月組振り分けから読み解く次期体制の「本命」

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宝塚歌劇についての雑記

トップコンビ鳳月杏さん・天紫珠李さんの東急シアターオーブ公演『NINE』と、二番手・風間柚乃さん主演の『稲妻開化譚』。この2チームのメンバー構成が、あまりにも「極端」で驚きましたよね!

驚いたのは、「『NINE』チームに娘役が集中しすぎている!」という点です。 『NINE』チームはなんと娘役19名に対し、男役はわずか8名(鳳月さん含む)。
一方の『稻妻開化譚』チームは、男役が22名も揃う「男くさい月組」全開の布陣となりました。

この「娘役の偏り」が、そのまま次期トップ娘役レースの行方を物語っているのではないか……。

『稻妻開化譚』を支える鉄壁の布陣

齋藤吉正先生が作・演出を手掛ける『稲妻開化譚』。主演は、今や月組の「芝居の柱」である二番手スター、風間柚乃(かざま ゆの)さん。

風間さんは、新人公演時代からその実力を高く評価されてきました。特に、2018年『エリザベート』や2019年『夢現無双』での代役経験は、今もファンの間で語り草です。 研5という若さで、美弥るりかさんや月城かなとさんの穴を埋め、堂々と演じきったその度胸と技術。

現在の「押しも押されもせぬ実力派」という地位は、こうした修羅場を乗り越えて築かれたものです。

そんな風間さんの脇を固めるのは、二番手格として定着した彩海せらさん。 前回の風間主演作『BLUFF』でも絶妙なコンビネーションを見せてくれた「おだあみ」が、再び同じチームになったのは本当に嬉しい!

注目のヒロインは誰?

さて、本題のヒロイン予想です。今回の振り分けにより、候補は大きく3人に絞られたと言えるでしょう。

本命:白河りり(103期・研10)

今回の振り分けを見る限り、白河りりさんがヒロイン最有力候補。 『NINE』側に有力な娘役(花妃舞音さんや乃々れいあさん)が振り分けられたことで、『稲妻開化譚』チームでヒロイン経験があり、かつ技術面で風間さんと対等に渡り合えるのは白河さんしかいない……という状況を、劇団が意図的に作ったようにも見えます。

白河さんは研3で新人公演ヒロインに抜擢された実力派ですが、コロナ禍で新公学年の多くの機会を奪われた「苦労人」でもあります。 しかし、近年では『水晶宮殿』のマッチ売りの少女の場面で風間さんと組んだ際の並びや、抜群の歌唱力が大絶賛されました。

「風間&白河」という、芝居も歌もストレスフリーな「めちゃうまコンビ」の誕生を期待する声は非常に大きいです。

対抗:花妃舞音(106期・研7)

これまで「次期候補筆頭」と目されてきたのは花妃舞音さんでした。 ビジュアルの愛らしさと、外部メディア(講談社など)での露出の多さは、劇団からの期待の表れです。 しかし、今回彼女が鳳月さん側の『NINE』に振り分けられたことで、ファンは「風間さんの相手役としてのテストはもう終わったのか?それとも別の意図があるのか?」とざわついています。

ダークホース:乃々れいあ(109期・研4)

『BLUFF』で風間さんの相手役を見事に務めた乃々さん。 学年を感じさせない大人っぽさと舞台度胸は、風間さんとの相性も抜群でした。 ただ、彼女も今回は『NINE』チーム。 若手の抜擢としては、今回お休み組から誰かが食い込んでくるサプライズがあるのかも気になるところです。

風間柚乃の「新時代」と月組の未来

今回の振り分けを見て感じるのは、「次期体制を見据えた実力重視の慣らし運転」ではないか、という点です。

鳳月杏さんのトップ就任から、月組は「大人の渋さと実力」を武器にする組へと進化しました。そのバトンを継ぐ風間さんに求められるのは、同じく「揺るぎない技術」ではないでしょうか。

もしヒロインが白河りりさんになれば、それはかつての「剣幸&こだま愛」コンビや、「望海風斗&真彩希帆」コンビのような、圧倒的な耳福・眼福の舞台を約束するものです。 実力派の風間さんと、正統派で安定感抜群の白河さん。この二人が並ぶことで、月組の「芝居の月」としての伝統がさらに強固なものになると確信しています。

また、2番手役に彩海せらさん、若手に七城雅さん、雅耀さんらが揃うこの座組は、まさに「次世代月組のショールーム」。 齋藤先生の演出で、この若き才能たちがどう化学反応を起こすのか。

『稻妻開化譚』というタイトル通り、月組に新しい「稲妻」のような衝撃と開化をもたらしてくれることを期待して、配役発表を待ちたいと思います!