昨日、宝塚歌劇団花組の東京千秋楽が行われました。
花組のほとんどの東京公演が中止となってしまい、なんだか長く花組さんを見ることが出来なかった期間を経て、本当に久々の花組さんたちを画面で見ることができました。
柚香光さんのご挨拶に、本当に素晴らしい挨拶で、花組の今までの出来事を全てを引き受けている姿に涙が止まりませんでした。
誰が悪いわけでもない、何かを責めるわけでもない。それでも起こった全てを真摯に受け止めて真っ直ぐな思いをファンの方に伝えてくれた。
ゆっくりと言葉を選びながらご挨拶をされる姿。劇場内の空気が伝わったきた。
当日中止となってしまったあの日のお話。
キャトルレーブのお話をはじめるから、「買ってね〜」って思わず宣伝するのかと思ったら、、、想像を超えてきた。
あの日、キャトルレーブの袋を持ったまま劇場の前で目に涙をためながら呆然と立ち尽くすお客様の姿がいらっしゃったと、組子から聞いたと。
そんなファンの人たちと手と手を繋いでいたい、、、、、と。
あのときの多くのファンの悲しかった思いをしっかりと受け止めて、千秋楽の日に言葉にして伝えてくれて、返してくれた。
なんだか、この期間につらい思いをした全ての人の思いをひろってくれたような気がして、救われた気がした。
千秋楽のこの日の挨拶は、笑顔少なく、険しい表情でご挨拶をされた柚香光さん、本当にこの中止期間でどれだけ重いものを背負ってきたのだろう。
本来であれば、宝塚大劇場から続く東京公演、１公演１公演、お芝居を深めて総仕上げとなる最後の東京大千秋楽。
組全体が出来上がり、アドリブが加わり、リラックスした雰囲気も出てくるのが、この千秋楽。
しかし今回は、違いました。
長い自粛期間で落ちてしまった体力、落ちてしまった声量がどこまで出せるかというとても緊張感が伝わる公演だったと思いますが、それでも千秋楽に立ち会わせてくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
花組、本当に辛いことが続いていますが、どうか花組全員、花組ファン、花組に関わる全ての人が幸せでありますように、、、、、。
