宝塚歌劇の月刊誌「宝塚GRAPH」は各公演の写真がカラーページで多数掲載されていて毎号ワクワクしながらページを開きます。
その中でも毎月必ず読むコーナーが「波瀾爆笑⁉︎我が人生」です。
ますっくさんによるイラストで、タカラジェンヌさんの生い立ちから宝塚音楽学校合格までが漫画で描かれています。
2022年10月
星組碧海さりおさん、
11月星組天飛華音さん、
12月月組礼華はるさん、
2023年1月月組彩海せらさん、
2月は宙組風色日向さんです。
連載回数はなんと181回!単行本も発売されています。
タカラヅカスカイステージでも総天然色版という15分番組も放送され再放送も視聴できます。
本人が出演して漫画のコメントを自ら読むという独特のスタイルでした。
雪組 和希そらさんの再放送を視聴しました。
彩海せらさんと天飛華音さんの同郷エピソードは両方読むと二倍楽しい!
2022年月組「グレート・ギャツビー」2022星組「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」でともに新人公演主演をされた彩海せらさんと天飛華音さんはお二人とも鹿児島県鹿児島市出身です。
タカラジェンヌさんの出身地は音楽スクールの数に比例するのか東京、神奈川、大阪、兵庫が他の他府県に比べ圧倒的に多いです。
そんな中で、同郷、同時合格、同時期に新人公演主演とこんな素晴らしい偶然ってあるんですね!
宝塚OGのミュージカルスクールで出会った後のお二人はお互い背を伸ばすためにストレッチしたり、宝塚について語り合ったり、受験の前の髪のカットも同時にされたそうです。
合格発表の瞬間は彩海せらさんは緊張から天飛華音さんの手を離せなくなったそうです。
宝塚音楽学校を目指し努力を続けられる様子はどのジェンヌさんのエピソードも感動しますが、同じ目標に向かって切磋琢磨される過程は本当に尊いです。
4度目の受験で合格された碧海さりおさんのエピソードに勇気づけられる
碧海さりおさんは石川県金沢市出身です。
小学校の時に宝塚大劇場で初観劇してタカラジェンヌになることを決意されたそうです。
中学2年生から宝塚受験のために東京に上京。
高校生になると週末は土曜日の朝一で東京のレッスンに行き日曜日の最終で帰る生活。
バレエコンクールでは全国三位になるほど実力をつけてこられたそうです。
しかし宝塚音楽学校の受験では3次まですすむが合格かなわず。
二度の不合格で気分が暗くなっていた時に高校OBの本田圭佑さんの「諦めたらそこで終わりだ!!。」という言葉で気持ちをパッと晴らしてもらえたそうです。
その後碧海さりおさんは4度目の受験で見事合格され、今や、ダンス歌共に星組を支える人気スターさんです。
宝塚音楽学校の合格発表の様子は関西圏のTVニュースでは毎年の風物詩となっています。
3年前からHPでの発表となりましたが、合格者のインタビューは去年もあったようです。3回目、4回目の受験も少なくないようです。
2023年2月号は風色日向さん
風色日向さんは東京都練馬区出身です。
幼い頃からCMや雑誌など様々な媒体に出演され、小学校からはミュージカル「アニー」などのオーディションを受け始められたそうです。
身長が高くなったことがコンプレックスとなってきた時に宝塚歌劇を観劇、背が高い事が有利になることを知り宝塚音楽学校への受験を決意されたそうです。
2022年12月号に掲載の礼華はるさんも風色日向さんも身長が高くなった事を活かせる宝塚歌劇団を目指すことになったエピソードはあるあるなのかなと思いましたが、コンプレックスを長所に変えることは、進路の選択だけなく色々な選択のヒントになりますね。
毎号一人しかされないということは、劇団がおしているジェンヌさんということですね。
これからも毎号チェックしようと思います。
ライター・さんなん
「波瀾爆笑!?我が人生」がまとめて書籍されたものも販売されていますので、気になる方をどうぞ。