現在108年もの歴史がある宝塚歌劇団。
現実の日常を忘れることのできるステージから、私たちファンは日々本当にたくさんの元気と愛を頂いています。
筆者が初めて宝塚を観劇し好きになったのは中学生の頃なので、かれこれ宝塚という趣味が10年近くも続いておりますが、常日頃感じることの一つに「宝塚ファンは素敵だな~」という思いがあります。
私がこう言うと、何だか自画自賛みたいで少し恥ずかしいですが、今回は筆者が思う「宝塚ファンの素敵なところ4選」を紹介したいと思います。
ファン層が幅広い
宝塚ファンは本当にファン層の幅広いジャンルで、親に連れられ幼稚園の頃から見ている小さな子供もいますし、学生ファンも多いです。
そして、もちろん社会人ファンも多いですが、びっくりするのが中には杖をついて劇場に来られるほどのご高齢の方もたくさんいらっしゃいます。
そしてこれが宝塚ファンの温かいところですが、大人のファンが学生ファンに対して古参ぶったり偉そうな態度を取る人はいないですし、逆も然りです。
コロナ禍前などはよく、客席で隣同士になったファン同士年齢関係なく「よく観に来られるのですか?」、「ご贔屓様はどなたですか?」などのコミュニケーションが盛んでした。
また、祖母、母、娘3世代で宝塚ファンだという家庭もいらっしゃるくらい、女性にとっては非常にハマりやすく、一度ハマってしまえば長い年数をかけて応援し続けることのできる趣味であります。
初心者ファンに優しい、同担拒否がいない
先述したとおり、宝塚ファンには自身のファン歴をひけらかし古参ぶる人が滅多にいません。
もちろん、自身のプロフィールであったり話のネタとしてファン歴の話はしますが、それをマウントと捉えるファンもおらず本当に平和な世界です。
また、「同担拒否」といって、好きな推しがファン同士で被ってしまうのがNGだとか、他のファンはライバルであり敵であるという考え方が宝塚にはいっさいありません。
むしろ、たまたま知り合った方などが同じジェンヌさんを好きだと分かった時などは、舞い踊りたくなるほどの歓喜の気持ちでいっぱいになります。
そのため、初心者ファンにも非常に優しく少しでも宝塚を気になっている人を見かけるものなら、沼の底まで全力でアテンドする姿勢ですし、宝塚ファンは本当に奉仕精神が強いのでどれだけのチケット難公演であっても、見てみたい!という友人がいれば、容易いようにチケットを手配してしまうバイタリティが本当に素晴らしいと思います。
拍手の習慣
宝塚の公演では、3時間の上演時間の間で拍手のタイミングがざっと10回以上はありますが、宝塚ファンは新しい演目を初めて観る初日ですらフィーリングで拍手のタイミングがほぼ完璧で、翌日には100%完璧です。
拍手のタイミングはさまざまありますが、お決まりのパターンといえば、開演アナウンス、トップスターの登場シーン、楽曲を歌い上げた後、アドリブ後、そしてショーではかなり多く、スターが銀橋を渡る時、トップの掛け声、リフト、パレード、幕が下がる時、など上げ出したらキリがありません。
宝塚ファンとしては決して義務で拍手しているわけではなく、素敵!とか、尊い!、ありがとう!など感情の高鳴りを拍手に全て込め、劇場一帯のファン全員で気持ちを分かち合う瞬間が最高に楽しいし、いつまでも続いてほしい素敵な文化だなと感じております。
いかがでしたでしょうか。
今回は宝塚ファンの素敵な所4選をご紹介しました。
清く正しく美しいタカラジェンヌに恥じぬよう、これからも宝塚ファンとして、礼儀正しくお行儀よく、宝塚の世界を愛し続けたいと思います。