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「ロミオとジュリエット」で宝塚歌劇にハマった時の話

宝塚歌劇についての雑記

2021年、宝塚歌劇団星組率いる「ロミオとジュリエット」が再びカムバックです!

ちょうど10年前、宝塚歌劇の知識ゼロの私は、博多座も近いし、宝塚歌劇ってどんなもんかな?

ロミオとジュリエット(以下ロミジュリ)なら分かるかも?くらいのゆる〜い気持ちで観劇して、まんまとハマったのでした。

ありがとう地方公演!

今回は特に2010年版、ロミジュリの魅力と宝塚ならではのドラマティックな展開にフォーカスをおいて紹介します。

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そもそものストーリー

舞台はヴェローナ。モンタギュー家とキャピュレット家は長年憎しみ合い、争い続けていました。そんな両家を持つロミオとジュリエットが恋に落ち、お互いの愛を誓うのですが、最後は悲しい結末を迎えてしまう、、という史上最高の純愛を描いた作品です。

魅力① 出会いのシーン

やっぱりここですよね!

ロミオは、親友のマーキューシオとヴェンボーリオに無理やり誘われて、事もあろうか憎しみ!キャピュレット家の舞踏会に行っちゃうんですよ。

もうやめときゃいいのに・・・でもこれが、ロミオとジュリエットの出会いの場所になるんです!!

ごったがえした舞踏会。

ロック調の音楽に合わせて踊る演出が、またかっこいいんですよね。

ここでロミオとジュリエットは一瞬で恋に落ち、そして喜びの舞が始まります

その時に流れる曲「天使の歌が聞こえる」も最高に良くて、うっとり〜至福ポイント。ほんとにこれは、天使のしわざでしかないです。。

その後、何といってもロミオがジュリエットに愛を誓う、あの有名なバルコニーのシーン。

両家の名を捨ててまでして一緒にいたい、という強い愛の絆が感じられます。

だって、「僕はもうロミオじゃない、『恋人』が僕の新しい名前だ」って言っちゃってますから。

以下、楽曲「バルコニー〔愛の誓い〕」より抜粋。

ロミオ:月に誓おう
ジュリエット:誓うのはやめて
       月は姿を変える
       あなたの愛も変わる
ロミオ:変わらない愛を2人で育てよう
ロミオ&ジュリエット:この恋の蕾は美しく咲くだろう
           僕たちの愛の恵みを受けて

どうですか?このメロメロな歌詞。
月に誓うあたりなんか、めちゃくちゃロマンティックなんですけど、そこをさらに超えてくるというちえねねの破壊力、恐ろしや。。

魅力②永遠の愛を誓うシーン

ロレンス神父様の立ち合いのもと、2人は永遠の愛を誓います。

ちえロミオがねねジュリエットを見つめる眼差しが、なんとも愛おしい・・。

この時に2人が歌う「エメ」。

はい、もう神です。私はこの初宝塚観劇後、頭からこの「エ〜メエ〜君だけぇ〜を〜・・・」がずっと離れなくなり、サウンドトラック、DVDも購入し、宝塚歌劇団星組柚希礼音コースまっしぐらになりました。

ロミオを子供の頃からよく知るロレンス神父様。

最初は結婚相手がキャピュレットの娘と知った時は困惑していましたが、ロミオのまっすぐで純粋な想いを受け入れ、サポートするところがいいですよね。

さすが宝塚!なエンディング

両家の垣根を超え、ようやく結ばれた2人でしたが、最悪なタイミングが重なり続けてしまい、悲劇の結末を迎えます。

ロレンス神父様からの手紙は届かないし、ロミオはジュリエットが亡くなったと思って自ら命を絶ってしまうし、そしてジュリエットも亡くなるしで、もう散々ですよ。しかしここで終わらないのが、さすが宝塚!

ロミオとジュリエットが横たわる台が、そのまま客席側に向かって起き上がり、まるで絵画のような神々しい2人がそこに!永遠の眠りについたはずの2人が目を覚まし、なんとも美しく、愛に包まれた舞をする、まさに天国。

よく見ると、投げキスをしあう振り付けが!!ここは必見です!最後は幸せな気持ちで満たされます。

だから好きなんだよな、宝塚。

「ロミオとジュリエット」は悲劇が襲いながらも、最後まで「愛」を感じる素晴らしい作品です。

観劇後、ロミジュリ愛が止まらなくなり、ヴェローナまで行ってみたい、とも思いましたし、スタバのコーヒー豆「ヴェローナ」を見ただけでもテンションが上がる、という始末。

さすがに英語版のロミジュリ本は途中で挫折し、まだ完読できていません。