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宝塚歌劇「トップ路線」に乗るために必要不可欠な新公主演(ヒロイン)

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇団の新人公演。新型コロナの影響でしばらく中止となっていましたが、ようやく桜嵐記から再開され、ひとつまた通常の公演が戻ってきましたね。

毎年40人前後の入団者を迎える宝塚の中で「この中の誰がエース級なのかしら?」と判断していく基準としては、新人公演が最も明確と言えます。

入団時に成績上位だったからといって絶対にスター候補というわけでもありませんし、逆に成績は下位のほうでも舞台に立ったらすごく魅力的、という生徒さんもいます。

そのあたりの判断は各組のプロデューサーに委ねられているのだろうと推測します。

では、新人公演の主演(ヒロイン)回数というのは、本当にトップ就任率と比例しているのでしょうか?現在の5組のトップコンビや歴代トップさんのデータをまとめて、新人公演とトップ就任の関係性を深掘りしてみたいと思います!

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【花組】ヒロイン0回の仙名彩世さんにびっくり!

男役さん、娘役さんともに平均的な回数かなと思いますが、仙名彩世さんだけがなんと異色の0回!

別箱単独ヒロインは2度ほど経験していますが、新人公演ヒロイン経験のないトップ娘役は、当時32年ぶりだったそうです。

トップ娘役さんは特に、その時のトップさんのご指名による就任という面もかなりあるようなので、明日海さんたっての希望だったと推測します。

つまり、トップ娘役になるには、タイミングや運にもかなり左右されるようですね。

【月組】対照的な瀬奈さんと珠城さん

珠城りょうさんは、研9でのトップ就任に相応しい主演回数です。

当時、珠城さんよりずっと上級生の路線スターさんがたくさんいたのに、一足飛びにトップ就任したことはファンをかなり驚かせました。

珠城さんと対照的なのは、瀬奈じゅんさん。

新公時代、ご本人はあまり本腰を入れてトップを目指していたわけでもないらしく、割とのんびりと与えられたものをこなしていたそうなんですが、ある日プロデューサーから「トップを目指す気があるのかないのか?」と問い詰められ、そこでようやくスイッチが入ったというエピソードを話されていた記憶があります。

ということは、「あとは本人のやる気だけ」とプロデューサーが思っていたくらい、男役としての資質や魅力が溢れていたのでしょうね。

【雪組】音月さんと彩風さんの2強!

やっぱりなんといっても音月さんと彩風さんの5回が燦然と輝きますね。

しかも組替えをしたわけでもなく、雪組でずっとその時代の新人公演主演を射止め続けたというのがまたすごい!

その時代の新公メンバーとしては「もう自分にはチャンスはまわってこないんだろうな…」なんて思っていたのでしょうか(^^;)

しかし、音月さんは丸2年という短い在任期間となってしまいました。

当時の劇団にショッキングな事件があった時期であったり、本来ならば音月さんよりひとつ上の番手スターさんが次期として就任を待っていましたが、劇団の意向により音月さんが飛び級で就任したという経緯もファン離れを招いてしまったように思いますね。

せっかく肝いりで育てあげた御曹司のスターさんでも、采配を間違えるとご本人のモチベーションに関わってしまいますから、難しいところですよね。

【星組】エリートとたたき上げが混在

入団時の成績は安蘭さん首席、柚希さん次席、礼さん首席、とエリートで育ってきたスターさんの就任が多いですね。

一方で、紅さんはご本人もいろいろなところで「信じれば必ず夢は叶う!!」と力強くお話しされているように、とにかく根性でトップを射止めたスターさん。

成績下位ながらも、その抜群のキャラクターで組内からもファンからも愛され、「宝塚は実力がすべてじゃない」ということを証明してみせた稀有なスターさんです。

【宙組】0.5回でも素晴らしいトップになった大空さん

大空さんは単独としての新公主演もなく、トップ就任もかなり待たされた印象ではありますが、最終的には相手役さんにも恵まれ、いい作品にも恵まれ、素晴らしいトップさんになられたように思います。

しかし、宙組は創設20年を超えるも、いまだに生え抜きスターが輩出されていないという現状も気になります。

雪組の彩風さんのように「組がじっくり育てあげた御曹司」というトップさんがまだいません。

なぜだろう?と思い、宙組の新公主演者を一覧にしてみました。

なんと、宙組誕生の1998年から現在まで、新公主演者の中でトップになったのは今のところ早霧さんだけでした!

しかも宙組ではなく、雪組での就任です。

なぜ宙組ばかりトップに就任せず退団されてしまうのか、深読みすればいろいろな内情もあるように思いますが、やはり「身長」がネックなのかなという考えに至ります。

宙組は170センチ超えのスターさんが多いということで、トップさんたちも長身揃い。

そうなってくると衣装も高身長が映えるものが用意されるでしょうし、同じ役を演じる新公主演者も似たような身長の生徒さんの中から選ばれるということですから、「高身長しばり」という条件が首を絞めているような気がしますね。

『新公主演回数=人気トップ』というわけではない?

宙組の新公主演者のトップ就任率の低さや、5回以上も主演して満を持してトップ就任したと思ったら2年ほどですっぱりと辞めてしまった大和さん音月さん、かと思いきや瀬奈さんや大空さんのように、1回以下でも大人気のトップさんになって大輪の花を咲かせるスターさんもいらっしゃいます。

しかも、元雪組のトップ・朝海ひかるさんは新公主演を一度もしないまま、研11という早い学年でいきなりトップ就任しましたし、イレギュラーも充分ありえるということですね。

娘役さんに関しては就任時の学年にもよったり、トップさんのご指名なども絡んでくるので、仙名さんの例のようにヒロイン回数はあまり関係なく、運とタイミングの比率がかなり高いと見受けられます。

現在の新人公演メンバーの誰が数年後のトップスターになるのか、ヅカ友さんたちと予想し合うのもヅカファンの醍醐味の一つ。この記事を参考にぜひ議論を楽しんでみてください!