「タカラヅカ・スカイ・ステージ20周年 復刻版Blu-ray Eternal Scene Collection」にて計8作品の小劇場作品がBlu-ray化されました。
どれも待望の円盤化であり、尚且いつもの円盤よりも安価な税込7700円ともなれば手に入れたくなると言うもの!
とは言え全てを購入するとなればかなりの金額になってしまうのでちまちまと集めていく所存ではあるのですが…。amazonなら少し安く購入できるもののありました。
復刻版Blu-ray Eternal Scene Collection8作品
『Arkadia-アルカディア-』
『義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)』
『夢千鳥』
『龍の宮(たつのみや)物語』
『壮麗帝』。
今回円盤化されたのはいずれも小劇場での作品であることと2017年以降の新しい作品というポイントがあります。
もちろん今回の円盤化は嬉しいものであることには変わりはないのですが、できればあれも…!という過去作品の復刻を夢見ることってありますよね。
もちろん世に現存はしているものの、既に劇団からの販売が終了している円盤は中古店で見かけても信じられないくらいの価格になっているというのが常。
更に今では当たり前にあるBlu-rayではありますが、かつてはDVDそして現代の人々には馴染みのないVHSで公演映像は販売されていました。
皆さんの家にTVやPC等DVDやBlu-rayを再生する機械はあるかと思いますが、この時代にVHSを再生する機械をお持ちの方はほぼいないかと思います。
長年ヅカオタをされている人の中にはかつてのお宝であるVHSをお持ちの方はいるかと思いますが、再生できない…という方もおられるのではないでしょうか。
そんなかつての名作が近年では再演や続編をきっかけにBlu-ray化されることもありますが、まだまだ足りない!というこの気持ちをお伝えしていきたいと思います。
月組 2000年
ミュージカルファンタジー『LUNA-月の伝言-』作・演出:小池修一郎
ショーイリュージョン『BLUE・MOON・BLUE-月明かりの赤い花-』作・演出:齋藤吉正
真琴つばささん・檀れいさん主演のこちらの作品。
長年のヅカオタの皆さんならきっと共感していただけるかと思いますし、そうでない方も聞いたことのあるタイトルなのではないでしょうか。
そう、数多のタカラジェンヌの皆さんが宝塚歌劇団を志すきっかけともなった作品なんです。
特にBLUE・MOON・BLUEでは『THE ALFEE』の高見沢俊彦さんが主題歌を提供してくださったことでも当時話題にもなりました。
現代ならまだしも2000年にこれらの作品を創り上げた小池先生と齋藤先生の感性と先見の明に感服させられる作品とも言えます。
宝塚歌劇団90周年記念にて復刻DVDとして販売されましたがもちろん既に公式では売切れていますし、なにしろ出来ればBlu-rayの鮮明な映像が欲しい…!というのが切なる願いです。
月組 2002年
歌劇『サラン・愛』作・演出:中村一徳
グランド・ショー『ジャズマニア』作・演出:三木章雄
こちらは花組にて1994年に紫吹淳さん・千紘れいかさん主演で初演が行なわれ、その後も尚惜しむ声が多く2002年に今度はトップスターとして月組にて映美くららさんと共に再演。
今では小劇場公演や全国ツアー公演も当然のように円盤化されますがこの時代ではあり得ないこと。
スカステにて初演の映像がダイジェストでのみ放送されていることからもあまりに昔過ぎる映像ですとデータが劣化しているのか、もしくは劇団所有劇場以外の映像は劇団資料としてもしっかりと収録されていなかった可能性が覗えます。
最近の宝塚の作品傾向として個人的に感じているのは近代・現代風の作品が多いということ。
もちろんそれも良いですし好きなのですが、この時代には多くの中華系の作品が上演されておりそのお衣装やセットの豪奢さには目を見張る物があります。
いつかまたこういった中華系の作品が上演されるといいな…という期待も込めて円盤化を望みます…。
過去作品でもBlu-ray化されると映像がより鮮明になることはこれまでの復刻Blu-rayで知られていますよね。
VHSだけではなくすでにDVD化されている作品でも今見てみるとBlu-rayに慣れた目だと「あれ?!こんなに画質荒かったっけ?!」と驚いてしまいます。
いつか全てとはわがままかとは思いますが多くの作品がBlu-ray化されると良いな…と願わずにはいられません。