来年4月から5月の星組大劇場公演は、「めぐり会いは再び next generation－真夜中の依頼人－」「Gran Cantante!!」と発表されました。
「めぐり会いは再び next generation－真夜中の依頼人－」は、「めぐり会いは再び」で礼真琴さんが演じていたヒロインの弟、ルーチェ・ド・オルゴンが主人公のスピンオフというかオリジナル新作ミュージカル作品になるようです。
かつての星組で大ヒットし、すぐにパート2が作られた「めぐり会いは再び」の新作となれば、期待しかありませんね。
成長したルーチェに会えるのも、楽しみです。
またヒロインの可愛らしさが爆発していた前作、舞空瞳さん演じるアンジェリークがどんな女性になるのか、どんなお衣装なのか、考えるだけでワクワクしてきます。
今回は「めぐり会いは再び next generation－真夜中の依頼人－」への期待を書かせていただきます。
あくまで個人の感想や考察になりますので、苦手な方はご遠慮ください。
最後までお読みいただければ、嬉しいです。
過去の作品はどんな作品だった？
「めぐり会いは再び」がどんな作品だったか、宝塚ファンの皆様はご存じだとは思いますが、簡単な復習をさせていただきます。
「めぐり会いは再び」「めぐり会いは再び 2nd」は、柚希礼音さんがトップ時代の星組で上演されました。
ゴールデン・コンビと呼ばれた柚希礼音さん、夢咲ねねさんの息ぴったりの演技と、キュンとする場面の多さ、ハッピーな展開でファンが夢中になった作品です。
原作は、フランスの劇作家マリヴォーによる名作喜劇「愛と偶然との戯れ」です。
貴族の男女が結婚相手を観察するために、お互い召使に扮したことから起こる騒動を描いたものです。
絢爛なお衣装に、すれ違いの面白さ、作品の展開も早く、見どころの多い作品でした。
2ndでは二人の結婚式前夜から、当日までのドタバタが描かれます。
ちなみに花組バウホール公演の「君に恋してラビリンス！」も、同じ原作を現代風にアレンジしたコメディだそうです。
こちらは作・演出中村暁先生、「めぐり会いは再び」は小柳奈穂子先生という違いがあるのですが、宝塚向きの作品なのかもしれないですね。
礼さん演じるルーチェは、夢咲ねねさんが演じていたヒロイン、シルヴィアの弟になります。
英真なおきさんが演じていたオルゴン男爵には四人の子供がいて、上から
マリオ・ド・オルゴン(涼紫央さん)
アルビレオ(妃咲せあらさん)
シルヴィア(夢咲ねねさん)
ルーチェ・ド・オルゴン(礼真琴さん)という順番になります。
礼真琴さん以外の三人は、退団されている方なんですね。
当然ですが主人公であった柚希礼音さん、その従者役の紅ゆずるさんも退団されています。
そして以前の二作では物語のキーパーソンとなった劇作家のエルモクラート、真風涼帆さんは現在宙組トップです。
その為か「めぐり会いは再び next generation－真夜中の依頼人」は前作とは異なり、探偵事務所が舞台となり、ミステリー仕立てのラブコメディとなるそうです。
以前の愉快でハッピーな雰囲気だけではなく、ミステリー要素まで入るとなれば、もう楽しいに決まっています。
ジェットコースターのようなワクワクが、また体験できることを期待しています。
また前作では、作中でいくつものカップルが誕生しました。
今作でも幸せなカップルがたくさん生まれたらいいな、と思います。
「めぐり会いは再び」は架空の王国が舞台ということもあり、お衣装がカラフルで、ゴージャスで、見ているだけでも楽しくなるものでした。
特に夢咲ねねさんのお衣装が可愛らしく、ふわふわのツインテールと相まって、天使の愛くるしさで話題になったのを覚えています。
娘役さんだけでなく、男役さんもキラキラしたお衣装でとても素敵でした。
宝塚ならではの、観ているだけでも胸がときめく美しい世界が楽しめることを、期待しています。
星組は「ダンディズム!」「王家に捧ぐ歌」「めぐり会いは再び」と、再演、続編が続きますね。
宙組でも「NEVER SAY GOODBYE」、「バロンの末裔」、「アクアヴィーテ!!」と、続いています。
このコロナ禍で、宝塚も休演や、一部座席の販売見合わせが行われました。
また最近のチケットの取りやすさは、心配になってしまうほどです。
その点、再演だと経費が安く済むのかな、と余計な心配をしてしまいます。
宝塚がお衣装を長く保存するという話は、生徒さんが度々されていますね。
再演なら衣装もかつてのものを多く使えるでしょう。
小道具なども保管されているかもしれません。
「NEVER SAY GOODBYE」初演の和央ようかさんが、作中で使っていたカメラを先日Instagramにアップされていたので、すべてが保管されているわけではないとは、わかっています。
再演なら、脚本も多少の調整で済むでしょう。
スピンオフやショーの再演ですと、使いまわせる曲も多いでしょうし、これからしばらくはこの傾向が続くのでしょうか?
もちろん名作の再演、リニューアルは大歓迎です。
「ダンディズム!」は大好きな作品なので、ドキドキしながら待っています。
「王家に捧ぐ歌」は、先日二代目ラダメスの朝夏まなとさんが、現役時代のラダメスの写真と、現在上演中の「王家の紋章」のアイシスの写真を並べてInstagramにアップされました。
それを拝見して「王家に捧ぐ歌」をまた観たいなと思ったところでの発表でしたので、本当に嬉しかったです。
宝塚を応援したいので、再演だけでなく、劇場に足を運びづらいファンのためにも、もっと物販にも力を入れて欲しいぐらいです。
劇団四季のようにクラウドファンディングして欲しいという声も、一時期上がっていましたね。
私はすでに「めぐり会いは再び」のDVDを購入済みなのですが。
まだ見たことがないという方は、1作目も2作目も楽天TV、PrimeVideoなどで観られますので、予習と応援を兼ねて、ぜひご覧ください。
胸キュン必至の、ジェットコースターラブコメディです。
この続編が礼さん、舞空さんのコンビで観られる日が、楽しみですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
