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タカラジェンヌの芸名の読み方が難しい生徒さん

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇団に在籍するタカラジェンヌさんたち。

タカラジェンヌさんたちは、本名ではなく、必ず芸名で活動をしています。

この芸名、宝塚音楽学校の2年目の夏ごろから、生徒さん自身や家族で一生懸命考えて、劇団に提出するそうです。

なかなか一回で決定するわけでもなく、却下されて何度も考え直すこともあるそうです。

そして、めでたく、全員の芸名が決まり入団と同時に発表されます。

宝塚歌劇団が年一回発行する本「宝塚おとめ」にはタカラジェンヌ全員の「芸名の由来や名付け親」が書いてあってそれを読むのもまた宝塚ファンの楽しみでもあります。

しかし、タカラジェンヌさんの芸名って、まだまだすぐに読めずに

なんと読むの?と戸惑う名前もたくさんあります。

宝塚の生徒さんの芸名も、読みやすい方もいれば、

一目見ただけでは「…んっ?」と読めない方もいます。

宝塚が好きな人は漢字に強い方が多いように思いますが、

それは宝塚の生徒さんの芸名が難しい、

というのも理由の一つではないでしょうか。

そこで今回は、芸名の読み方が難しい生徒さんをご紹介したいと思います。

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凪七瑠海(なぎな・るうみ)

なぎしち…?と最初は読み方がわからず、

更に言うと、どこまでが名字で、どこからが名前かもわかりませんでした。

「なぎな」は海のイメージと流れの綺麗さ、全体のいい画数に合わせて家族で考え、

「るうみ」は作家の陳舜臣さん(NHK大河ドラマ『琉球の風』原作者)が名付け親だそうで、イランの詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーが由来だそうです。

「凪なる海」と文字にするとわかりやすいでしょうか。

凪七さんの穏やかな人柄が感じられ、とてもロマンティックで、素敵なお名前ですね。

柚香光(ゆずか・れい)

光と書いて「れい」と読みます。

「ひかり」と読むのかな?と思ったら、「れい」で驚きました。

柚香さんは、本名も同じく「光」と書いて「れい」さんだそうです。

赤ちゃんの命名辞典などでは

光線という意味の英語「Ray(レイ)」で光(れい)という名前がみられました。

(同期の礼真琴さんのトップお披露目公演も「Ray」でしたね!)

柚香礼さんの芸名は家族と考えた、本名より、ということは知られていますが、

由来は公表されていないようです。

本名の「れい」の由来は何だったのか、

ご両親に聞いてみたいですね。

永久輝せあ(とわき・せあ)

えいえんき…?と最初は読んでしまいました。

永遠で「とわ」、輝くで「き」、

合わせて「とわき」と読みます。

永久輝は字の通り、永久に輝く、

せあは海を英語にした「SEA」をローマ字読みにしたそうです。

海は天祐希さん(誕生日が同じ)、

ひかるさん(初めて観た作品が朝海ひかるさんの「ベルサイユのばら」だった)

が由来だそうです。

彩みちる(いろどり・みちる)

今は雪組娘役として活躍していますので、なんの違和感もありませんが、

最初は彩と書いて「いろどり」と読まず、

「あや・みちる」さんかなと思いました。

舞台に彩りを添える、光が満ちる、というイメージで、

彩さんの舞台姿にぴったりの芸名です。

あまの輝耶(あまの・かぐや)

輝くに耶、で「かぐや」と読むのですが、

一発では読めないお名前だと思います。

『宝塚おとめ』の「芸名の由来又は名付け親」の欄には

「たくさんの方のお知恵をいただき、家族で考えました」

とあり、はっきりと由来については書かれていません。

かぐや姫から、と推測される方もいるようですが、

百人一首の持統天皇の和歌に詠まれている

「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

こちらの説も有力かと思います。

かぐや姫・和歌、どちらが由来だとしても、

奥ゆかしい雰囲気で素敵ですよね。

番外編:読みやすい芸名の生徒さん

星風まどか(ほしかぜ・まどか)

星風さんは、名前が平仮名であること、

名字が小学校2年生で習う「星」「風」で構成されているため、

誰でも間違いなく読める芸名だと思います。

また、「星」も「風」も訓読みで、普段の生活でも馴染みのある読み方ですので、

とても分かりやすいですよね。

(音読みだと、星は「セイ」、風は「フウ」)

最後に

芸名の読み方が難しい生徒さんをご紹介しました。

最近の生徒さんはそこまで読めない漢字を使用したり

当て字を使っている生徒さんが少ない印象があります。

また、姓・名いずれかに平仮名を使用する方も増えたように思います。

また、最近の傾向としては赤ちゃんの名前辞典を参考にした、

という生徒さんが増えており、

ファンにとっても身近な名前・読みやすい芸名が増えてきたような印象があります。

名は体を表す、と言うように

芸名には生徒さんのなりたい自分の姿が込められています。

芸名とは自己プロデュースの第一歩ですので、

これからも読み方を含め、

注目していきたいです。

また新たに39名のタカラジェンヌさんが誕生し、新しい芸名で出発されたばかりの107期生さんたちの芸名もしっかり覚えなければ・・・・