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花組スペシャルカーテンコールに立ち会えて

宝塚歌劇を楽しもう

先日、初日ぶりに花組公演を観劇して参りました。

なんとおめでたいことに、その日は宝塚歌劇の生みの親である小林一三先生の生誕150周年ということで公演の終演後にスペシャルカーテンコールというものがありました。

そもそも1月3日生まれであることから「一三」というお名前に繋がっているとは知らなかったので一宝塚ファンとしても新しい学びでした。

今回はせっかくですので、当日の公演の様子や、初日から2日経って改めて観た際に感じた公演の気づきや、スペシャルカーテンコールについてのレポをまとめていきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

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初日から2日経って改めて観た際に感じた公演の気づき

まず筆者はありがたいことに先日の初日も観劇させて頂いているので、1月3日の観劇が早くも2回目の観劇となりました。

初日の際の観劇レポも当ブログにて語らせて頂いています。

今回はその時の記事に書ききれなかったこととして、うたかたの恋はルドルフとマリーの主題歌歌唱から始まるので、舞台での柚香さんの第一声が「マリー、来週の月曜日 旅に出よう」という名台詞から始まります。

そして、マリーのセリフがあり歌い出しに繋がります。

初日に感じた印象としては、恐らく役作りの影響でこのセリフや主題歌歌唱の声のボリュームがかなり細く、薄く感じたので、初日のルドルフはかなり悲壮感が漂っていて疲弊しきっているルドルフだなと思いました。

もちろんルドルフとしてはこの時既に死を決意している訳ですからその解釈で間違っていないと思います。

しかし作品の主役としての観客へのファーストインパクトとしては少し弱いのではないだろうかとも感じておりました。

その後すぐの舞踏会でのマリーへのダンスのお誘い場面でも同じく疲弊しきっているルドルフだったので、最初から最後まで病みに病みまくっているルドルフなんだなと。

しかし今回2回目の観劇を終えた今、今しがた舞台にいたルドルフは闇の中にも愛する人の前では子供のような無邪気さがある人物に感じ、初日よりも断然にセリフのトーンや歌の入りのトーンなどもわずかに上がっていたように思いました。

一個人の感想なので感じ方は人それぞれですが、初日のルドルフより100倍良く感じられたことで、やはり舞台は生モノで、板の上で回を重ねる毎に変わってくるのだなと演劇の面白さを演者を通し再確認いたしました。

「1月3日の公演の様子」

ショーでは、聖乃さんが輪っかのドレスを着た女役の場面。

恐らくスカートが踏んでしまい転倒してしまうハプニングがありましたが、すぐに立ち上がっておられて中詰の頭の銀橋渡りも問題なく元気そうに登場されてのでホッとしました。

転倒と同時に片耳のイヤリングが落ち舞台中央に残されていたのですが、次のニューヨークの場面で恐らく香水に扮したショーガールの娘役さんが拾われていたようでまさにナイスプレー。

そして柚香さんと水美さんを中心としたshun先生振り付けのムスクの場面の最後では、柚香さんが銀橋で屈んでウィンクの一本釣りをするとんでもない色気の数秒間があるのですが、初日は完全に最前列の中央の方をロックオンしていたのですが、今回は2階前方席をロックオンされていたようで、そんな変化球パターンもあるのね!!と嬉しくなりました。

そして大階段の男役群舞。

この場面は割と柚香さん始めとする男役さん達が掛け声というか感情の赴くままの声を自由に発されているアドリブ場面なようで、今回も柚香さんが「アィ」とか「オゥ」など仰っていたのですが、一度だけ予期せず声が裏返ってしまい可愛い娘役さんの掛け声のような「アィ」が出てしまったのが少し恥ずかしかったようで、「あははは」とマイクに声が乗るくらい斜め後ろにいる水美さんに笑いかけたり、その光景を見て隣の永久輝さんも笑ってらしたり、客席も舞台上も和やかな空気に包まれていました。

「小林一三先生生誕150周年スペシャルカーテンコール」

終演後そのまま幕は閉じず、まず組長さんからのご挨拶があり、そこから2曲披露となりました。

まず1曲目は初舞台口上でお馴染みの歌劇団歌で、「宝塚わが宝塚、清く正しく美しく~」と歌ってくださいました。

団歌といってもなかなか初舞台公演以外では生で聴ける機会がないので、嬉しかったです。

そして2曲目は誰もが知っている宝塚といえばの曲「すみれの花咲く頃」でした。伴奏が始まってすぐ一番に体をゆすってリズムをとり始める柚香さんと、それに続く花組の皆さんがとっても可愛かったです。

宝塚ファンとして貴重な機会に立ち会えた喜びと、こんなにも素晴らしい歌劇団を創ってくださった小林一三先生に改めて感謝の思いが膨らみました。