次回公演のNEVERSAY GOODBYEも決まった真風涼帆さんこと、ゆりかさんの写真集が先月7月20日に発売されました。
タイトルは「zeitlos(ツァイトロース)」宝塚公式HPによる“時代を越えて永遠なるものをテーマに、真風自身が過去・現在・未来のシチュエーションに身を置き、孤高の皇帝、大都会に生きるクールガイ、物憂げな美青年など、多彩な表情で紡いでいく美しい物語”というまさに宙組男役トップを走り続けるゆりかさんにふさわしい内容です。
ここからは、個人的な見解や意見、ネタバレが含まれておりますのでご注意ください。
ご理解のある方のみこの記事をお楽しみください。
ポンチョ姿の真風涼帆さん
今回数ある撮影シチュエーションの中で私が注目したのが、ゆりかさんが人生で初めて着られたポンチョ姿です。
白いシャツの上にグレーをベースとした幾何学模様に、ループタイ姿が一番撮影現場を沸かせていました。
併せて頭に被っていた白いハットも、ゆりかさんだから着こなせるファッションアイテムだと思いました。
ゆりかさんは、この撮影をとても楽しみにされていたようで、様々なシチュエーションに合わせたお洋服を着ることをエンジョイされていました。
もちろんコロナ渦の撮影なので、たくさんのスタッフさんに感謝の気持ちも述べられていました。
私が思うこの写真集で撮られたコンセプトの中で、青年実業家の人の休日を意識されたシチュエーションが印象的でした。
なぜならゆりかさんが思う青年実業家の休日はこんな感じなのではないかなと思われての撮影シーンで、ホテルの部屋で都会の景色が見える部屋の窓辺に座るシーンや、ベッドで寝ているシーンがリラックスしながらも、寂しさも感じさせる感じだったからです。
そしてそのホテルのベッドに横たわり涙を流す場面もあり、宙組のトップ男役として4年近く走り続けているゆりかさんと重なり、胸が熱くなりました。
その他にも、ゆりかさんのご実家なのではと思うような、宮殿風の階段で皇帝のようなジャケットを着て写真撮影されているお姿は、宙組男役を長年培ってきたゆりか様に相応しい写真の出来上がりになっています。
さらにその宮殿の踊り場で、ロングコートをなびかせるアングルもとてもカッコよく撮れています。
爽やかな写真もあり、先ほど述べたポンチョを着ながら、広々とした野原に大きく腕を広げて生き生きと撮影されたシーンも素敵でした。
これはどの撮影シーンでも見られたのですが、撮影スタッフさんたちと衣装や写真のチェックをされているときは、終始笑顔で皆さんを信頼されているのか、リラックスしながらお話しをされているゆりかさんの姿に、お人柄の良さを感じました。
お花に囲まれたゆりかさんのシーンもあり、男性と女性の大人の魅力を両方感じさせる雰囲気で、真風涼帆としての集大成ともとれる、何とも言えない迫力を感じました。
次の公演は、ゆりかさんが初舞台で立たれたNEVERSAY GOODBYEなので、ファンとしては何とも言えない気持ちになりますが、まだご覧になっていない方はぜひこの写真集「zeitlos(ツァイトロース)」で、男役真風涼帆を感じてください。
今なら撮影の様子を収録したDVD付きなので、皆さんもフォトとムービーを一緒に観て現在のゆりかさんをご覧ください。
コロナ渦の緊急事態宣言中に、東京宝塚劇場での公演を控えたゆりかさんと宙組のことが心配でたまりませんが、シャーロックホームズ、Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-共に素敵な舞台ですので、会話を控え、検温にマスク、手消毒必須で観に行かれるのもいいのではないかと思います。
ゆりかさん、宙組の組子の皆さん、お体を大切に東京公演も走りきってください。