宝塚歌劇ファンが待ちかねた、宙組新トップコンビがようやく発表されましたね。
芹香斗亜さんが新トップスターになるのは、皆さんがわかりきっていた通り。
春乃さくらさんが1月の芹香さんのディナーショーに参加されていたのは、トップ娘役への布石だったのでしょうか。
ディナーショーと言えば、先月末にファンを驚かせた発表に、月組鳳月杏さんのディナーショーの開催があります。
2番手のディナーショーとなると、開催される理由を色々と考えてしまいますね。
今回は鳳月さんのディナーショーについて、考察してみたいと思います。
あくまで個人の考えですので、ご理解のある方だけお読みください。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
2番手のディナーショーは3タイプ
ざっくり分けますと、2番手のディナーショーは3タイプに分かれます。
１. トップ前のディナーショー
２. 退団前のディナーショー
３. 大きな意味を持たないディナーショー
トップ前のディナーショーは、前述した芹香さんの『KISS －kiki sing&swing－』ですね。
退団前のディナーショーと言えば、最近話題になったのは元星組2番手スターの愛月ひかるさんの『All for LOVE』でしょうか。
愛月さんの男役としての集大成を見せていただいた、本当に素敵なディナーショーでした。
大きな意味を持たないディナーショーというと、ちょっと語弊があるかもしれませんね。
組替えのタイミングだったり、2番手をある程度務めた後などに行われます。
これは鳳月杏さんご自身の『NEXT ONE』でしょう。
鳳月さんが花組から月組へと組替えするタイミングで行われました。
最近ですと、水美舞斗さんが花組から専科へと異動になる餞別としてのディナーショーが発表されました。
「鳳月さんも専科に?」と考えてしまいますが、現在の月組を考えればそれはないと思われます。
専科もスターさんばかり集めては、またファンからの批難が集中することになってしまうでしょう。
気になるのが『anan』の法則
では、鳳月さんのディナーショーはどのパターンなのか。
そこで気になってくるのが、「『anan』の表紙になると退団する」説です。
これまでの例を紐解いてみましょう。
『anan』の表紙を初めて飾った現役タカラジェンヌは、元雪組トップスター望海風斗さんです。
望海風斗さん
2020年5月20日発売号に掲載、2021年4月11日退団
真風涼帆さん
2022年7月6日発売号に掲載、2023年6月11日退団予定
柚香光さん
2022年12月14日発売号に掲載
月城かなとさん
2023年2月1日発売号に掲載
望海さん、真風さんと、偶然かもしれませんが掲載の11か月後に退団されています。
『歌劇』占いで年内退団かと噂された柚香さんの場合。
『鴛鴦歌合戦』の東京公演は9月～10月で、『anan』の10か月後に千秋楽と、これまでと不思議な一致を見せています。
退団確定かと思いましたが、「前楽に貸し切りが入っている」という理由で、ネットでは『鴛鴦歌合戦』での退団説が解消されたと話題になっています。
この件に関しては、以前に似たような感じで団体が入り、宝塚ファンが阿鼻叫喚になったことを思い出します。
その時の叫びは圧倒的に、「なんでファンじゃない人が見るの??」でした。
今回、宝塚友の会とVISAでの合同貸し切りと知り「ファンならいいと劇団が考えたのかも」という嫌な予感が拭えずにいます。
劇団があの時のファンの猛抗議を忘れたわけではないでしょうと、思いたいです。
『歌劇』占いで年内退団説が上がり、『anan』で『鴛鴦歌合戦』退団説が補強された状態でしたので、まだ不安はゼロではありません。
元雪組トップスター早霧せいなさんの退団公演『幕末太陽傳』と重なる演目だったのも、退団説に信ぴょう性を与えていましたね。
とはいえ、「『anan』の表紙になる退団する」説ごと消えたわけではありません。
柚香さんの場合、水美さんの専科異動で、永久輝せあさんへの引継ぎがカウントダウンに入っています。
つまり、月城さんにも退団フラグがちらついているのです。
月城さんの人気は高いですから、本来ならもう少し長くトップをされる気がします。
やはり健康不安がありますので、短くなってしまう可能性も捨てきれません。
鳳月さんのディナーショーは、トップ就任前のディナーショーである説が考えられます。
退団はあり得ない
退団前のディナーショーの可能性は、まずないでしょう。
理由は愛月さんの『ALL for LOVE』も瀬戸かずやさんの『Gracias!!』も、遡って美弥るりかさんの『Flame of Love』も、退団公演の宝塚大劇場と東京宝塚劇場との間で、開催されているからです。
退団前のディナーショーのメンバーは、生徒の意思が尊重されると聞きます。
3分割公演ではメンバーが限られてしまいますから、退団のはなむけであるならこの日程では行わないと考えます。
第三可能性は?
『anan』の法則が少し怪しくなった今、意外とあり得ると思うのが「大きな意味のない純粋なディナーショー」説です。
コロナで収益が減った劇団が、3分割公演で効率よくチケットを捌こうとしていたら?
人気のある鳳月さんにディナーショーを割り振っても、おかしくありません。
水美さんの一回目のディナーショー『Aqua Bella!!』が3分割公演の時だったことを考えると、意外とありそうです。
しかし2番手時代に複数回ディナーショーを行うのは、レアケースです。
2回目ともなると、やはりトップ前のディナーショーかと期待してしまいますね。
もちろん、タカラジェンヌとして4回のディナーショーを行った元星組スター涼紫央さんの例がありますので、一概には言えません。
トップの可能性もあり! なディナーショー!
結論を申し上げますと、トップ就任前のディナーショーの可能性は大いにあり!
退団前のディナーショーではない。
……ということになります。
どちらにしても、鳳月さんのディナーショーは素敵に決まっています。
以前はディナーショーと言えば、ファンでもリアルタイムで拝見できないことの多い、超難関チケットでした。
現在は配信もありますので、多くのファンが同時に楽しむことができます。
ディナーショーの詳細が発表されるのを、静かに待ちたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
