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星組で引き継がれる「ロミオとジュリエット」の歴史

宝塚歌劇を楽しもう

2020年宝塚歌劇団星組の「ロミオとジュリエット」の公演が発表されたことはご存知ですか?

今回は、過去、宝塚歌劇団の「星組」で公演が行われた「ロミジュリ」の紹介をさせていただきます。

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初演「ロミオとジュリエット」

シェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」がジェラール・プレスギュルヴィック氏により2001年にミュージカル化されてから10年目に、日本では小池修一郎先生潤色により、宝塚星組にて初上演されました。

こちらは大劇場・東京宝塚劇場公演ではなく、いわゆる外箱の梅田芸術劇場と博多座での公演でした。

専科の一樹千尋さんを加えての40名での公演でしたね。

ロミオを演ずる柚希礼音さんは当時、研究科12年目でした。

ジュリエットを演じる夢咲ねねさんと、ティボルトを演じる凰稀かなめさんと共にパリを訪れ、当時再演されていた「ロミオとジュリエット」を観劇され、日本での初上演に挑戦されました。

夢咲さんはウィーンでも観劇されていてジュリエットのお役をいただかれてたいへん嬉しそうでした。

宝塚でも上演されてきた「ロミオとジュリエット」ですが、こちらではロミオが白いタイツを履くことなく、おしゃれな衣装にロックなナンバー、見事にまとめきられた星組さんでした。

ベンヴォーリオには涼紫央さん、マーキューシオには紅ゆずるさん、死には真風涼帆さん、そして、日本版で死に対してあらたに作られたお役「愛」に礼真琴さんが抜擢されました。

当時研究科2年、しかも台詞は全くない体だけで表現する、お手本もない難しいお役を無我夢中のように体当たりされていましたね。

再演星組「ロミオとジュリエット」

初演から雪組、月組での再演を経て、2013年に星組での再演。

柚希さんは2010年の初演より、ご自分の年齢が高くなっていること、2組を経て、さらに良いものを作らねばならないプレッシャーなど、ハードルが高くなっての再演と挑戦された公演でした。

この時、さんは、「愛」と「ベンヴォーリオ」を役替わりで演じられました。

10期上級生の柚希さんを相手に親友のお役ベンヴォーリオ、銀橋を渡りながら歌う「どうやって伝えよう」はまだやっぱり若かった!ですね。

そして、新人公演ロミオ礼真琴さん、ジュリエット役は先日退団された城妃美怜さん。お二人共初々しくも初新人公演主演とは思えない、堂々たる舞台だったようですね。

2020星組公演「ロミオとジュリエット」

 そして、やっぱり来ましたね。ことちゃんロミオ。愛、ベンヴォーリオ、ロミオときて本公演ロミオ。

その間にいろんなお役や主演をつとめてきて大きく成長したことちゃんがどんな風に、無邪気に明るい若者と、恋を知り死を意識した若者を演じ分け、「ぼくは怖い」を苦悩しながら歌うのか、とても楽しみです。

ひっとん(舞空瞳)と二人で、優等生ぽくない、体当たりの舞台を期待したいと思います。

余談

ですが、ことちゃん、2019タカラヅカスペシャル星組コーナーでは、「眠れない男ナポレオン」の大合唱のあと「黒豹のごとく」アントニオ・デ・オダリスの「俺の海」を歌い上げました。

往年の星組ファンにとっては突然のプレゼントのような一場面でした♥

。ことちゃんたしかに星を継ぐんだなと実感いたしました。