水美舞斗さん星組降臨!
最近宝塚ファンの心を最も動揺させた発表と言えば、水美さんの星組主演と礼真琴さんの休養ではないでしょうか?
トップスターさんと言えば、走り出したら完走が基本でした。
体調不良でも、基本的に休むことは許されません。
スター専科の活躍でトップさんの働き方改革が行われていくなら、素敵なことだと思います。
無理を押して舞台に立つスターさんを、客席から無事を祈りながら見るより、充実してキラキラしたスターさんを見たいのが、ファンではないでしょうか。
長期トップさんの場合、途中に休養が取れたり、勉強のための海外遊学が出来たりしたらいいな、と感じました。
専科さんになると、そういった時間も自分の意思でとれるそうですね。
礼さんは最近言動が謙虚すぎて、逆に不安になってしまいます。
しっかり体を休め、インプットもたくさんして戻ってきていただけたらな、と願っています。
凪七瑠海さん、水美舞斗さん、瀬央ゆりあんがいれば、他のトップさんも公演を安心して任せられるでしょう。
専科スター凪七瑠海さんによる異例の全国ツアー主演は、水美さんの星組主演の布石であったのかと驚かされました。
それにしても凪七さんとも水美さんとも組んで不安なく、星組の顔として輝いてくださる舞空さんの頼もしさには、脱帽です。
スター専科とは?
95期の充実ぶりは、皆様もご存じだと思います。
その95期に勝るとも劣らないスター充実の期だったのが、77期です。
また78期もスターが充実していて、本当に華やかな時代でした。
77期は結果的に、安蘭けいさん、春野寿美礼さん、朝海ひかるさんがトップスターに、そして花總まりさんがトップ娘役に就任されました。
78期は瀬名じゅんさん、貴城けいさん、大空祐飛さんがトップスターに、そして檀れいさんが娘役トップに就任しました。
2期連続で3人のトップ男役を出すというのは、かなりレアな事態だと思います。
そのスター渋滞を何とか緩和するために、一時避難で作られたのがスター専科だと言われています。
宙組創設が1998年、スター専科が始まったのが2000年ですから、1組増えてもどうにもならないほどのスター揃いだったことがわかると思います。
番手がついたスターの異動などがあり、当時のファンからは批難囂々でした。
それでも短期でもトップを務められた方がいたり、トップになれずともスターとして多くの公演に出演される方がいたり、振り返ってみればその場しのぎとはいえ悪くはない制度だったのではないかと、思っています。
瀬央ゆりあさんは誰に近い?
以前「水美さんは湖月わたるさんルートなのではないか?」という記事を書かせていただきました。
今回専科に行かれる瀬央さんは誰に似ているのか?
正2番手にならずに専科に行かれることを考えると、樹里咲穂さんルートではないかな、と推察します。
芸達者であり、組替えして来た生徒さんとすぐに仲良くなれる性格、そしてお人柄の良さはお墨付きです。
どの組に行っても活躍できるであろうその姿は、専科として大活躍された樹里咲穂さんを彷彿とさせます。
またスター専科として初風緑さんとともに最後まで残られた樹里さんのように、長く活躍してくださるのではないかと期待します。
瀬央さんのトーク番組が出来たら、素敵ですよね。
専科公演に期待!
ここで専科には、凪七さん、水美さん、瀬央さんというスターが揃ったことになります。
そこでぜひやって欲しいのが、轟悠さん退団以来行われていない、専科公演です。
「専科コメディシリーズ」もありましたね。ニール・サイモンの作品を中心に行われたので、版権が厳しいのが残念でした。
専科には紫門ゆりやさん、凜城きらさん、輝月ゆうまさんもいらっしゃいます。
6人がずらりと並んだら、直視できないほどのカッコよさになるのではないでしょうか?
Blu-ray化しやすい作品で、ぜひ専科公演をお願いしたいです。
瀬央さんのご活躍に期待
『バレンシアの熱い花』全国ツアーは、瀬央さんのこれまでの星組への貢献に対する、お礼もあったのだと思います。
故郷に錦を飾れる晴れがましさは、想像に難くありません。
そして主演は、2番手を経ずに専科に移動して、専科スターとして活躍している凪七瑠海さんでした。瀬央さんと境遇が似ています。
全国ツアーの間、瀬央さんは専科に行くことについてあれこれ凪七さんにお聞きする時間もあり、不安を払拭することができたのではないか。
そんな想像もしてしまいます。
お人柄の良さでは定評のある瀬央さんです。
宝塚のどの組でも活躍されること間違いなしでしょう。
専科として輝かれる瀬央さんの未来に、期待しかありません。
これからも応援し続けたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。