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今、宝塚歌劇団月組では、暁千星が熱い!

注目のタカラジェンヌ

「早くから注目を集めていた下級生」という印象が強い彼女ですが、この春で研究科8年目。

あの“ありちゃん”が、新人公演を卒業したのですね。

そりゃあ時代も変わるはずですわ…

今回は、3月15日より宝塚大劇場にて絶賛公演中、また5月3日より東京宝塚劇場公演を控える月組公演『夢幻無双』『クルンテープ〜天使の都〜』から、98期生男役・暁千星さんをピックアップしてお届けします!

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98期生男役・暁千星さんをピックアップ!

さて、唐突ですが、下級生の頃から大抜擢されるって、それはそれで大変なんだろうなーと思います。

宙組トップスター・真風涼帆さんや雪組2番手スター・彩風咲奈さんらもかつてはそうだったかなーと思いますが、誰かの弟や後輩の役とか、いわゆるヘタレっぽい役とか、なんとなくそういうイメージを背負いがちです。

暁さんも例外ではなく、
最近では『カンパニー』でのヒロイン・高崎美波の後輩の役、
『BADDY』でのかぼちゃパンツを着た王子、
『エリザベート』での失意の果てに自ら命を絶つ皇太子・ルドルフといった役どころが印象的。

98期首席入団のエリート(→98期生一覧)ですが、ベビーフェイスが魅力の可愛らしい方なので、そのイメージに拍車をかけているのかもしれません。

スター街道まっしぐらの彼女が、いずれトップスターとして舞台を務めているお姿は、すでに想像に難くないですよね!

そんな中でも、これからは、大人の男役、すなわち「新たな暁千星」を開拓する必要性があるのでしょう。

ある程度時間が解決してくれる部分もあると思います。

しかし、トップ娘役に美園さくらさんが就任し、若い組と称される月組で貴重な上級生として2番手スターを務めてきた美弥るりかさんが退団する、今。

この暁千星という男役スターは、月組生の中で実は最も大きな過渡期を迎えることが求められているのではないかと…。

ありちゃん、頑張れ!!!

とはいえ、本当に立派ですよね。

期待に確実に応えるって、実際のところすごく難しいじゃないですか。

筆者なんて何度人の期待を裏切ってしまったかわかりません(笑)

それなのに、私のような凡人に課される期待よりもはるか彼方でっかい期待を背負っているありちゃん、しっかり期待に応え、さらに輝きや色気を増しているなんて、本当に感動してしまいます。

まず、『夢幻無双』から。

吉岡清十郎というお役を演じているありちゃん。

この人、いろんな意味で強いです。

負け知らずの強さから、負けも知り、優しい嘘も知り、みたいな。

ちょっとニヒルな笑みを浮かべたりなんかもして、どことなく影がある感じもそそられますよね。

完全に、“私の知らない暁千星様”で、「うわー、大人の男(役)になるってこんな感じかー!」なんて、ありちゃん演ずる吉岡清十郎様に釘付けになったのでした。

こんな風な、アンニュイな感じのありちゃんも、とっても素敵ですね!

今度はスーツ姿を拝める洋物作品で、こんなありちゃんが見てみたいです♪

続きまして、『クルンテープ〜天使の都〜』

こちらでは、今まで通りの元気系ありちゃんやカッコよくキメるありちゃんにもお目にかかることができるのですが、筆者の大好物として恒例の“男役が演じる女役”(?)なありちゃんに出会えるのが最大の見どころなのでは、と思っています♡

長―い御御足でセクシーダンスを繰り広げるありちゃんを拝見する日がくるなんて、私は考えてもいなかったのですが、実にお見事。

これからもまだまだ我々の知らないありちゃんを見せてくれるのでは!?という期待さえも高まる、魅力的なお姿でした。

このように、男役・暁千星が新たな表情を魅せる月組公演。

しかもただ新しいだけでなく、今後のご活躍にも期待させてくださるというのは、本当に凄いことだと思います。

宝塚大劇場公演はとうとう千秋楽を迎えてしまいましたが、東京宝塚劇場公演もとっても楽しみですね♪

ライター:有田だりあ