月組東京宝塚大劇場にてエリザベート千秋楽でした。
そして、月組の娘役の大きな存在だったメンバー二人が本日を持って退団となりました。
月組組長の憧花ゆりのと娘役トップの愛希れいか。
月組にとってこの二人の存在は非常に大きなものがあったでしょう。
二人が次の月組公演からいなくなると思うと本当に寂しいです。
千秋楽・愛希れいかのサヨナラショーについて
エリザベートが終わり、新組長光月るうによる愛希れいかの紹介、そしてさよならショー。
その後、もう一度光月るうによる憧花ゆりのの紹介。
そして、最後の退団の挨拶へと・・・。
光月るうの挨拶・・・・
愛希れいかは、舞台の上ではあんなにキラキラ輝き、可愛らしい女性像や時には強い女性像を見せてくれたけれど、
本当は、泣き虫ちゃぴちゃんでいつも壁にぶつかりながら一生懸命舞台に立ってきたんだろうな〜ということを思わせてくれました。
また憧花ゆりについては、
長い彼女の経歴と宝塚に対する貢献の大きさを感じ、そして彼女自身が18年間ずっと気丈に舞台を努めてきた様子が伺えました。
そして紹介している光月るうもこれから組長として月組を引っ張っていく重圧や責任を感じ、「覚悟」のようなものを感じる素晴らしい挨拶でした。
憧花ゆりの挨拶は、18年間、ずっと気丈に振舞ってきた彼女のまま、最後まで「気丈」を貫きた通した挨拶だったと思います。
そして愛希れいかの挨拶
初めてのお役「スカーレットピンパーネル」の子役ルイ・シャルルで歌った曲「ひとかけらの勇気」の歌詞をずっと大事にしてきた10年間だったと。
その歌詞を伝えるとき、初めて今回の中で涙を流しました。
ずっと10年間勇気を振り絞り頑張ってきたんだな〜と思うと本当にお疲れ様でした。
そして私たちに感動をありがとう。と伝えたいと思います。
最後の最後の挨拶のとき
ちゃぴ
「退団を発表してからたくさんのお手紙をいただきました。勇気を出して初めてお手紙をくれた方もたくさんいらっしゃいました。そのお手紙で本当に頑張ってこれました。ありがとうございました。」
最後の最後にお手紙をくれたファンの方たちにお礼をいうちゃぴ。本当に素敵でした。
そしてトップたまきっちゃんは、いつまでもクールに、予科生、本科生の時代からずっと面倒見てきたちゃぴを最後まで温かく見守る先輩っぽさを出していましたよ。
この二人が抜けた後のこれからの月組、どうなるんだろう・・・。
今までの月組のイメージが変わってしまいそうな寂しさというのも正直あるし、美弥ちゃんがいつ?という不安も正直ありますね。
でもこれは私が月組を見始めた時に勝手に作った「月組のイメージ」であるだけ。
退団する人と新しく入る人が常に入れ変わりの連続で105年続けてきた宝塚。
きっとまた別の素敵な月組が作られていくでしょう。
それを楽しみにしていくことにしましょう。
もう愛希れいかを見れない寂しさはあるけれど、でもちょっとだけ休んで、そしてすぐに世界で活躍する愛希れいかを見られる日がくるでしょう。
そしてそれは、「いつ退団するんだろう?」という不安もなく、ずっとずっと彼女の活躍を楽しめる日がすぐにくる気がしてなりません。
感動をありがとう。
愛希れいかがルイシャルル役で出演していた月組公演「スカーレットピンパーネル」