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花組「うたかたの恋」注目ポイントはここ!

観劇レポ

みなさま新年明けましておめでとうございます。

元旦というおめでたい日に、花組公演「うたかたの恋」「ENCHANTMENT」の初日を観劇して参りました。

今回はそんな初日観劇レポをざっくりとまとめて参りたいと思います。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

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「うたかたの恋」

この作品は映像でしか見たことがなく、それもかなり前のことでしたので、正直いうと有名な場面とラストくらいしかはっきりと記憶がありませんでした。

そのため今回は全くの新作を見るかのような気持ちで観劇致しました。

まず作品全体の感想としては、主演、ヒロインのお二人のお芝居から滲み出るような儚げさがストーリーに非常にマッチしていて、とにかく美しかったです。

そして初演から40年、大劇場での再演は30年ぶりということで元々がザ・オールド宝塚な作品であります。

しかし今回小柳先生の新演出ということで”古き良き宝塚”をどこまで活かすのか?というところに注目してまいりました。

まず視覚的な変化で言うと、衣装、セットでしょうか。

重厚感があって全体的に豪華絢爛で、それでいてエレガントでした。

柚香さんルドルフの髪型はカツラだったのですが、その髪色が本当に美しい外国人男性のようで、何着もある様々なお衣装を着られても匂い立つような気品と高貴さが貴族そのものでした。

そして、新曲が入ったことで組子全体での場面も増え、2人芝居の印象の強い作品であるものの、きちんと大劇場サイズのお芝居にアップグレードされていました。

そしてこれは公演が進むにつれ、賛否両論分かれそうではありますが、うたかたの恋といえばの甘ったるく見ているこちらが小っ恥ずかしくなるようなむずがゆい演出がなくなっていたことが、今の時代の観客には合っているのではないかと思いました。

この演出がなくなったものの、ルドルフとマリーのラブラブ場面が全くなくなった訳ではなくかくれんぼのくだりはありました。そしてキスシーンも多かったのでれいまどファンはきっと楽しめると思います!!

「ENCHANTMENT」

野口先生の新作ショーということで、どんな野口ワールドが飛び出してくるかと楽しみにしておりました。全体的な感想としては、予想していたよりも正統派なショーに仕上がっている印象でした。

香水をテーマにしたショーということで、プロローグから各所場面で香水瓶を出演者が手にしていたり、セットの一部として出てきたりするのですが、個人的な注目ポイントとしてはプロローグで香水瓶を手にした柚香さんがショーの始まりの合図かのように客席に向かって香水をワンプッシュされるのです。

効果音と相まって客席中に香水の香りが漂ってくるような優雅な演出が枠だなと思いました。

そして、もう一つの注目場面はフレッドアステアとマリリンモンローの共演という設定のニューヨークの場面です。

マリリンモンローといえば映画「7年目の浮気」でホワイトドレスのスカートがめくれるシーンが有名です。

なんとマリリンに扮したまどかちゃんもこのシーンの再現があり実際に舞台上で風が起こってスカートがひらりとなっていてとても可愛かったです!

この場面では、特にセットのこだわりもよく見えて香水瓶のセットのデザインがN°11(まどかちゃんの誕生日)となっていたり、03/05(れいちゃんの誕生日)となっていたり野口先生の生徒愛が強く感じられました。

そしてお待ちかねの、中詰の客席参加型場面では出演者全員が扇を片手に閉じたままの状態でスタンバイしていて、柚香さんには隣の水美さんが笑顔で手渡ししていました。

柚香さんの「みなさまも一緒に踊りませんか?」という素敵なお誘いの言葉で、客席もいそいそと扇を手に一緒に踊っておりました。

筆者は2階前方席に座っておりましたが、銀橋にいるひとこちゃんやまどかちゃんが2階あたりをずっと見てくれていてとても嬉しかったです。

その他場面もロケットガールが希波らいとくんだったり、柚香さん水美さんのかっこいい対決場面があったり、水美さん率いるアイドル場面では番手男役が全員大集合していたり見所たくさんで、まさにお正月公演にふさわしいエンターテイメント溢れる楽しいショー作品でした。

以上、花組公演の初日観劇レポとなりましたがいかがでしたでしょうか。

2023年の幕開けとなる2作品、ぜひみなさまも楽しまれてくださいね!!