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雪組「蒼穹の昴」の見どころ5選

宝塚歌劇についての雑記

先日、宝塚歌劇団雪組公演「蒼穹の昴」の初日の幕が開きました。

ストーリーのネタバレはなしで見所中心に観劇した感想をレポしたいと思います。

まずは終演後率直な思い

感動した!!素晴らしかった!!

すごいものを観てしまったなあ、と満足度がかなり高い作品でした。

私は浅田次郎さんの原作は読まずに観劇をしたのですが、ストーリーもわかりやすく、3時間のお芝居にきちんと話が収まっておりました。

文句なしの傑作だと思います。

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お衣装とセット

近年上演の宝塚大劇場作品の中で群を抜いて気合が入っているセットとお衣装でした。

恐らくかなりの予算がかかっているのではないかと思います。

大階段を生かした紫禁城のセットは再現度が高く特に手が混んでいるなと感心しました。

衣装は、宮廷服の刺繍なども繊細でしたし、朝美さん、眞ノ宮くんの京劇のお衣装は金を施した重そうな装飾品も多くとにかく豪華でした。

パレードでは、1本もの作品でよくあることですが、彩風さん、朝月さん、朝美さんは大羽根を背負っておらず、その分階段を降りてきた際に思わず観客全員がハッとするかのような豪華で素晴らしい漢服風のお衣装でした。

さききわ

今回お二人の関係性はただの恋仲ではないのですが、お互いがお互いをとっても大切に家族のように思っていらっしゃる姿が、なによりもステキでした。

2番手朝美絢さん

私は原作を読んでいないのですが、原作では朝美さん演じる春児が中心のお話だとか。宝塚版では彩風さんの文秀中心のストーリーに仕上がっていますが、やはりそれでもかなり多い春児の見せ場。

春児は貧乏の生まれですが、腐ることなくひたむきに今いる場所から必死に這いあがろうとしている役どころです。

今は雪組2番手にまで登り上げた朝美さんですが、月組時代からここまでの道のりは決して楽なものではなく茨の道だったかと思います。

間違いなく、ご自身の努力100%でここまで来られた朝美さんが演じている春児という役どころですので、どこかリンクしてしまい泣けないわけがないです。

かなり難しいことに挑戦されている京劇も見所です。

爆上がりしている彩風さんの歌唱力

1幕最後に彩風さんが銀橋で1曲歌い上げられるのですが、歌い方一つでここまでトップとしての貫禄などが滲み出るようになったのだなと感激するほど胸にグッとくる歌い方をされています。ぜひ注目ください!

さききわコンビ最後のデュエットダンス

今回で娘役トップの朝月さんが退団となるので、正真正銘さききわのデュエットダンスはこれが最後となります。

間違いなくお二人のデュエットダンス史上、今までで最高に美しくステキな振り付けだと思いました。

大階段でお二人のスタンバイからスタートしますが、その段階で彩風さんが微笑みながら手を差し出し、朝月さんがそれに答えギュッと握っている姿が微笑ましかったです。

振り付けも、思わずこちらがにっこりと幸せになるような穏やかで幸福度が高い振りで、さききわの集大成が詰まっておりました。

リフトは少し難易度が高めのようで、タイミングが大変そうでしたがどうか千秋楽まで怪我なく進んでほしいです。