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花組・星組気になる二番手と95期

宝塚歌劇についての雑記

2021年も残り1か月半を切り、艱難辛苦を乗り越えてきた「宝塚観劇ライフ」の1年を振り返ることも多くなってきました。

そんな1年の本公演でトリを務めるのが、宝塚・花組、東京・星組になっています。

宝塚大劇場では、先日、花組公演『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』の初日の幕が上がりました。

柚香光さん・星風まどかさん花組新トップコンビの宝塚大劇場お披露目公演ということで、初日のご挨拶も華やかに、そして、れいちゃんのまどかちんへの気配りが、こりゃまたファン心をくすぐる光景となっていました。

しかし、そのパレードで気になったことがありました。

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水美舞斗さんが二番手羽根ではなかった不思議

花組の二番手確定かと思われていたマイティー(水美舞斗)が、背負って大階段を降りてきたのは、なんと
二番手羽根ではなく小さな三番手羽根だったのです。

しかも、ひとこちゃん(永久輝せあ)と同じ羽根とは…結構、私の中ではショッキングな出来事でした。

マイティーと言えば、瀬戸かずやさんが退団後『銀ちゃんの恋』で単独主演“花組二番手”として堂々と、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで公演し、KAAT神奈川芸術劇場で東上も済ませました。

なのに…なぜ…

確かに、今までも、マイティーとひとこちゃんの番手に関して、「別格」とか「同列」とか様々な見解がありましたが、番手を推測することができる『2022年カレンダー』をはじめ『歌劇』や『GRAPH』でも二番手扱いとして掲載されていましたので、マイティーの“花組二番手”が確定したと思っていましたし、そう感じていた人も多いと思います。

花組二番手問題は、まだ解決していないのでしょうか?それとも同期がトップだからなのでしょうか?

今までも、ファンが理解できない数々のビックリ人事をしてきた歌劇団のことですから、まだまだ何かあるのではないかと不安になってしまう今日この頃です。

瀬央ゆりあさんの立ち位置はどうなるのか

そうなると、同じ流れを歩んできている花組と星組なので、星組の瀬央ゆりあさん(なおちゃん)が心配でなりません。

2022年2月公演予定の『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』でやっと東上が決まりました。

ファンの皆さんは、2回目のバウホール主演『龍の宮(たつのみや)物語』で東上がなかったことに落胆をしていましたので、待望の東上で、いよいよ「次は二番手羽根か?!」と目を輝かせていることと思います。

星組は、他の組と多少状況が異なり、95期生以降の路線スターが育っていないというのが目下の悩みです。

現在、路線スターと思われているのは、赤さん(綺城 ひか理)、ぴーすけ(天華 えま)、かりんちゃん(極美 慎)それに、新公主演を果たした、ちゃりお(碧海 さりお)とあまと(天飛 華音)が追従する形となっています。

みんないい役者さんなのですが、もう一つ抜け出す何かが足りないと、観ている側は感じてしまいます。

そういった状況から、なおちゃんが2018年以降、バウホール公演の主演を3回も務めざるを得なかったのだと思います。

こっちゃん(礼真琴)が早くに抜擢され、どんどん実力を開花させる中、その同期に刺激を受け、必死に努力を重ねて今の位置に上ってきたのです。

そういう組事情と、本人の努力がある中だからこそ、愛ちゃん(愛月ひかる)が退団後の次回本公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』では、二番手として大階段を降りてきて欲しいという思いが強くなっているのです。

『トップ・二番手同期コンビ』も有り?

これまで、歌劇団の人事で、同時期に「トップと二番手が同期」という組み合わせはありませんでした。

過去には、花・雪・月・星の4組体制の時に、71期生の愛華みれさん、轟悠さん、真琴つばささん、稔幸さんの4名が同時期にトップスターとなって活躍されていたのは有名な話で、とても話題性がありました。

一時期、5組揃って95期生をトップに並べるのではないか?という憶測も飛び出していましたが、現状では微妙な状況になりつつあると思っています(難しいとは思いますが、タカラヅカスペシャルに95期生がトップとして揃う姿を見たいという、期待はしているんです…)。

ただ、先ほども述べたように、歌劇団のビックリ人事は「何時・何処で・何が起こるか」わかりませんので、何事もないことを祈るばかりです(何と言っても、あの元月組プロデューサーが理事長ですから…)。

歌劇団には、組み合わせの不文律があるのでしょうか?

マイティーは『はいからさんが通る』『Cool Beast!!』で、なおちゃんは『鈴蘭』『阿弖流為』『眩耀(げんよう)の谷』『VERDAD(ヴェルダッド)!!』で、二番手のポジションをしっかり務めた経歴を持っていますので、それぞれのトップとの相性は、既に折紙付きだと思うのです。

そう考えると『トップ・二番手同期生コンビ』というのは、話題づくりという意味でも、新たな売り出し方という意味でもありなのではないかと思います。

思います…と言うよりは、
花組:かれいちゃん×マイティー
星組:こっちゃん×なおちゃん
の組み合わせを切に願っております(笑)

どんぐりの背比べ…って、高いレベルでのね!

95期生は音楽学校時代、先生から「どんぐりの背比べ」と評されていたは有名な話しです。

そんな「どんぐり」たちから、既に、礼真琴・月城かなと・柚香光のトップスター3名、実咲凜音・妃海風・愛希れいかのトップ娘役3名(3名とも既に退団)を輩出しています。

トップが排出されない期もある中で、現時点で6/45という数字が驚異的であることはわかります。

今回の気になる二人、マイティーとなおちゃんの他にも、次席入団の実力に加え信頼感が高いが故、ちえさん(柚希礼音)から「まこっつぁんのことは頼んだ」と、こっちゃんを支える使命を授けられたこりんちゃん(ひろ香祐)。

歌・ダンス・お芝居を卒なくこなし、宙組の三番手にしっかりと位置付けているずんちゃん(桜木みなと)。

95期生初の専科生、あの存在感で全組をしっかりと支えるポジションになったまゆぽん(輝月ゆうま)。

劇団屈指のイケメン、「今何時?お前にマジ」の名言で有名な、雪組の“二番手羽根”を背負ったあーさ(朝美絢)。

などなど、これ以外の方々も、皆さん各組の中核を担っていますので、「どんぐりの背比べ…って、どんだけ高いレベルの背比べなんだっ!」と思わずにはいられません。

今回は、花組・星組の二番手問題の気になる点を、95期生を中心にほぼ個人的意見で書かせていただきましたが、他の組にもたくさん気になるスターさんがいらっしゃいますので、引き続き楽しんで「宝塚観劇ライフ」を送りたいと思います。