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退団日延期が決定!真彩 希帆の演技の魅力

注目のタカラジェンヌ

コロナウイルス感染症、拡大防止のため、公演の中止を余儀なくされている宝塚歌劇団。

状況を踏まえ、劇団は、6月末までの全公演の中止を決定しました。

それと同時に、全退団者の退団日が延期に、組替えや組長就任等の人事も、全て延期が発表されました。

退団公演自体が中止になってしまった退団予定者もいたため、今後も無事に退団公演ができるのだろうか…と、心配していたファンも多かったと思います。

現時点では、詳しいスケジュールは発表されていませんが、ファンにとっては嬉しい便りとなりました。

そんな中、10月の大劇場公演を最後に、宝塚歌劇団を卒業する意思を伝えた雪組トップコンビ、望海 風斗と真彩 希帆。

今回は、雪組トップ娘役・真彩 希帆の魅力に迫りたいと思います。

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真彩 希帆ってどんな人?

まずは、「きぃちゃん」「まあや」などの愛称で親しまれる、真彩 希帆の略歴をご紹介します。

2012年 第98期生として宙組公演「華やかなりし日々・クライマックス」で初舞台を踏む
2013年 月組への組回り後、花組に配属
2014年 星組に組替え
2016年 バウホール公演「鈴蘭」で、初ヒロインを務め、
     大劇場公演「こうもり」で新人公演初主演
2017年 バウホール公演「燃ゆる風」で2度目のバウホール公演ヒロインを務める
その後、1月24日付けで雪組に組替え、雪組デビュー作品にてエトワールを務める
2017年 7月24日付けで雪組トップ娘役に就任

最近では、その美しい歌声を武器に、「ファントム」のクリスティーヌ役、そして、「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」ではデボラ役と、演技力が試される役を演じています。

また、お気づきの方も多いと思いますが、略歴の通り彼女のデビューは宙組の公演。

その後、組まわりで月組の舞台に出演し、花組に配属。

星組への組替えを経て、現在は雪組のトップ娘役を務めています。
彼女は「花・月・雪・星・空」の5つの組、全ての舞台に出演しているんです!

これは、宝塚歌劇団に所属する生徒、誰もが経験できることではありません。
貴重な経験ですよね!

「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」デボラ役を好演!

2020年の幕開けを飾った、雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」では、ローワー・イーストサイド出身のユダヤ系移民、デボラ役を演じた真彩 希帆。

女優を夢見た少女時代から夢を叶えた栄光の時代、夢の後に味わった挫折、そしてその後に選んだ人生までを、1人で演じきりました。

圧巻だったのは、その歌声。

今回のデボラ役は、幼い少女時代からブロードウェイの歌姫へと、年齢も立場もコロコロと変わっていく難しい役でした。

真彩 希帆は、その豊かな表現力と歌唱力で、キャラクターの年齢や立場に合わせた演技、そして歌声を客席へと届けてくれました。

初めて舞台に登場したときは、すごくキュートな夢見る少女だったのに…1幕目終了間際、望海 風斗演じるヌードルスと、レストランのスイートルームで対峙した時には、セクシーな女優へと変貌を遂げていました。

まさに、1人の少女の成長を演じきった、そんな舞台でした!

夢を貫き通したデボラ!その影にあった恋心。

また、このデボラという役で真彩 希帆は、数多くの男性との間に揺れ動く恋心を、見事に表現しています。

まずは、望海 風斗演じるルードルスとの初恋です。

ヌードルスへの変わらぬ想いを胸に抱きながらも、自分の夢のために別れを告げ、ハリウッドに旅立つデボラ。

そこでは、自分を見い出した大物プロデューサー、サム(煌羽 レオ)と、一緒に暮らす姿が描かれています。

女優としてのさらなる活躍を夢見るデボラ、そんな時、自身が暮らす部屋で、サムが別の女性と会っているのを目撃し、挫折を味わいます。

時は進み25年後、デボラはベイリー商務長官として生きるヌードルスの親友、マックス(彩風 咲奈)の財団の、理事として彼を支えていました。

少女時代には、マックスがデボラに恋心を抱いている姿も描写されており、複雑な人間関係が伺えます。

結局、デボラとヌードルスは一度も結ばれることがないんですよね…。

これも、宝塚の舞台では珍しいような気がします。

真彩 希帆はそんなデボラの複雑な恋心を、鬼気迫る演技と歌声で見事に表現してみせました。

夢を貫き通すため、ヌードルスとの別れを選んだデボラ。
そんな彼

強い意志と、胸に留まるヌードルストへの恋心が、真彩 希帆から透けて見える、そんな演技でした。

目で語る!真彩 希帆の演技力!

真彩 希帆といえば、歌唱力の高さは言うまでもありません。

しかし、今回は、彼女の演技に注目してみたいと思います。

筆者が思う真彩 希帆の演技の魅力、それは表情の豊かさです。

真彩 希帆本人も、かつて出演したテレビ番組で、自分のチャーミングポイントは目だと語っていたように、目で語りかけてくるような演技が魅力的だと感じます。

彼女の演技をよく見てみると、表情が本当によく変わるんです!

人間って、こんなにいろんな表情を持っているんだと、彼女の演技を見て気づかされました。

そして、その表情の中でも、特に印象に残るのが「目」なんです。

歌っている時も話している時も、目で語りかけているような…そんな表情が、本当に魅力的です。

ぜひ一度、真彩 希帆の表情に注目して、彼女の出演作を観劇してみてください!

早くいつもの日常へ

ここまで、筆者が感じる真彩 希帆の魅力についてお話ししてきました。

本来なら、いろんな花が咲き乱れ、気候も暖かくなって、気持ちの良い季節のはずの春。

駅から宝塚大劇場へと観劇者を導く桜並木の桜も、今年は人知れず咲き、散っていきました。
今は、宝塚を観劇できる日がやってくるのを、心から願う日々です。

それまでは、雑誌やテレビなどで、宝塚を楽しもうと思います。

早く、いつもの日常が帰ってきますように…。