暁千星(あかつきちせい)さんは、宝塚歌劇団 98期生 月組の男役さんです。
彼を初めて認識したのは、2013年の日本青年館公演『THE MERRY WIDOW』
北翔海莉さん演じる酔っ払いのダニロと暁千星(あかつきちせい)さん演じるニエグシュの二人がからむシーン。
北翔海莉さんの得意のアドリブに、うまくかわせず、ニコニコと笑顔で返す、演技というより暁千星(あかつきちせい)さんそのままの困った感じがなんとも可愛らしかったのを覚えています。
それからカンカンのシーンでのバレエのピルエットも素晴らしかった。
調べてみると、それはなんとまだ研究科2年の時!
入団間のない若手さんで北翔海莉さんと二人でからむような役に抜擢されていたのですね。
5歳からバレエを習い、バレリーナを目指していたというから、あのカンカンでのピルエットの場面も
納得の実力です。
宝塚音楽学校を目指すことを決めて願書を取り寄せて、そこから「声楽」を習いはじめた。
そんな「声楽の経験歴」も短い暁千星(あかつきちせい)さんが
音楽学校を首席で卒業したというからびっくりです。
暁千星芸名の由来は
芸名の由来は、出身校の「福山暁の星女子中学校」からつけたそうです。
出身校の「福山暁の星女子中学校」には、他のタカラジェンヌで
76期生の元星組娘役トップの星奈優里さんもいます。
暁千星のプロフィール
身長 | 172センチ |
誕生日 | 9月14日 |
血液型 | A型 |
出身 | 広島県福山市 |
愛称 | あり |
入団時の成績 | 首席 |
初舞台 | 宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」 |
今までの活躍
2013年 | 阪急阪神の初詣ポスターモデルに起用 |
2014年 | 月組「明日への指針」で新人公演初主演 |
2015年 | 月「1789-バスティーユの恋人たち-」で、新人公演主演。 本公演ではフェルゼン役 |
2015年 | バウホール初主演 |
2016年 | 「NOBUNAGA<信長>-下天の夢-」で、新人公演主演。 |
2017年 | バウホール主演2回目 |
2013年に起用された阪急阪神の初詣ポスターモデルというのは、入団1年目のスター候補生が抜擢されているのをみると、暁千星さんも入団1年目ですでにスター候補生として注目されていたようです。
そりゃそうだ。首席入団ですし。
過去に新人公演主演を3度、バウホール初主演を2度経験し、すでに次のトップ候補の中に名前が上がるところまで来ています。
入団時から注目される存在だった暁千星(あかつきちせい)さん。
本公演でも主要な役につき、まだ新人公演も出ている。
入団直後から注目され、主要な役が付くのは恵まれている。
しかし山のような課題と向き合い、どれだけ大変な思いをしているのだろうと想像を絶する。
現在(2018年8月)公演中の月組「エリザベート」では、
本公演では、ルドルフ役を。
新人公演では、主役のトート役をこなす。
おそらく毎日ルドルフをお客様の前で演じた後、同じ日の夜は
お稽古場でトート役のお稽古に励んでいるに違いない。
中学卒業と同時に宝塚の世界に来て数年。
なんて濃密な数年間を過ごしているのでしょう。
本当にご苦労様です。これからも暁千星(あかつきちせい)さんを応援していきましょう。