宝塚歌劇団花組公演「アウグストゥス」が千秋楽を迎えました。
花組さんは、コロナの影響をもろに受けちゃって、宝塚では、途中で中止になってしまい、千秋楽のみ無観客でのライブ配信になってしまいました。
東京でもA、Bグループと二つに分かれたままで公演が進みました。
一つ後ろを走っている月組さんは、同じ時期の宝塚公演では組子全員が揃い、新人公演までできているのに、、、、となんとも花組さんが不憫・・・・。
コロナ感染者の波にちょうど花組公演のタイミングがあってしまったばっかりにこんなことになってしまったわけで、、、、次の11月からの大劇場ではなんとか全員揃っての公演ができることを祈っています。
さて、そんないろいろ大変な思いをしながら、千秋楽を迎えた昨日は、ライブ配信で観劇させてもらいました〜!
いろいろなところで細かいセリフも変わって、常にお芝居は進歩し続けて、ここまできたんですね・・・。やっぱり宝塚は、初日、中盤、千秋楽と全部見て本当の宝塚の楽しさを味わって欲しいものです。
昨日は、トップ娘役さん華 優希さんが宝塚歌劇団を卒業されました。
もう華ちゃんのお芝居を見ることができないなんて、本当に寂しいです。
個人的には、トップ娘役さんの中で一番好きでした。
いつも謙虚で一生懸命で、本当に愛らしいお芝居で魅了してくれました。
最後の幕前でも、きっと柚香光さんに言いたいことがあったけど、タイミングが掴めず、言えずに終わっちゃった、、、よね。
あ、あ、あ、・・・・・引っ込んじゃった、、、、って画面の前でヒヤヒヤしましたが、やっぱりそんなところが最後まで、華ちゃんらしくて、ちょっと不器用で、でも一生懸命な華ちゃんが好きでした。
ここにやっぱり、退団挨拶を残しておきたい!
ということで全文を記録させていただきました。
挨拶全文
本日は千秋楽の舞台とサヨナラショーを最後までご覧いただきありがとうございました。
今こうして、千秋楽までの全公演を終えようとしていること、みなさまの前で卒業のご挨拶をさせていただけること、心から幸せに思います。
連日、このような状況の中、たくさんのお客様に足をお運びいただき、みなさまのご協力があって、今日という日を迎えられたこと、感謝申し上げます。
誰かに導いていただくことでしか、うまく前に進めない自分を、未熟な自分を恥ずかしいと思うこともありました。
卒業する今、自分が想像していたよりもはるかに多くの方々が温かい思いで見守ってくださっていたこと、たくさんの方々が支えてくださっていたことに改めて気付かされ、多くの方に導いていただき、ここまでこられたこと、信じたいものを信じ続けさせてくださるみなさまに支えられて、今ここに立たせていただけること、全てが心から誇りに思えると胸を張っていえます。
諸先輩方の清らかな精神によって繋がれてきたこの場所で、大好きな花組のみなさまと舞台に命を燃やして、生かさせていただけたこと、そして、お客様と共有できた時間、たくさんの景色を見せてくださった、心から尊敬させていただける相手役さん、全ての時間が過ぎ去ってしまってしまうことに寂しさは否めませんが、この全てのかけがえのない時間を胸に、明日からも生きていきます。
たくさんの愛をくださった全ての皆様にたくさんの幸せが訪れますよう、心から祈っております。
本当にありがとうございました。