105期初のバウ主演!名作『銀二貫』で魅せる稀惺かずとの「至高のノーブル」

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本作『銀二貫』は、高田郁先生の大人気時代小説が原作。2015年に当時月組だった元トップスター・月城かなとさん主演で初演された、宝塚歌劇が誇る和物の名作ミュージカルなんですよね。なんと今回は、11年ぶり待望の再演なんですって……!

お話は、仇討ちで大切なお父さんを亡くした少年・鶴之輔が、大坂天満の寒天問屋の旦那さんに「銀二貫」で命を救われるところから始まります。そこから名前を「松吉」と改めて、泥臭くもまっすぐ誠実に成長していく姿を描いた、本当に涙なしでは観られない温かい物語なんです。

ここで、今回バウ初主演を務める稀惺かずとさんの注目ポイントを、改めて一緒に振り返ってみましょう!

稀惺 かずと(きしょう かずと)さん
105期生として入団。下級生の頃から、あの圧倒的なノーブル(気品あふれる)な佇まいと、確かな歌唱力・お芝居のセンスで、ずーっと注目を集めてきた星組の超新星です。今作で、ついに!ファン待望の宝塚バウホール初・単独主演を果たされました!

もうね、初日の幕が上がった瞬間から、劇場中が温かい涙と拍手で包まれていて、本当に胸がいっぱいになりました……!

稀惺さんが演じる松吉は、武士としてのプライドを全部捨てて、商人の世界へ飛び込んでいくという、ものすごく繊細な心の動きが求められる難しい役どころ。

でも、そこはさすが稀惺さん、素晴らしいお芝居力です!

丁稚奉公(でっちぼうこう)ならではの泥臭い「丁切(ちょうぎり)」の作業や、慣れないはずの大坂弁のセリフまわしも、驚くほど自然にこなしていました。それでいて、タカラジェンヌとしての品格は一瞬たりとも失わないのが本当に凄いです……!

私が特に「最高……!」とオペラグラスを握りしめたのは、舞台袖に駆け込むほんの一瞬の動きまで、計算し尽くされた男役としての美しい所作。 そして、心の奥底にある優しさがそのままメロディになったかのような、どこまでも澄んだ歌声です。

初演の月城かなとさんが見せてくれた、あの重厚で深い人情味とはまたひと味違う、稀惺さんだからこそ出せる「ひたむきで、守ってあげたくなるような透明感溢れる松吉」が、見事に令和のバウホールに誕生していました!

そしてそして!ヒロインの真帆を演じる乙華菜乃(おとか なの)さんの愛らしさも、絶対にハズせませんよね! お二人が紡ぐ淡くて切ない恋模様は、観ているこちらの胸がキュンと締め付けられるくらい純粋で……。星組の若き才能たちが、この大坂の温かい人情物語の中で、お互いを高め合っている姿を観られただけでも、本当に大感動の舞台でした!


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