花組のこれからを考えるうえで、今とても気になる二人がいます。
聖乃あすかさんと極美慎さん。
ともに100期生でありながら、歩んできた道のりはまったく違う二人。
花組で着実に経験を積み重ねてきた聖乃あすかさんと、星組から組替えしてきた極美慎さん。
現在上演中の『エリザベート』では、それぞれフランツ・ヨーゼフとルイジ・ルキーニという重要な役を演じています。
そんな中、2026年10月28日に発表された2027年4月の花組別箱公演。
極美慎さんが『にぎたつの海に月出づ』で再び主演することが明らかになりました。
このニュースを聞いて、もう一人の100期生、聖乃あすかさんの今後が気になった方もいるのではないでしょうか。
今回は、二人のこれまでの歩みと今回の公演発表から、花組のスター配置について考えてみたいと思います。
花組生え抜きの聖乃あすか、星組からやってきた極美慎
聖乃あすかさんと極美慎さんは、ともに2014年に入団した100期生です。
聖乃さんは花組に配属され、『ポーの一族』『MESSIAH』『A Fairy Tale』などで新人公演主演を経験。
その後も『舞姫』『Liefie』などで主演を務め、花組の男役スターとして着実に歩んできました。
一方の極美さんは、星組で新人公演主演やバウホール主演を経験。
2025年に花組へ組替えとなり、『DEAN』で東上初主演を果たしています。
二人とも主演経験を持つ実力派。
しかし、持ち味は少し異なります。
聖乃さんには、花組らしい端正さや気品、繊細な役作りが似合う魅力があります。
極美さんには、長身を生かした華やかさと、舞台に登場した瞬間に目を引く存在感があります。
同じ100期生でありながら、違った魅力を持つ二人が花組で並んでいる。
これは今の花組の大きな見どころの一つではないでしょうか。
『エリザベート』では聖乃がフランツ、極美がルキーニ
現在上演中の花組『エリザベート』。
聖乃あすかさんはフランツ・ヨーゼフ、極美慎さんはルイジ・ルキーニを演じています。
フランツはオーストリア皇帝としての責任と、エリザベートへの愛情の間で揺れる人物。
一方、ルキーニは物語全体を案内する狂言回しであり、独特の存在感が求められる役です。
どちらも『エリザベート』には欠かせない重要な役。
ただし、役の性格はまったく異なります。
聖乃さんには、皇帝としての威厳や、年月を重ねていく人物の変化を表現する難しさがあります。
極美さんには、観客を物語へ引き込み、時には不気味さや皮肉も感じさせる独特の芝居が求められます。
前夜祭で聖乃さんは、父親役や髭を付けることが初めてであり、一人の人生を演じる難しさについて語っていました。
極美さんも、歴史的な世界とファンタジックな世界をつなぐ芝居のバランスを模索しているとコメントしています。
二人がそれぞれの難役にどう向き合うのか。
今回の公演は、同期スターの異なる魅力を見比べる機会にもなっています。
極美慎の『にぎたつの海に月出づ』再主演が意味するもの
そして、2027年4月。
極美慎さんが『にぎたつの海に月出づ』で再び主演することが発表されました。
この作品は2025年1月に星組の宝塚バウホールで上演され、当時も極美さんが主演した作品です。
今回は花組公演として、日本青年館ホールと梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される予定です。
つまり、星組時代に主演した作品を、組替え先の花組で再び演じることになります。
これは興味深い展開です。
新しい組で別の役を演じるのではなく、以前の主演作品にもう一度挑戦する。
星組時代から極美さんを応援してきたファンにとっても、花組で新たに魅力を知ったファンにとっても、楽しみな公演になるのではないでしょうか。
そして、ここで気になるのが聖乃あすかさんの存在です。
聖乃あすかはどうなる?2027年春の花組別箱公演
2027年4月の花組では、極美さん主演の『にぎたつの海に月出づ』と、永久輝せあさん・星空美咲さんによるコンサート『Ave Mare!』が予定されています。
この二つの公演は日程が重なります。
そこで気になるのが、聖乃あすかさんがどちらの公演に出演するのかということです。
極美さんの主演が発表された一方、聖乃さんについては、今回確認した情報だけでは出演先を確定できません。
花組で長く活躍し、東上主演も経験してきた聖乃さん。
トップコンビのコンサートで中心的な役割を担うのか、それとも今後別の発表があるのか。
出演者の振り分けは、ファンとして注目したいところです。
ただし、ここで一つ気をつけたいことがあります。
別箱公演の主演が発表されたからといって、それだけで二人のスター序列が逆転したと判断することはできません。
公演の規模や出演者の振り分けには、さまざまな事情があるためです。
今後の公式発表を待ちながら見守りたいですね。
極美慎 VS 聖乃あすか、本当にライバルなの?
二人を比較するとき、どうしても気になるのが将来のトップスターへの道です。
同期であり、どちらも主演経験がある。
しかも現在は同じ花組に所属しています。
これだけ条件が重なると、二人の今後を比較したくなるのも自然なことでしょう。
ただ、実際に二人が競い合っているという事実が確認されているわけではありません。
聖乃さんには、花組で長く育まれてきた経験があります。
極美さんには、星組と花組という異なる環境で培ってきた経験があります。
どちらの歩みも、それぞれに価値があるものです。
むしろ、持ち味の違う二人が同じ舞台に立つことで、花組の男役陣に新たな魅力が生まれているとも考えられます。
今後の花組で注目したい3つのポイント
これからの花組で注目したいのは、次の3点です。
① 2027年4月の出演者振り分け
聖乃さんがどの公演に出演するのか。極美さん主演公演の共演者にも注目です。
② 『エリザベート』での二人の役作り
フランツとルキーニという対照的な役を通じて、それぞれがどのような経験を積み重ねるのか。
③ 次回以降の大劇場公演での役付き
二人の今後を考えるうえでは、一度の別箱公演だけでなく、これからの大劇場公演での配役や活躍も重要な材料になるでしょう。
組替えやトップスター就任については、現時点で確認できる公式発表はありません。
そのため、今後の人事を断定することは避けたいと思います。
果たして二人は、この先どのような道を歩んでいくのでしょうか。
どちらが上か、どちらが先か。
そんな比較だけでは語りきれない魅力が、二人にはあります。
だからこそ、これからの花組がますます楽しみです。
まずは現在の『エリザベート』で、それぞれが見せる男役としての魅力をじっくり楽しみたいですね。
そして2027年春、二人にどのような新しい舞台が待っているのか。
これからの発表を楽しみに見守っていきましょう。
参照元・確認日
確認日:2026年11月1日
※2027年4月の別箱公演については、公演発表を扱った二次情報も参照しています。公開前に宝塚歌劇公式サイトの公演詳細との最終照合が必要です。
※Xの直近の公開投稿は直接確認できていないため、SNS上の反応は掲載していません。スター序列や今後の人事についての記述は考察であり、劇団の公式見解ではありません。


