ファンの方にとっては懐かしさを感じるところもあったのではないでしょうか。

星組らしいパワー溢れる演技と、礼&舞空コンビの歌唱力、紅イズムを受け継いだコメディ力まで!今の星組のレベルの高さがうかがえる作品だったと思います。

東京公演は、何事もなく全公演行われますよう、心から祈っています。