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次期トップへ?芹香斗亜さんはなぜ全ツではなくDSなのか考察

注目のタカラジェンヌ

28日、真風涼帆さん、潤花さんの退団が発表されました。
『カジノ・ロワイヤル』の千秋楽をもっての、退団だそうです。

少し前に、芹香斗亜さんのDSが発表されました。
『KISS -kiki sing&swing-』です。
タイトルだけでも、ドキドキしてしまいますね。

KISSは、単に頭文字をとっただけなのか。

キスが一つのテーマになるのか。

三木先生ということもあり、期待が高まります。

しばらく中止されていたDSが開催されるという事実だけでも、胸が熱くなるものがあります。

トップさん退団発表前に告知された、2番手さんのDS。

これまでの例を鑑みても、トップになる布石と考えていいでしょう。

一方でトップ就任前というと、全国ツアーのイメージもあります。

なぜ芹香さんはDSなのか。

考察してみたいと思います。

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脂が乗りに乗った2番手、芹香さん

芹香さんの2番手は、花組時代を含めると2015年からと非常に長くなっています。

また主演経験も豊富です。

2013年に『フォーエバー・ガーシュイン』で、バウ初主演。

『MY HERO』で初の東上を果たし、『群盗』を経て、『プロミセス、プロミセス』ではブロードウェイ・ミュージカルの主演を見事務めあげました。

『プロミセス、プロミセス』は、作品が発表された時点で「円盤化は無理では?」と噂されていた作品です。

ブロードウェイ・ミュージカルに、ニール・サイモンと重なれば、絶望的な気持ちになってしまいますよね。

それでもCDだけでも出してくれた劇団のご尽力に、感謝したいと思います。

『20世紀号に乗って』もそうでしたが、「どうしてもこの生徒に、この作品をやらせたい!」という、劇団の強い意志を感じました。

それだけ芹香さんへの期待値が高く、ふさわしい作品を演じさせたいという気持ちが大きかったのでしょう。

芹香さんの実力、人気の高さを劇団側が強く感じている証拠です。

『プロミセス、プロミセス』上演当時、ファンの間からは「ブロードウェイの名作まで演じたら、2番手として演じる作品がなくなるのでは?」と、話題になりました。

芹香さんは今まさに、脂が乗り切っている状態なのだと思います。

トップ就任前の全ツとは?

トップさん退団前の2番手さんの別箱というと、やはり全ツ、つまり全国ツアーが期待されてしまいます。

すべての2番手さんがやられるわけではなくて、特に力が入っている2番手さんがやられるイメージでしょうか。

もともとはトップさんにしか許されなかった全ツですから、当然かもしれません。

2番手の全ツといえば、ファンに衝撃を与えた珠城りょうさんの『激情』が印象的でしょうか。

トップさんの退団発表前、トップの龍真咲さんのコンサート期間に、トップス娘役を帯同させる、という爆弾のような発表でした。

美弥るりかさんのトップ就任を望む声が高まっていた時期でもあり、本当に荒れましたね。

最近では柚香光さんの全ツ『メランコリック・ジゴロ』は、トップの明日海りおさんのコンサート、凪七瑠海さんのドラマシティと、花組組子が三つに分かれていました。

礼真琴さんの全ツ『アルジェの男』も、トップの紅ゆずるさんのドラマシティ、轟悠さんのDSと、星組の皆さんが3手に分かれての公演でした。

今回は真風さんの『MAKAZE-IZM』が来年1月9日から19日

鷹翔千空さんのバウ初主演『夢現の先に』が来年1月5日から16日。

そして芹香さんの『KISS -kiki sing&swing-』来年1月8、9日と18から20日となります。

柚香さん、礼さんの、トップ就任前の全ツと同じく、3つに分かれての公演になります。

なぜ、全ツではないのか

2番手さんの全ツは、ほぼ「トップ確定」だというのは、お判りいただけたと思います。

一方で2番手さんのDSは、「トップ前」と「退団前」があるので、先日の発表にはファンがざわつきました。

前述の美弥るりかさん、最近ですと愛月ひかるさんのDSが思い出されます。

コロナによる延期に見舞われた水美舞斗さんの『Aqua Bella!!』のように、タイトルがそのままお名前(水→Aqua 美→Bella)だったのでファンがヤキモキしたのに、何もなかったパターンもあります。

しかし芹香さんに限っては、トップ就任は決定しているといってもいいでしょう。

全ツではなくDSになったのは、もう十分すぎるほど主演の経験を積んでいる、というのが大きな要因ではないでしょうか?

2番手が長い芹香さんを熱心に応援し続けたファンの方々への、お礼でもあるのかもしれません。

芹香さんが間近で感謝を伝えたいという気持ちが、あるのかもしれませんね。

また実力充分の芹香さんの全ツに人員を割くのではなく、宙組の後進を育てたい。

鷹翔さんのバウに力を注ぎたいという、組の事情もある気がします。

宙組はなかなかトップが生まれない組として、有名です。

また真風さん・芹香さんのワンツー時代が長く、どうしても若手が伸びきれなかった印象があります。

鷹翔さんも、「101期主席+初詣ポスター」という強力すぎる存在でありながら、今一つ頭角を現すことができませんでした。

ハイローでようやくポスター入りという大きな一歩を果たした、鷹翔さん!

宙組として「人事を動かすぞ!」という気合の表れではないでしょうか?

そうなると学年的なものもあり、残念ながら芹香さんが短期トップで終わる可能性も見えてきます。

宙組は来年から、激しい新陳代謝が始まるのかもしれません。

DSが出来る時代が帰ってきた!

去年の5月に予定されていた瀬戸かずやさんのDS、8月に予定されていた轟悠さんのDSは、コロナのため急遽スペシャルライブに変更となりました。

それから初のDSではないでしょうか?

スターさんがすぐ近くまでいらして、歌い、時には語り掛けてくれる!

あの夢のような時間が、戻ってきたのです。

コロナ以前のようには行かないとは思いますが、それでもやはりDSは特別です。

二番手としてなすべきことは、すべて成し遂げてきた芹香さん。

その円熟した魅力をDSでたっぷりと見せてくださることを、楽しみにしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。