宝塚歌劇団の今年2021年は、現在の東京宝塚劇場が開場してから20周年の記念すべき年です。
スカイステージでは、特別番組「新・東京宝塚劇場開場20周年記念 輝く未来へ!」が放送されています。
また、ネットでは「東京宝塚劇場リニューアル20周年特設サイト」(https://kageki.hankyu.co.jp/tokyotakarazuka20th/)が開設されて、東京宝塚劇場のヒストリーなどが紹介されています。
2001年のこけら落とし公演から、もう20年が経ったのかと思うと、感慨深いです。
私の東京での初観劇が、この新東京宝塚劇場が完成する前の仮設劇場「1000days劇場」でしたので、旧東京宝塚劇場は残念ながら写真や映像でしか見たことがありません。
けれども、新東京宝塚劇場はこけら落とし公演から観劇し、20年の間に何作も観劇している慣れ親しんだ劇場という存在になっています。
今回は新東京宝塚劇場が開場した2001年の思い出などを語りたいと思います。
2001年元旦にNHK生中継があった
2001年元旦にNHKのBS2(現在のBSプレミアム)で特別番組が放送されました。
当時は、毎年元旦に宝塚の舞台が生中継で放送されていたのです。
2001年は、こけら落とし公演の生中継とともに、元旦午前中に行われたオープニングセレモニーの様子(録画)、総支配人の小川甲子さん(元タカラジェンヌ甲にしきさん)による新しい劇場内の案内、こけら落とし公演を飾る月組のトップスター真琴つばささん(マミさん)のインタビュー、さらには全組トップスターさんのメッセージもあったように記憶しています。
とっても盛沢山な内容でした。
ちなみに2001年は翌日の2日には星組の宝塚大劇場公演が生中継されるという大変ありがたい年でした。
お正月に宝塚公演の放送は今でもやっていますが生中継ではないですね。
オープニングセレモニーには、強風の中、全組のトップコンビが緑の袴姿で勢ぞろいし、劇場前でくす玉を割ったりされる様子が映し出されて、ワクワクしたのを覚えています。
この頃はまだスカイステージはなく、ツイッターもない時代ですから、見られないと思っていたセレモニーの様子が見られて、本当にありがたかったです。
舞台の生中継は、まず月組除く4組のトップスターの皆さんの新春口上があったように記憶しています。
その後、祝祭舞「いますみれ花咲く」が開演。
今は亡き春日野八千代さんと先日退団された松本悠里さんも出演されて新劇場の開場を祝う華やかな舞台となっていました。
日本物のショーとは違った新劇場開場を祝う歌と舞という形式でした。
当時まだ若きスターだったきりやん(霧矢大夢さん)のソロがあって、ファンとしてはとってもうれしかったです。
「愛のソナタ」は、オペラ「ばらの騎士」を題材にミュージカル化された作品で、新春らしい明るく楽しいコメディでした。
「愛のソナタ」は著作権の問題がありビデオ化されなかったので、この時のNHKの映像がどれほどありがたかったことか!
この公演は、新東京宝塚劇場のこけら落とし公演でありながら、真琴つばささん(マミさん)の退団公演でもあったので、なおさら貴重な映像となりました。
初めての新東京宝塚劇場
2001年の1月中旬に初めて新東京宝塚劇場で観劇しました。
実はその日は朝から雪が降っていて、地方在住なのですが家から劇場まで道中ずっと雪だったという雪の印象が強くなってしまっています・・・
雪の中なんとかたどり着いた新東京宝塚劇場は、キラキラ輝いていて一気にテンション上がりました。
入ってすぐに赤い絨毯の階段、そして豪華なシャンデリアが、きらめく夢の世界へいざなってくれました。
生で観る月組の皆様の舞台は華やかで、楽しくて、大満足でした。
テレビで見た初日から数日経って、アドリブなどもたくさん入り、より楽しくなっていたことを思い出しました。
観劇後は、キャトルレーヴに寄って、マミさん監修のハンカチを購入したことをよく覚えています。
20年間に上演された公演は・・・
「東京宝塚劇場リニューアル20周年特設サイト」には、20年間に上演された公演のポスターがすべて紹介されています。
暇にまかせて数えたところ、2020年までに173作が上演されたようです。(たぶんです)
今上演中の「アナスタシア」は174作目の公演ということになります。
その内私が東京宝塚劇場で観劇したのは40作品でした。
地方在住のボンビーなファンですし、宝塚から離れていた時期が数年あったので、自分的には案外多いなぁという印象です。
2019年はご贔屓様の退団があったので、私史上最高回数観劇しています。(作品数でなく回数)
そして、2020年はコロナ禍のため、一度も東京へ行けませんでした。(涙)
今年は見たい公演がいろいろあります。
残念ながら年末からコロナ感染者が増え続けており不安定な情勢です。
コロナが落ち着いたらきっと東京宝塚劇場で生の舞台を楽しみたいと願っています。
今はライブ配信で観劇して、東京宝塚劇場20周年をお祝いしたいと思います。