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宝塚作品・懐かしシリーズ『伯爵令嬢』を紹介

宝塚歌劇の懐かしシリーズ

当時見た作品でも、今もう一度見返してみると、その当時気づかなかったことがたくさんあって、また新たな発見ができるのが宝塚歌劇の楽しいところ。

今、目立つ場所に立っているジェンヌさんが「あそこに!あんなところに!」なんて、もう目を皿のようにして画面を静止しながら見ちゃうことも多々あります。

そんな宝塚作品・懐かしシリーズを紹介してみたいと思います。

今回は、宝塚に新しい風を吹かせた元雪組トップコンビ早霧せいなさんと咲妃みゆさん。

様々な漫画、アニメの舞台化を成功させましたね。

そんな2人のお披露目公演だった、ちょっぴり、懐かしい「伯爵令嬢」という作品を紹介したいと思います!
脚本・演出は、今、絶好調!話題の生田大和氏。2019年、大忙しの演出家さん。

2014年に日生劇場で公演が行われた作品です。

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伯爵令嬢のあらすじ

孤児院で生活しているコリンヌは、ある日、伯爵家の娘だったということがわかります。

家族に会うために、パリへ向かっている途中、船が遭難し、海に落ちてしまいます。

その影響で、コリンヌは記憶をなくしてしまい、コリンヌに心惹かれていたアランは、記憶をなくしたコリンヌを引き取る口実として、フィアンセだと嘘をつき、一緒に暮らし始めます。

少しずつアランに心を許し好きになっていくと同時に、徐々に記憶を取り戻し始めコリンヌは、全てを思い出した時にどうなるのか。本当の伯爵家の家族には会えるのか…。

おすすめポイント!

コリンヌがアランの家のメイドさんたちと家事をする場面ですね。

記憶がないけど、明るく前向きで、できることはします!と様々なことに挑戦します。

持ち前の人懐っこさで、あっという間にみんなと仲良くなってしまうコリンヌが可愛くて仕方ありません!

ひらひらレースが似合うおてんば娘には誰もが振り回されたい!

ゆえに、コリンヌはアラン以外からも、リシャール、フランソワから好意を寄せられますね。

アランの復讐のためにコリンヌに近づいて睡眠薬を飲ませたフランソワでしたが、コリンヌに心惹かれて、一緒に仕事を探したりします。

また、コリンヌが追い出されそうとしていた舞踏会でも、私の連れだ、と言い助ける姿に悪役だけどキュンてきます!

胸キュンポイント

キュン!といえば、なんといっても最後、気球が落ちて助かった後にアランが、これを気球の中で渡すはずだった、と胸に忍ばせていたバラをコリンヌに渡し告白するシーン!

この時には全てをコリンヌは思い出していますが、それでもやっぱりアランが好きで、やっとアランの思いが叶う瞬間ですよね。その瞬間のコリンヌを抱きしめるアランの優しく包み込む手と、そのあとのキスシーン!

早霧せいなさんと咲妃みゆさんの初めての公演とは思えないくらいリアルでラブラブ感たっぷりで、漫画から飛び出できたような雰囲気に虜になります!

コリンヌとアランという役は、咲妃みゆさんと早霧せいなさんの本当の姿に少し重なる部分があります。

とくに、アランがコリンヌのおでこをツンと指で押してニコニコしながら話してる姿がたまりません!

そのシーンは、美穂圭子さんと鳳翔大さんのナンバーが入っていて、会話は聞こえません。

何話してるんだろう?!

気になる~っ!

ラブラブすぎる…

なんて考えてしまいますね(笑)

意外なキュンポイント

コリンヌとアランのキュンポイント意外にも、フランソワとジャンヌにも私はキュンとする場面があります!

ジャンヌは普段、フランソワを自分のやりたいこと、欲しいものを手に入れるために利用しているようにしか見えません。

アランの復讐のために気球に1人だけ乗り込むフランソワですが、自分が気球に乗れないと知った時にジャンヌは、「気球ごと落ちればいいのに」と言います。

しかし、気球が本当に落ちてしまい、助かったフランソワに対し、泣きながらバカと言います。

本当はフランソワのこと大好きなんだなと愛を感じましたね。

愛を感じたといえば

愛を感じた言えば、最後のシーンで、美穂圭子さんと鳳翔大さんのナンバーで、アランの家ですかね。

そこにコリンヌがかつてお世話になっていた孤児院にいる子供達が住んでいるんです。

これはたぶん回想の場面なので、漫画にはないので詳しくは語られませんが、ジャンという男の子が、お皿を割ってしまいます。そこにアランのお父さんが来るのですが、怒られる、と思ったら優しく頭をポンポンとしてくれています。

やっとアランとお父さんの心の隔たりもなくなったのかな、と感じたのと同時に、子供に対する愛を感じますね。

最後に

この作品は、初めて宝塚を見る方にもおススメできる、見やすくかつ宝塚ならではが詰まっています。

皆さんも是非見てみてください!