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千秋楽・珠城りょう&美園さくらのあっさりした関係

宝塚歌劇を楽しもう

宝塚歌劇団月組トップコンビ退団公演の千秋楽ライブ配信が6月21日に行われました。

最近は、「千秋楽をライブ配信で見る」ということが恒例になっている私です。

トップスターさんや人気スターさんの退団公演が続いているので、見逃せません。

未だに、観劇のための遠征ができない私は、このライブ配信だけが頼みの綱になっています。

自分のことだけでなく、家族のことなど考えるとどうしても無理はできないのです。

さて、ついに珠城りょうさんと美園さくらさんの退団公演宝塚大劇場千秋楽の日がやってきました。

トップコンビの他に7名の退団者、さらには専科へ組替えの2名、計11名が月組から去ります。

多いですね。なんとも寂しいです。

けれども、公演の中止などはなく、無事に千秋楽を迎えられたことは、本当に良かったです。

花組の無観客千秋楽はとても辛かったので、今回は普通に千秋楽が迎えられたことが何よりもみんなにとっては幸せなことだと思いました。

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「桜嵐記」

るうさんの「南北朝時代はご存知でしょうか?」というセリフから始まり、大まかな時代背景の説明があったので、すごく入りやすかったのですが、いざお芝居が始まると、この方は南朝?北朝?と人物の理解に時間がかかりました。

スカイステージで桜嵐記の関連番組を見て、多少予習をしておいたつもりでしたが、だめでした。(私の記憶力の問題ですね···)

お芝居早々に登場し、やたら名前が出てくる「師直」。

悪役ということはすぐわかりましたが、足利尊氏(風間柚乃さん)の一番の家臣ということを後になって理解、しかも誰が演じているのかわかりません。

そういえばTwitterに「ゆりちゃん(紫門ゆりやさん)と気が付かなかった」というつぶやきがあったことをふと思い出し、ゆりちゃんなの?と、何度もお顔を確認するも確信が持てないほどの作り込み!

ゆりちゃんの力の入りようが違いました。

ストーリー展開とともに、だんだん理解するけれど、突然過去が現在と混在するような場面もあり、初見では難しかったです。(私の理解力の問題···です)

それにしても、楠木3兄弟が素敵すぎて、3人が揃ってポーズをとるだけで、その美しさにくらっとしました。

この3人の配役は大正解ですね。

父の「正義」を受け継いで真っすぐに進む長男正行(珠城りょうさん)、

兄と共に正義のために戦う決意をする次男正時(鳳月杏さん)、

自由に物事を捉える末っ子正儀(月城かなとさん)

美園さくらさん演じる弁内侍は、北朝との戦いで家族を失い、孤独な女性。

復讐のために命を投げ出そうとしていたところ、正行に助けられ、正行の懐の深さにひかれていきます。

お芝居の中で何度も大きな瞳から涙があふれていました。

それにしても、後醍醐天皇(一樹千尋さん)の怨念のような声を聴くだけで恐怖感を覚えました。

後醍醐天皇の呪縛から逃れられない正行や後村上天皇(暁千星さん)が向かう未来には、勝利はない···

負けるとわかっていながら最後の戦いに挑む正行。

弁内侍との最後の別れの場面がことさら美しく、涙を誘われました。

もし東京公演観劇に行けるなら、もっと物語の中に入り込んでしっかり観たいなと思いました。無理ですが。(涙)

「Dream Chaser」

Dream Chaserとは夢を追い求める人のこと。

次々とスターが登場して、月組はスターがそろっているなぁ~などと思っているうちにあっという間にパレードになってしまったような気がします。

トップコンビの後ろに、月城さん鳳月さん暁さん風間さんの4人がそろう場面なんて超最強ですね。うっとりです。

鳳月さん·暁さんは大活躍されていました。

月城さんが若手を引き連れてのK-POPの場面もよかったです!!

美しさと怪しさと切れのよいダンス!

次期トップの月城さんに期待感増し増しです。

さくらちゃんと鳳月さん、さくらちゃんと暁さん、珠城さんと海乃さん、トップコンビじゃない組み合わせのダンスがたくさんあったような気がします。

トップコンビのデュエットダンス後にパレード···じゃなくて、珠城さんと男役スターさんたちのダンスがあり、仲良さげな男役からのパレードが珍しかったです···

組長るうさんや専科に異動のゆりちゃん·ぽんちゃん(輝月ゆうまさん)もいて、男役だけでの友情たっぷりな場面はよかったです。

でも、やっぱりトップコンビのデュエットダンスで、ラブラブな感じで大拍手からのパレードの方が私は好きです。

さくらちゃんがエトワールだからこういう構成になっちゃたのかな。

「サヨナラショーと退団者挨拶」

サヨナラショーは、懐かしい思い出の曲ばかりで、その当時のことを思い出して涙しました。

アーサー王伝説から始まって、カンパニー·グランドホテル·エリザベート·ALL for ONE

などなど···そして最後はBADDYです!!

明るく締めたサヨナラショー、よかったです。

そして、退団者一人一人からのご挨拶。

全員が涙されていました。

珠城さんは、挨拶では明るい笑顔でしたが、その後のカーテンコールでは何度か涙される場面がありました。

恒例の退団者一言コーナーとか、月組ジャンプとか、何回もカーテンコールあってからの緞帳前にトップコンビ登場とかありましたが、なんだか、あっさりと進んでいった感じがします。

たまさくのカップルはラブラブ感をあまり出さないまま、緞帳前でもあっさりと終わりました。

このところ、ラブラブな熱いトップコンビの退団を見ていたせいか、なおさらあっさり感が際立ってしまった感じです。

そういところが、珠城りょうさんらしいといえばらしいのでしょう。

でも、いろいろ思いや感情を出してくれた方が、ファンもうれしいので、東京公演千秋楽では、珠城さんもさくらちゃんも感情を思い切り出してほしいなぁなんて思いました。

東京公演は、7月10日~8月15日です。

東京公演も無事に全公演できますように、9名の皆様が無事にお客様の前で退団できますように心からお祈り申し上げます。