宝塚歌劇団の休演のお知らせが相次ぎ、心配な日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は、星組トップスター・礼真琴さんの歌声にフォーカスした作品をご紹介したいと思います。
95期の首席卒業者であり、その歌声は下級生の時から注目を浴びていました。
元雪組トップスター・望海風斗さんとスカステで共演した時には、お二人のあまりの歌の上手さに震えたのを覚えています。
礼さんの歌声を堪能できる作品を振り返りながら、一日でも早く公演が再開することを祈りましょう。
『ロミオとジュリエット』2021年
礼真琴さん、舞空瞳さんの大劇場お披露目公演となった「ロミオとジュリエット」。
ファン待望の再演、また主要キャストの役替り公演ということもあり、注目度はかなり高かったと思います。チケットも入手困難でしたよね。
大作ミュージカルの名の通り、とにかく歌唱シーンが多い!
「僕は怖い」「エメ」など、礼さんの真っ直ぐ響く歌声が劇場を包み込みました。
エネルギッシュで感情的なところが多いロミオですが、その青年感もとてもお上手に表現されていたと思います。
お相手の舞空さんとのハーモニーも大変美しく、大劇場お披露目にして最高の作品となったのではないでしょうか。
『Killer Rouge』2018年
紅ゆずるさん時代に公演された『Killer Rouge』は、星組ファンの中では人気の高いショーの一つ。
爆イケ礼さんが見られると話題のショーでもあるんです。
特に注目を集めたのが、大階段で西城秀樹さんの「情熱の嵐」を歌う場面。
観客をグッと惹きつける圧倒的な歌唱力…スター性も相まって主役級の輝きを放っていました。
情熱的な曲から、バラード、アイドルソングまで礼真琴の歌声の幅広さを感じたショーだったと思います。
映像では、一部差し換えになってしまって残念なのですが、ぜひ見ていただきたい作品です。
『VERDAD!!』2021年
過去の星組メドレー、そしてJ-POPやディズニーソングまでバラエティ豊かな楽曲が披露された「VERDAD!!」
こんなのが見たかった!!とファンも大満足の公演だったのではないでしょうか。
特に2幕、難しい楽曲を怒涛のように歌いまくる礼さん…。
Adoの「ギラギラ」、YOASOBIの「夜に駆ける」など流行りの曲も取り入れられ、これらを歌う礼さんが見られるなんて豪華すぎます。
また、オペラ座の怪人より「The Phantom of the Opera」、レ・ミゼラブルより「STARS」などこれまたミュージカルの名曲も歌い上げました。
最近礼さんを好きになった!という方に、最も礼さんの歌声の凄さが伝わる公演かもしれません。
『THE SCARLET PIMPERNEL』2017
最後にご紹介するのは、名作「THE SCARLET PIMPERNEL」。
礼さんの二番手時代の作品ですが、低音ボイスの歌声は圧巻でした。
ショーヴランという悪役を演じ、ドスの効いたハードな歌声を披露したかと思えば、その裏に隠された繊細な心情も上手く表現されていたように思います。
礼さんの地声の低さが非常に活かされていました。
可愛らしい見た目と低音ボイスのギャップも、礼さんの魅力の一つですよね。
トップスターになられ、もう悪役を演じることがないと思うと少し寂しいような気もしてしまいます。
ここまで、礼真琴さんの歌声が堪能できる作品を4つご紹介しました。
「礼さんが気になるけれど、どの作品を見たらいいだろう?」と迷っている方の参考になれば幸いです。
次回の星組公演は、全国ツアー「モンテ・クリスト伯/ Gran Cantante!!」となります。
早く礼さんの歌声を浴びたい!と今からとっても楽しみです。