宝塚歌劇の星組公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』が、いよいよ10月31日(土)から東京宝塚劇場で上演されます。
8月29日に宝塚大劇場で幕を開け、10月11日に千秋楽を迎えた今回の『RRR』。
約3週間の期間を経て、今度は東京の舞台へと場所を移します。
主演は星組トップスターの暁千星さんと、トップ娘役の詩ちづるさん。
今回の作品で特に注目したいのは、2024年に上演された『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』との違いです。
同じ物語を、今度はラーマの視点から描く。
しかも、ラーマを演じるのは2024年と同じ暁千星さんです。
宝塚ファンにとって、なんとも興味深い再演ですね。
2024年の『√Bheem』から、2026年の『√Rama』へ
2024年、星組で上演された『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』。
インド映画『RRR』を宝塚歌劇ならではの華やかな舞台にした作品でした。
当時の主人公はビーム。
そして、ビームと深い友情を結びながらも、互いの立場によって対立することになるラーマを、暁千星さんが演じていました。
それから2年。
2026年の星組公演では、物語の中心がラーマに変わりました。
タイトルも『√Bheem』から『√Rama』へ。
公式の作品紹介によると、今回はラーマを主人公として物語を再構築し、前作では描かれなかった場面も加えた一本立ての公演になっています。
同じ物語でも、誰の視点で見るかによって、登場人物の気持ちや行動の意味が違って見えることがありますよね。
ビームから見たラーマ。
そして、ラーマ自身の視点から見た世界。
その違いを楽しめるのが、今回の大きな魅力ではないでしょうか。
暁千星さんが再びラーマを演じる特別感
今回、もうひとつ興味深いのは、暁千星さんが同じラーマという役に再び挑戦することです。
2024年の公演では、ビームと対になる重要な人物として登場したラーマ。
今回は、そのラーマが主人公です。
英国政府の警官として働きながら、胸の内には大きな使命を秘めている男性。
表向きの姿と本当の目的。
友情と使命の間で揺れる心。
そんな複雑な人物を、暁千星さんがどのように表現するのか、注目したいですね。
宝塚では、同じ役を別のスターが演じることはありますが、同じスターが数年を経て同じ人物を演じ、しかも作品の主人公になるというのは、なかなか興味深い機会です。
2024年と2026年のラーマを見比べると、新しい発見があるかもしれません。
瑠風輝さんのビーム、詩ちづるさんのシータにも注目
今回、ビームを演じるのは瑠風輝さん。
そして、ラーマの許嫁シータを演じるのが詩ちづるさんです。
ラーマとビームは、互いの本当の立場を知らないまま友情を育んでいきます。
しかし、二人にはそれぞれ果たさなければならない使命があります。
友情を大切にしたい気持ちと、自分が信じる道を進まなければならない気持ち。
その間で、どのような葛藤が生まれるのでしょうか。
また、ラーマとシータの関係にも注目したいところです。
今回の作品では、ラーマの背景がより深く描かれることで、シータとの関係も違った角度から楽しめそうです。
暁千星さん、詩ちづるさん、瑠風輝さん。
この3人を中心に、星組がどんな『RRR』の世界を作り上げるのか楽しみですね。
『RRR』ならではの熱い舞台をもう一度
『RRR』といえば、友情や使命を描くドラマだけでなく、エネルギッシュな音楽やダンスも大きな魅力です。
今回の宝塚版では、物語を一本立てに再構築しています。
つまり、通常のお芝居とショーの二本立てとは違い、『RRR』の世界をじっくり楽しめる構成です。
物語の展開だけでなく、ダンスや舞台全体の迫力にも期待が高まります。
また、今回の星組公演については、タカラヅカ・スカイ・ステージの『NOW ON STAGE』で、暁千星さん、詩ちづるさん、瑠風輝さん、天飛華音さんが作品について語る座談会も紹介されています。
観劇前にこうした番組で作品への理解を深めておくのも、楽しみ方のひとつですね。
東京宝塚劇場公演は10月31日から12月13日まで
星組『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~』の東京宝塚劇場公演は、10月31日(土)から12月13日(日)まで。
初日は13時30分開演です。
また、11月19日(木)には新人公演も予定されています。
新人公演では、ラーマを馳琉輝さん、シータを茉莉那ふみさん、ビームを世奈未蘭さんが演じます。
本公演とは違った若手出演者たちの挑戦にも注目したいですね。

