富山県についてよく知っている人は少なく、この県が日本地図のどの辺りに位置していたか、なかなか思い出せない方も多いと思います。この県は白エビ、ホタルイカ、ブリといった海の幸が豊富で、立山連峰に囲まれたのどかな場所です。
そして、富山県の特徴の一つとして、多くの宝塚スターを輩出していることも挙げられます。
富山とゆかりのある宝塚スターは意外にも多く、しかも、みなさん、宝塚のなかでもトップクラスにご活躍をされているのです。
月組トップ男役を5年間務められた剣幸さん、元娘役トップ夢咲ねねさんは富山県出身です。
現在は、ドラマで大活躍している天海祐希さんのお父さまのご実家は富山県だといいます。
麻尋えりかさんや内田ももかさんも富山県出身のジェンヌさんですよね。
今回は、現在活中の現役スター、月組娘役の海乃美月さんを取り上げたいと思います。
海乃さんは富山県氷見市出身で、彼女もまた富山県を代表するジェンヌの一人なのです。
海乃美月さんと富山県
海乃美月さんは富山県氷見市出身で、幼い頃から体を動かすことが好きでした
バレエを習い、歌も得意だったそうです。
彼女が宝塚音楽学校に入学したのは2009年ですが、氷見市にある市立北部中学1年生の冬に、県民ミュージカルに出演されています。
海乃さんの歌やダンスはともにハイレベルで、舞台上での彼女の輝きは眩いです。
一方で、スラっとした体形や、おちついた顔立ち、そして立ち振る舞いには品格も感じられ、とても素敵ですよね。
中学1年生の頃の彼女の姿は見たことはないけれど、ハイレベルな歌やダンススキルをお持ちだったことに加えて、可愛らしい娘さんだったのだろうな、という想像をおのずと巡らせてしまいます。
海乃さんが目標にしていた宝塚スターは、夢咲ねねさんと愛加あゆさんです。知っている方も多いと思いますが、夢咲さんと愛加さんは姉妹関係にあります。
そして、このお二人も富山県出身です!
海乃さんは同県出身の先輩方の背中をみて、厳しいレッスンに励まれたのでしょうね。
海乃さんは芸名の由来も、地元氷見とどうやら関係しているらしいです。
この芸名の名付けは、親と知人だといいます。「海乃美月」という名前は、ふるさとである氷見市の月や海を思い浮かべて、実家近くの夜の海にうつる月と結びつけて付けられた芸名です。
そんな海乃さんのお父さま松原勝久さんは富山県や、氷見市で大活躍されています。
これまでに、たくさんの役職を務めてこられました。
氷見市観光協会代表理事会長、氷見中央ロータリークラブ会長、氷見市の環境をよくする会会長、県立氷見高等学校非常勤講師といった経歴をおもちであり、氷見のために懸命に働かれてきました。
その活躍は地元氷見を超え、富山県にまで及んでいます。
青少年育成教育指導市連絡会会長もお務めになられたこともあります。
松原さんが氷見市を牽引され、娘の海乃さんが宝塚の月組を牽引されていらっしゃる。
親子揃って大活躍ですね。
海乃美月さんのご活躍
海乃さんは市立北部中学校を卒業後、お姉さまと同じ高校に入学予定でしたが、入学説明会のあとにすぐ、お母さまと宝塚へ行き、宝塚音楽学校を受験します。
おしとやかで可愛らしい海乃さんのイメージとはかけ離れたアクティブさには驚かされます。
この年の受験倍率である約27倍の狭き門を見事にくぐり抜けることができました。
2009年に宝塚音楽学校に入学です。
2011年に97期生として入団し、「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」ではじめてステージに立ちます。(→97期生一覧)
その後、『ロミオとジュリエット』(2012)、『ベルサイユのばら―オスカルとアンドレ編―』(2013)、『風と共に去りぬ』(2015)、『エリザベート―愛と死の輪舞―』(2018)といった名作でご活躍されています。
2017年には『瑠璃色の刻』でヒロインを務められ、その後も何度かヒロインを務められています。
そして、2021年2月には『ダル・レークの恋』でヒロインを務められるので、とても楽しみですよね。
富山県氷見市の誇り!海乃美月さんを応援
富山県氷見市は海乃美月さんを応援しています。
なんと、氷見市には海乃美月さんを応援する応援団があり、氷見市内のサークルとして正式に登録もされているのです。
2019年1月24日にTOHOシネマズファボーレ富山(富山市)で、海乃さんがタイトルヒロインを演じる『アンナ・カレーニナ』の千秋楽の中継ライブビューイングが上映されました。
この時、「氷見出身宝塚スター 皆で鑑賞したい」という思いから、氷見市の海乃美月応援団は30人分のチケット販売を前日から受け付けました。
全国各地のファンだけではなく、地元氷見にも応援団をもっている水乃さん、さすがです!
氷見市にお住まいの方たちにとっても、海乃さんは愛らしくもあり、誇りにも思える存在のようですね。
まとめ
海乃美月さんの出身富山県は剣幸さんをはじめとする数多くの宝塚トップスターを生み出してきました。
そして、現在活躍中の海乃さんも富山を代表するタカラジェンヌさんです。
海乃さんの出身は富山県氷見市。
彼女は立山連峰に囲まれた、海がとても美しい場所で、中学校卒業まで暮らしていました。静かでのどかな田舎町から、宝塚のステージまで努力し、駆け上がった海乃さん。現在は、ステージ上で数々の声援とスポットライトに照らされています。
宝塚入団後も、海乃さんにとって氷見が特別な場所であることに変わりはないようです。
それは、彼女の芸名や、応援団のみなさんの存在にもいうことができます。
海乃さんの活躍は凄まじく、彼女の可愛さや美貌、そしてパフォーマンスはとても魅力的です。上品で美しい顔立ちが印象的ですが、キュートさも備わっています。
2020年2月の月組公演『出島小宇宙戦争』での海乃さんの姿は、女性目線で見てもキュンと惚れてしまいそうになりました。
今後のご活躍もとても楽しみです。
宝塚トップを務められた多くの方たちとゆかりのある富山県に、今後も新たなスターが加わることを期待したいです。