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2020年宝塚歌劇で楽しみにしていることはこれ!

宝塚歌劇を楽しもう

今年もあっという間に一年が過ぎていきましたね。

宝塚歌劇団の2019年は、超人気スターの相次ぐ退団、それに続く世代交代、組替えと激動の一年でした。

95期人気スターがトップに立つ新体制のお披露目を控えた花組と星組。
実力派トップコンビ率いるハイクオリティな舞台で魅せる雪組。
『IAFA』で若いエネルギーを爆発させていた月組。
トップと二番手の安定のバディ感が楽しい宙組。

2020年の宝塚はどんな素敵なものを見せてくれるのか、期待は膨らむばかりです。

本記事では、「2020年の宝塚で楽しみにしていること」を特集します。

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2020年はショーを見たい!

期待の新作『Ray-星の光線-』『シルクロード~盗賊と宝石~』

2019年を振り返ってみると、『ファントム』『オーシャンズ11』など人気一本物公演に恵まれた年だったなと思います。

一本物は尺が長い分、キャラクターをより掘り下げたプロットを作ることができますし、ビジュアル・内容ともに豪華で見応えがあります。

とはいえ、やはり宝塚の醍醐味はお芝居→ショーの二本立てではないでしょうか。

きらびやかなショーを観た後のワクワク感は、何よりも「宝塚歌劇を観た!」という満足感を与えてくれます。

既に『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』『はいからさんが通る』『アナスタシア』と、2020年公演も結構な数の一本物が発表されていますが(それはそれでとても楽しみ)……宝塚に行くなら、やっぱりショーが観たいなあ!という気持ちがどうしても湧いてしまいます。

そんな中、期待しているのが次回星組大劇場公演『Ray-星の光線-』

最近楽しかったショーは『Killer Rouge』に『Eclair Brilliant』と星組ショーの好きな私。

歌にダンスになんでもござれのショースター、礼真琴率いる新体制になった星組の新作ショーが今から待ち遠しくて仕方ありません!

また『ESTRELLAS』のBack!のようなキレッキレに激しく踊る場面が観たいです。

『Eclair Brilliant』『ロックオペラ・モーツァルト』で礼真琴・舞空瞳コンビは早くもぴったりと息の合ったデュエットダンスを披露しています。

お披露目ショーとなる『Ray』でもこの二人のコンビネーションが存分に楽しめるはず!

また、雪組の『シルクロード〜盗賊と宝石〜』もかなり楽しみ。

生田先生の作品が好きなので、「望海風斗への思い入れの強い生田先生が初めて手がけるショー」とあらば自然と期待が膨らみます。

これまで『ドン・ジュアン』『ひかりふる路』と望海風斗独自の魅力を引き出す作品を次々と送り出してきた生田先生。

ただし一方は女たらしのめちゃくちゃ悪い奴、もう一方は生真面目すぎて破滅と、いずれもクセの強い役を当てられていたので、一体ショーでは生田先生がどういう方向から「トップスター・望海風斗の魅力」にアプローチしていくのか予想がつかずワクワクしています(キラキラだいもんが観られるのか?)。

なんだかチケ難の予感がするので今から戦々恐々としていますが……どうかチケットが手に入りますように!

一番楽しみにしている公演、宙組の『FLYING SAPA』

宙組ファンということもあり、私が特に楽しみにしているのが『FLYING SAPA』

遠い未来、水星を彷徨う男と女の物語……と、公演解説を読んだだけではあらすじの想像が全くつかず、一体どんな話になるんだ?と気になって仕方ありません。

人物の複雑な心情を描き出す脚本と、繊細で美しい場面構成が人気の上田久美子先生が温めてきた新作ということもあって、思い入れがある宙組ということを抜きにしても楽しみです。

さらにあの衝撃的にかっこいい先行画像&ポスターが発表されて、もうワクワクが止まらない!

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モノトーンのスタイリッシュなお衣装の真風涼帆……世の中にこんなにかっこいい人がいるのか!と電撃に打たれたような感覚でした。舞台写真全部買おう、と決意。

これまで出た情報、あまりにも全てが好みすぎて待ちきれません。

2020年のさらなる活躍を期待しているスター

それは、桜木みなと暁千星です!!

桜木みなと

私が2019年最も成長したと思うスターは、宙組の桜木みなと

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シヴァーブリンにベネディクトと、癖のあるワルい役を数多く経験したこともあってか、一年でこんなに変わるか⁈というほど身にまとう雰囲気に色気が増したと感じます。

こだわりのつまったファーストフォトブックもセクシーで最高でしたね!ファッション、表情の作り方、素敵に見えるアングルと、自分の魅せ方を徹底的に研究しているんだろうなという努力が伝わってきます。

役幅もかなり広がったと思いますし、歌唱力・演技力といった実力面でも目覚ましい成長があるように感じます。

『オーシャンズ11』東京公演を複数回観劇しましたが、1ヶ月の中でもベネディクトのキャラクターが掘り下げられていくのを感じ、桜木みなとの本気を見た思いです。

『夢を売る男』の迫力も回を追うごとに増していくばかりで、紅ゆずる望海風斗という偉大な先達の演じたベネディクトという大役を見事に自分のものとして演じ切っていました。

爽やか・軽やか系の多い現在の宙組の中で、桜木みなとという役者の存在感がますます増していくのでは?と期待しています。

そんな桜木みなと、2020年にはいよいよ東上主演公演『壮麗王』が控えています。

真ん中に立つ彼女を観られるのをとても楽しみにしています!

暁千星

もう一人、気になるスターが月組の暁千星。

先日観劇した『I AM FROM AUSTRIA』で暁千星というスターの魅力がよく出ていました。

まずはパッと目を惹くキラキラ感。「観ているとなんだか楽しい気持ちになる」というのは宝塚のスターとしてとても大事な要素だと思います。フィナーレでのロケットボーイの弾ける笑顔はまさに暁千星の真骨頂という感じでしたね!

持ち前のキラキラ感に加えて、『IAFA』ではお芝居の細やかさも感じました。

彼女の演じたパブロはずっとカタコトのコメディキャラで、セリフでの演技が限られてしまう役でした。

そんな中、ちょっとした表情の変化や小芝居の積み重ねで、パブロ・ガルシアという人物の人となりがはっきりと伝わってきました。

パブロが単なるオモシロ外国人キャラにならず、その人生をも想像させる魅力的な人物に仕上がっていたのは、暁千星の意欲的な役作りの成果だなと感心しました。

今の暁千星からは月組を盛り立てていこうという気概を感じ、応援したくなります。

2019年は「全ての宝塚ファンに愛される男役(カフェブレイク紹介より)、鳳月杏」という力強い先輩が月組に加わりました。

ダンディな色気、燻し銀的魅力を持つ鳳月杏と作品を作ることで、フレッシュで力強い暁千星の新たな一面が引き出されてくるのでは?と期待しています。

2020年、じっくりと力を付けてさらに素敵なスターになってくれることを楽しみにしています。

常に新しいものを見せてくれる宝塚歌劇は、来年も期待しかない!

105年間培ってきた伝統を大事に受け継ぎつつ、新しい風を入れることを恐れない宝塚歌劇。

宝塚歌劇を愛していると、常に未来への希望がある。これってとても素敵なことだと思います。

2020年もたくさんの素晴らしい舞台に出会えますように!

ライター:ミナミ